B.B.B. 学園編
8の馬鹿 〜懾伏しょうふくなる修学旅行 その1〜



これは、馬鹿とその仲間たちの巻き起こす『理不尽で不可解な行動』を纏めた物語伝説である……
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学・3−B
ガラガラッ
ダンダンダアンッ
教室に入るなり阿呆に向かって発砲する教師
阿呆「はげほっ!?」
嘉禎京氏かてい・きょうし「あ〜〜、いいかテメェら!これより修学旅行にむけての談合を行う!」
一同「談合じゃなくって会議ね!」
京氏きょうし「さて、お前ら……まず、決める前にコレだけは行っておく……いいかぁ!酒やタバコ、麻雀はもって
 の他、まして女を連れ込んだりするんじゃねえぞ!」
一同「誰がするかいッ!!」
京氏きょうし「ま、そんなヤツは軽く朝日が拝めなくなるだけなんだけどな……」
※ってか過去にそんなフザけたヤツがいたのか!?
京氏きょうし「さて、場所を決めるぞ……どこがいい?」
阿呆「はい!はいはい!はぁ〜〜い!!」
と、真っ先に阿呆が挙手
※お前、凶弾に倒れたんじゃ!?(うぉい!)
ダアンッ
阿呆「げふぇ!?」
京氏きょうし「阿呆はいい。どうせお前の言う場所なんぞ選ばれん……」
阿呆「んなっ!?」
京氏きょうし「……フム、挙手して言うってのもまどろっこしいな……てめぇら、一斉にドコがいいのか叫べ!」
一同「∧☆凵PйЩ!!!」
京氏きょうし「ああ?何だ!?何言っているのかサッパリ分からんぞ!!」
馬鹿「だったら一斉に言わすなよ……」
ジャカッ
京氏きょうし「そういう馬鹿、お前はどこがいいんだ!?あの世か!?黄泉の国か!?閻魔の元かぁ!?ああ?」
拳銃を突きつけて京氏きょうしが言う
※ってか3つとも同じ意味ジャン……
馬鹿「……軽井沢がいいと思います」
京氏きょうし「何ぃ!?金沢ぁ!?」
馬鹿「いえ、ですから、軽井沢だと……」
カチリッ
トリガーを起こす京氏きょうし
京氏きょうし安・房・座・中あ・わ・ざ・な・かだよな!?」
馬鹿「……はい、そうっす」
京氏きょうし「おっし!決まりだ!!」
生徒「ってか馬鹿に決めさせるなんて不公平です!」
一同「そうだそうだ!」
ダンダンダンダアンッ
天井を撃ち抜く京氏きょうし
京氏きょうし「ああん!?何か文句があるか!?文句があるヤツぁ修学旅行の行き先が死後の世界で閻魔様に出会おう
 ツアーになっぞ!!」
一同「……」
途端にシ〜ンとする一同
※ってか実際に決めたのは馬鹿じゃなく先生です!
京氏きょうし「おっし!次、持って行くもんだがなぁ……考えるの面倒だから他の学校では修学旅行に何を持っていく
 のか各自聞いてもってこい!」
一同「んな無茶苦茶な!」
生徒「先生!他の学校に友達が居ない場合は!?」
京氏きょうし「ああん!?だったら小学校の時を思い出せ!……何だったら思い出す手助けをしてやってもいいんだぞ
 ?」
ジャキッ
またもや拳銃を突きつける京氏きょうし
一同(思い出す手助けって走馬灯かよ……)
生徒「あ、今、思い出しました。もう結構です」
京氏きょうし「チッ……つまんねぇ……」
一同(つまんねぇ……ってアンタ……)
狗訴くそ「……ま、筆記用具と着替えと洗面用具位なモンだろ……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「あとはケリをつけるための武器!!」
一同(そりゃお前ら2人だけだ……)
・
・・
・・・
ってなわけで修学旅行の準備を行う一行……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
狗訴くそ「馬鹿……何か知らないけど離愁師匠りしゅうセンセイも参加するみたいですよ……」
馬鹿「となれば……刀は必須か……ってかあの人教師でもないのに何故に参加するんだ!?」
狗訴くそ「……さぁ?よく分からないですねぇ……」
馬鹿「……ま、いっか……」
狗訴くそ「……ですねぇ……」
ちなみに……阿呆はというと……1人もくもくと引越しでもするかのような荷物作りに勤しんでいた
阿呆「マンガも居るし、ゲームもいるし……ああ、イザというときのための護身用ナイフも持っていかないと
 ……」
……う〜〜ん、この修学旅行……はたして、どうなる!?


続

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