B.B.B. 学園編
5の馬鹿 〜馬鹿の周りの漢達 後編〜



馬鹿の回りの漢達も馬鹿と負けず劣らずの連中であり……そして阿呆は阿呆で相変わらずの酷い扱いを受ける
……これは、そんな物語伝説
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
(1時間目・理科)
新透明あらとう・あきら「あ〜〜このようにダイヤモンドも鉛筆の芯も同じ炭素から出来ている。両者の
 違いは結びつきである。しかし、炭素だけで結びつけるよりも窒素を加え、さらなる強度を出そうとしたもの
 がある。それが何だか分かるかね?阿呆……」
阿呆「知りませんて……」
あきら「何!?きさまふわふわ○泉を読んだことが無いのか!?あれはいい作品だぞ……努力しないで生きたい
 ヤツにうってつけの……」
※違いますって!!
馬鹿「あ〜立方晶窒化炭素ね……」
生徒「でもそれって理論上はダイヤモンドより硬いって言われているけど実際は本当に硬いのかどうか分からない
 んでしょ?」
あきら「ぬうう!!何を言い出す!!ならば!次のテストには立方晶窒化炭素の精製方法を出すからな、各自調べて
 おけよ!」
※んなムチャな……
奴柱どじ「……ほうあっ」
ズガシャッ
イキナリ阿呆を殴りつける奴柱どじ
阿呆「ぐへえっ……何しやが……」
奴柱どじ「おう、悪ぃ、馬脱まぬけを狙ったんだがな……いや、ちょっと消しゴムのカスを払おうと……」
馬脱まぬけ「おい!阿呆、奴柱どじにどつかれたくらいでこっちによるんじゃない!刺すぞ!」
ブスッ
阿呆「イテェ!ってかもう刺してるじゃねえか!!」
コンパスが突き刺さっている。
狗訴くそ「ははぁ、なるほど……だから咒われた席なんですね……」
馬鹿「うむ、しかし、それ以上に咒われているのはあの2人だよ……何度席替えをしようとも必ず机一つを
 挟んで隣になるんだ……」
狗訴くそ「うっはぁ……そいつは……」
馬鹿「な、咒われているだろ」
あきら「何を言い出す!!この世に科学で解明できないものは無い!つまり咒いなんてありえん!!偶然……
 いや因果の必然ってヤツだな……だから、阿呆が死にそうになるのも当然ということだな」
阿呆「なんでそんなイヤなことになるんですか!!」
あきら「諦めろ……作者が悪かったんだ……もし別の作者ならオマエをもっと別の扱いにしていたかもしれん」
阿呆「うわっ……根本的なこと言い出しやがった……」
※え!?つまり俺(作者)が悪いと!!?(当然じゃねぇのか!?)
キ〜〜ンコ〜〜ンカ〜〜ンコ〜〜ン
カ〜〜ンカ〜〜ンキ〜〜ンコ〜〜ン
生徒「起立、気を付け、礼」
あきら「ア〜シタ!!」
※ジュドーでは無い(分かるって……)
奴柱どじ「おっしゃああ!!朝の続きをするぞこのヤロウ!」
馬脱まぬけ「望むところよ!コテンパンにしてやるわぁ!!」
ドゴシャアッ
阿呆「ぐへえっ」
間の席に居た阿呆に殴りかかる
阿呆「ちょ、ちょっと待て……お前ら俺を狙っているんだろ……」
奴柱どじ「気のせいだ!!」
馬脱まぬけ「たまたまそこに肉の塊があっただけのことにすぎん!!」
阿呆「ヒッデェ!!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「おっらぁ!!!」
ドゴスッ
バガスッ
阿呆「だから、俺を狙うなって!!」
阿呆を中間に容赦なく2人の喧嘩が始まる……
生徒「また始まったよ……」
生徒「全く、喧嘩するほど仲がいいって言うけど……」
生徒「……でも阿呆がやられているんだからいい気味だわ」
※いわぁ……イジメ容認!?
奴柱どじ馬脱まぬけ「ぬおおああああああ!!喰らえ!必殺!!」
ガラッ
ダンダンダアンッ
奴柱どじ馬脱まぬけ「うおおっ」
ババッ
その時、教室のドアが開き、イキナリ銃弾が飛んでくる……2人はすぐさま回避し……
嘉禎京氏かてい・きょうし「ウルセェぞえめぇら!職員室まで響くその馬鹿騒ぎをやめろ!!阿呆を殺すぞ!」
阿呆「ってなんで俺が被害に逢わなきゃいけないんですか!?」
全弾阿呆に命中していた……
京氏きょうし「おっと失礼……間違えた」
阿呆「どんな間違いだぁああああ!!!」
京氏きょうし「うるさい!!とにかく騒ぐんじゃない!!分かったな!!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「了解ッ!!」
しかし……そういわれてもやっぱり喧嘩しだす2人であった……まぁ、喧嘩するほど仲がいいって言葉も
あるけど……いや、これは別次元ですって……?


END

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