B.B.B. 学園編
7の馬鹿 〜剣の道をく者! 後編〜



馬鹿が設立した部活……それは真剣道部といい、真剣でチャンバラごっこを行うまさに命がけの部活であった
(うぉい!)
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
奴柱どじ馬脱まぬけ「でえええい!!」
ギンッギギギンッ
激しい鍔迫り合いが繰り広げられる奴柱どじVS馬脱まぬけと……
馬鹿「ぬぅん!!」
バシュンッドシュアアッ
阿呆「のひゃあ!!うひぇええ!!」
ただひたすらに馬鹿の剣を避け続ける阿呆……
狗訴くそ「……さて、俺は何をしようか……」
※ってか止〜め〜ろ〜よ〜!
馬鹿「どうした!偽者!逃げ回っているだけじゃあ勝てんぞ!!」
阿呆「だから、俺は偽者じゃないって!!」
馬鹿「黙れ!そんな嘘に騙されると思ったか!!」
阿呆「あのなぁ〜〜!!」
馬鹿、奴柱どじ馬脱まぬけ「ぬぅおおああああ!!!」
3人が吼え、一斉に飛び掛った瞬間……
ガラッ
部室の扉が開き……
ダンダンダンダンダガアンッガウンッ
馬鹿、奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ「のおお!!?」
イキナリの銃弾に4人が回避……全ての銃弾は阿呆が喰らうことに……
阿呆「ガッ……なぜ俺が!?」
嘉禎京氏かてい・きょうし「テメェら!ウゼェ!」
一同(開口一番『ウゼェ』って……)
京氏きょうし「おう、馬鹿……俺としたことが大事なことを忘れていたぜ……」
馬鹿「はぁ……?」
京氏きょうし「顧問の先生だよ!顧問の先生……部活には憑き物だろ?」
一同「字が違う!!」
京氏きょうし「ってぇワケだ……馬鹿……この真剣道部も白紙に戻ったな……」
阿呆「ちょ、ソレ俺大損!!」
馬鹿「え〜〜、何か顧問の先生を打ち立てられないんですか?」
京氏きょうし「……極道の人斬りなら紹介せんでもないが……」
※何故にそこで極道の人斬り!?
馬鹿「先生……先生は極道関係の人と交友関係を持っているんですか?」
馬鹿、素朴な疑問をぶつけてみる
京氏きょうし「アフォか!そんな人間が教師をやっているわけねぇだろ!!」
一同(いや、先生ならありうるかと……)
阿呆「せ、先生……極道でもごくつぶしでもなんでもいいですから人斬り……じゃなかった顧問の先生を
 紹介してくださいよ!俺、このままだと散財したうえに大損することになるんですよ!」
ダガンッ
だが、阿呆の訴えに対して弾丸を放つ京氏きょうし
京氏きょうし「うるせぇ!知ったことか!!」
阿呆「しどい……」
ドサッ
阿呆、凶弾に斃るる……
京氏きょうし「だが、まぁ、銃刀法違反な部活があるってことは俺の相棒デザートイーグルも隠れるいいチャンス
 だな……おし!いいだろう!顧問の先生を俺がでっち上げてやる!!」
一同(なんだか本音がズバリ出たんですけど!!?)
・
・・
・・・
数日後
京氏きょうし「紹介しよう!藻零離愁もれ・りしゅう。俺の昔の知り合いだ……」
藻零離愁もれ・りしゅう「ひゃひゃひゃひゃ……俺んことは離愁師匠りしゅうセンセイとでも呼んでくれたまえ……」
※リシュウ先生っておい……
馬鹿「顧問の先生も決まったってことは……真剣道部……存続ってことですか?」
京氏きょうし「ああ、そうなるな……」
ちょこまかてきぱきじろじろじろじろ
一同「……あ、あの……離愁師匠りしゅうセンセイ……?」
離愁りしゅう「ひょひょひょひょ……おんしら……剣の才能があるぞい!!」
1人1人じろじろ見たり触ったりしながら語る離愁りしゅう
阿呆「え!?本当っすか!?」
離愁りしゅう「ぬ!?ぬぬぬ!?ぬぬぬ……お、おんしはぁあああ!!」
そして、更に阿呆を見た離愁りしゅうは……
阿呆「ゴクリ……」
離愁りしゅう「これっっっっっっっっっっっぽっちも剣の才能を感じられんワイ……珍しい人物もいるもんだのぉ〜
 初めて見たぞよ……」
阿呆「んなっ!!?」
一同(こ……個性的なお人だ……)
京氏きょうし「じゃ、離愁りしゅう……この青二才ひよっこを……みっちりやってください」
離愁りしゅう「ひょひょひょ、まかせろ!証拠を残さずってやろう……うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
一同(……何だか身の危険を感じるんだが……)
……と、言うわけで……馬鹿一行(阿呆除く)の剣の道は開かれたのであった……(何だそりゃ!?)


END

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