B.B.B. 学園編
6の馬鹿 〜剣の道をく者! 前編〜



これは、馬鹿とその仲間たちの巻き起こす『理不尽で不可解な行動』を纏めた物語伝説である……
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学・職員室
嘉禎京氏かてい・きょうし「なぁにぃ!?部活を作りたいだぁ!?」
馬鹿「で、部の名前なんですが……」
……馬鹿、何を思ったか部活を作る……その名も……?
京氏きょうし「真……剣道部!?剣道部とどこが違うんだ!?」
馬鹿「剣道部は竹刀だけど、この真剣道部は『真剣』とついている様に真剣を……」
ガウンガウンッ
天井を撃ち抜く京氏きょうし
京氏きょうし「ああ!?んなモン銃刀法違反になるに決まっているだろうがヴォケ!!」
馬鹿「……先生だって……」
京氏きょうし「ぬぅ!?……馬鹿の癖に一丁前に切り替えしてきやがるとは……まぁいい、で、部員は!?」
※え!?認めるの!!?
馬鹿「はい!?」
京氏きょうし「ああ?いいか!まずは最低5人!戦隊ものが撮影できるような人数が集まらないと部活としては認めん!
 分かったら一昨日来やがれ!」
ドンッピシャンッ
そうして職員室を追い出される馬鹿
馬鹿「……5人の部員ねぇ……」
・
・・
・・・
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
馬鹿「と、言うわけだ。これからこの5人で真剣道部を設立したいと思う」
奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ「OKす!」
阿呆「ちょ、マテヤ!俺はイヤだぞ!!絶対に帰宅部に……」
馬鹿「ま、阿呆の戯言はさておいて……いざ、職員室に雪辱戦を果たしに行くぞ!」
一同「おう!!」
と、言うわけで一行は再び(馬鹿以外は再びじゃないんだけどね……)職員室へ
京氏きょうし「ああ!?部員を5人集めてきたぁ!?チッ……集まらないと思ったのに……」
馬鹿「じゃ、先生、部活の設立、認めてくれますよね?」
京氏きょうし「はぁ〜〜〜あ、仕方ない……だがなぁ、馬鹿!部費は下りんぞ!」
一同「え!?」
京氏きょうし「当たり前だろ!俺は今虫の居所が悪いんだよ!」
※またそれですか……
馬鹿「……大丈夫です!資金は全て阿呆がまかなってくれます」
阿呆「ちょ、まっ……」
ドゴスカッ
すかさず奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くその鉄拳が飛び意識が飛ぶ阿呆
京氏きょうし「OK!じゃ、真剣道部設立ね……」
※アッサリOKすんなや……先生よぉ……
……そして、放課後……
阿呆「散財だぁ……」
1人ず〜〜んと落ち込む阿呆
馬鹿「おっしゃ!みんな、着込みや鎖帷子は着込んだか!?」
阿呆「へ!?何それ!?」
馬鹿「おっとすまん、ついうっかり阿呆の分を買ってなかったわ」
阿呆「ちょ、マテコラ!!」
奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ、馬鹿「文句ならコレで言え!」
ギラッ
4人、刀を突きつける
阿呆「……ああ、やってやる!やってやるさ!!」
スラッ
と、対抗して抜刀し……
阿呆「超究極抜刀術!喰らえぇええ!!!」
一同「もう抜いてるじゃねぇか!!」
ドゴスカッバキベキッ
阿呆「ヘギャ〜〜〜ス!!」
最もな突っ込みと同時に4人から滅多切りを受ける阿呆
※死ぬって……ってか効果音がオカしいっす……
狗訴くそ「……何かこう、剣の才能に目覚めたって感じですね……」
※目覚めるの速ッ!
キキィンッ
奴柱どじ馬脱まぬけ「……」
そして、奴柱どじ馬脱まぬけは刃を交えて対峙している
奴柱どじ「おし……馬脱まぬけ!今日こそケリをつけてやろうじゃねぇか……」
馬脱まぬけ「ヘッ……いいだろう……怪我じゃすまないってこと……見せてやる!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「どおおりゃああ!!!」
ガギンッドドガガッ
殺し合いが……始まる
狗訴くそ「あの2人は相変わらずですねぇ……」
馬鹿「おっし!俺も打ち込みの練習すっから阿呆、ちょっと練習代になれ……」
阿呆「んなっ……ふざけないでください!真剣での打ち込みって殺すって意味じゃないですか!イヤですよ!
 絶対!」
馬鹿「んなぁ!!阿呆……お前なぜそのことに気がついた!!?阿呆ならば気がつかないはず……さては
 貴様……偽者だな!!」
ジキッ
刀を突きつける馬鹿
阿呆「は!?え!?……何を!!?」
馬鹿「問答無用!!てぇええいああああ!!!」
馬鹿VS阿呆、奴柱どじVS馬脱まぬけの結末はいかに!?


続

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