B.B.B. 学園編
4の馬鹿 〜馬鹿の周りの漢達 前編〜



これは、馬鹿とその仲間たちの巻き起こす『理不尽で不可解な行動』を纏めた物語伝説である……
そして、馬鹿のクラスメイトにして馬鹿の友達……今日はそんな彼らを紹介しよう……かな!?
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学
ドゴオオンッ
イキナリの轟音
*「テメェやりやがったな!!」
*「はっ!こんなトラップにひっかかるなんてなんてドジな野郎だ!!」
生徒「な、何だ!?」
生徒「……いつものアレっす……奴柱どじ馬脱まぬけの喧嘩……」
一同「あ、そっか……」
※おいおい、そんなんで納得するのかよ!!?
ガラガラッ
ダンダンダンダンダンッ
奴柱どじ馬脱まぬけ「うひぃっ」
撃ち込まれた銃弾によりピタリ……と喧嘩が止む
嘉禎京氏かてい・きょうし「うるせぇ!!喧嘩なら涅槃でやれってんだ!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「……」
馬鹿「お〜〜やってるねぇ……朝っぱらから……」
奴柱どじ「ああ、馬鹿……」
馬脱まぬけ「おはようっす!」
阿呆「お前ら……懲りないなぁ……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「黙れ!実験動物!!」
阿呆「誰がだぁ!!」
ドッ
2人に飛び掛るが……
ガウンッ
京氏きょうし「うるせぇ!ただの肉塊がぁ!」
京氏きょうしの銃弾が阿呆に直撃する!
阿呆「ヒデェ……」
どくどくっ……
出血
京氏きょうし「さ、みんな席に着け朝学活を始めるぞ」
阿呆「先生、俺は……この通り瀕死の状態なんですが……」
京氏きょうし「う〜〜ん、動かないんじゃ仕方ないな……冷たくなってもらおうか……」
ジャカッ
トドメを刺そうと拳銃を突きつける
※鬼だ!
ササッ
阿呆「いえ!この通り元気っす!」
ピュ〜〜と出血しているんだが……
クラッ
倒れ掛かる
京氏きょうし「よし!あ、そうそう、おい!このクラスのチャラチャラしたヤツラ……今日はテメェらにうれしい
 ニュースがある!よぉ〜〜〜く聞け!!ひとぉ〜つ!奴柱どじ馬脱まぬけ……くだらんコトで喧嘩をするん
 じゃねぇ閻魔のもとで罪状を吐きたいか!コノヤロー!!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「い、いえ……」
京氏きょうし「ひとぉ〜つ!阿呆!テメェは一度死ね!!」
阿呆「それが教師の言うセリフですかい!!」
京氏きょうし「ひとぉ〜つ!」
阿呆「無視すんなよ!」
京氏きょうし「うるせぇ!」
ダウンッ
また発砲
阿呆「ズビバゼン……」
ドタリッ
京氏きょうし「おい!そこの転校生!とっとと入って来い!!」
*「はい……」
生徒「ってか普通に紹介しろよ!!」
ガラガラガラッ
扉を開け、入ってきた生徒は……
馬鹿「おっ!」
*「久しぶりですね、馬鹿……」
馬鹿「狗訴くそかぁ……久しぶりだな……」
阿呆「ダレすか?あの人……」
京氏きょうし「ああ?今までの会話を聞いてなかったのか?狗訴くそだよ狗訴くそ!!」
阿呆「いや、狗訴くそ……?……って、そうじゃなくって……だから、俺が言いたいのは……」
京氏きょうし「さ、席だが……ちょうど開いている席があったな……」
※無視して進める京氏きょうし……ナイスです!
生徒「え!?あの席ですか!?」
京氏きょうし「うむ、仕方あるまい……」
狗訴くそ「どの席なんだ?」
馬鹿「……奴柱どじ馬脱まぬけの間の席なんだが……」
阿呆「あの席に座るものは死が訪れるという曰く付きの席なんだ……」
※っつうか奴柱どじ馬脱まぬけのとばっちりを受けてくたばっているだけです。
狗訴くそ「なっ、そんな席……」
京氏きょうし「イヤだよなあ……なぁ阿呆!」
阿呆「なんで俺にふるんですか?」
馬鹿「そうか、阿呆がそこに座り、阿呆の席に狗訴くそが座るという手があったか!」
阿呆「ずええええ!!絶対にイヤですよ!俺は!」
ダアンッ
京氏きょうし「ならば仕方が無いな、死んでもらおう……」
無慈悲にも弾丸は阿呆に放たれる……
阿呆「ひどい……」
ドタリッ
狗訴くそ「じゃ、俺はこの席ってことで……」
阿呆をどかし、座りだす
阿呆「……俺の手当てとか誰もしないんかい!!!!」
一同「うん」
阿呆「オニ!!」
ジャカッ
京氏きょうし「どうやら集中治療室ICU送りだけでは物足りないようだな……カンオケに送ってやろうか?」
トリガーを起こし拳銃を突きつける
阿呆「い、いえ、滅相も無い……」
そして……授業は開始される……


続

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