B.B.B. 学園編
13の馬鹿 〜間違った体育大会 前編〜



これは、馬鹿とその仲間たちの巻き起こす『理不尽で不可解な行動』を纏めた物語伝説である……
学校行事の金字塔と言えば体育大会と文化祭と長期休暇(ちょ、3つめ違うだろ!)……さて、今回はその1つ
……体育大会がテーマなのだが……どうなることやら……
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
ガウンッ
*「ヒィ〜〜、わ、分かった……分かった!分かったから……君の言うとおりにしよう……私が許可する」
突如の銃声と漢の悲鳴が聞こえる……そう、これが全ての始まりであったのだ……
・
・・
・・・
銅鑼言ドラゴン中学・3−B
ガラガラッ
嘉禎京氏かてい・きょうし「おっし!みんな席につけ!3秒以内に座らないヤツぁ殺す!」
ドタバタッ
と、3秒以内に座席に座る生徒一同
※ってかそんなにせかすのなら普通は逆に時間がかかると思うんだが……
京氏きょうし「あ〜〜、もう直……でもないが、体育大会だな〜〜」
生徒「先生、団の構成とかはどうなっているんですか?まだ聞いてないんですが……」
京氏きょうし「今から言う!あ〜〜、まず赤だが、馬鹿、奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ……であってだな……青は……であり
 ……黄色が……で、残りは緑だ!分かったか!!」
一同(何か戦力が偏っているような気がするんだが……)
京氏きょうし「ちなみに俺は赤を担当する。いいか!赤になったヤロウども!『絶対勝利』を誓え!さもないと殺すぞ!」
赤団一同「ひぃい……」
阿呆「え!?先生……なんで俺が赤に居ないんですか!?」
ダンダンッ
京氏きょうし「黙れ!貴様が居るんじゃ勝てる死合も負けるわ!」
銃弾2発打ち込んで叫ぶ教師
阿呆「しどい……」
一同(ってか自分の団だからそんな戦力を偏らせたのかよ……)
※ちなみに序盤で聞こえた銃声とか悲鳴はそれを校長に公認させるための脅しであります。(う〜〜わ〜〜)
京氏きょうし「あ〜〜、そうそう、もう1つ……赤以外の団員は『絶対敗北』を誓え!さもないと殺すぞ!」
赤団以外全員「んなっ!?そんな勝手な!!?」
京氏きょうし「死にたいか?ああん!?」
ジャカッ
困ったときの拳銃頼み……
赤団以外全員「い、いえ……何でもありません……」
京氏きょうし「おっし!では朝学活を終わる……いいかぁ、赤団のてめぇら……負けたら地獄見るぞ!!」
赤団一同「うひぃいい〜〜〜」
と、言うわけで仕組まれた体育大会への歯車は動き出した……
翌日
銅鑼言ドラゴン中学・グラウンド
京氏きょうし「おし!ヤロウども!まずは走る特訓を行う!赤団は各自この500kgのリストバンドを手足に付ける
 こと!」
一同「って合計2tも付けさせる気ですか!!?」
京氏きょうし「ああ?コレつけて42.195kmを1時間以内に完走してもらわないと勝利のしの字も見えんぞ!!」
一同「その前に死とか地獄とか三途の川が見えます!絶対に!!」
京氏きょうし「ああ!?テメェらそれでも人間を超えたいと思った存在じゃねぇのか!」
一同「違います!!」
京氏きょうし「なぁにぃ!?」
ジャカッ
拳銃を突きつける京氏きょうし
一同「う……うひぃいい〜〜〜!!」
と一同が怯える中、1人が勇敢にも立ち上がる
生徒「せ、先生……」
京氏きょうし「ああん?何だ!?」
生徒「無理な特訓をして体を壊したら元も子もない……と思うのですが……」
京氏きょうし「……フム。なるほどな……確かにそれはいえるな……」
拳銃を納める教師
一同(助かった〜〜〜、委員長!ナイス!!)
京氏きょうし「じゃ、各自トレーニングを行うこと!いいか!当日に体を壊しただの生理痛だのは認めんぞ!殺すからな
 ……分かったか!!」
女子一同「何でですかぁ!!いくらなんでもそれは無理ですよ!!」
京氏きょうし「ああん!?ベッドの上で『ふ』の付く死に方したいか!?」
女子一同「なっ……セクハラです!!」
京氏きょうし「服毒死だコノヤロウ!!……何を想像しているんだ!このエロスどもが!!」
※桜塚やっくんかよ!!
……ってなわけで……体育大会は始まる……のだ……う〜〜む、一体……どんな展開が待ち受けて
いるのか……実に不安だ……


続

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