B.B.B. 激闘編
164の馬鹿 〜未来は我らが手にあり〜
四星天剣と深淵王(は世界の破壊をかけて死合い、馬鹿一行は闇に飲み込まれ……そして……全ての命運は
……途絶えたかの様に思えたが……
暗黒の空間
馬鹿「……あなた……は!?」
*「……毘留帝主(……馬鹿……受けなさい……深淵王(の暗黒運剣(に対成す究極運剣(を……」
空間から取り出した剣を差し出す毘留帝主(
馬鹿「……究極運剣(……?」
風(信子「ダーリン。いくよっ♪」
馬鹿「ちょっ、信子……」
信子、強引に究極運剣(を馬鹿とともに握りしめる
毘留帝主(「……」
ぐおっ
馬鹿「ぬぅ!?」
信子「わぁ〜〜!!?」
・
・・
・・・
かくて、馬鹿と信子は……世界を救うべく……
一方……
四星天剣「ハハハ……力は衰えてないようだな……深淵王(」
ギンッ
深淵王(「貴様の方こそだ……」
ギリギリギリッ
組み合ったまま動かぬ2人
深淵王(「思えば……貴様だけが……我を神と認めてくれた……」
四星天剣「……ああ、だから……神として貴様を殺してやるよ!深淵王(……」
深淵王(「フッ……我は貴様を斃し……貴様の上を行く!」
バッ
距離を置く両雄
四星天剣「……やってみやがれ!深淵王(!!貴様には第八獄天の力を思い知らせてやる!」
深淵王(「フッ……四星天剣……貴様こそ、我が力……思いしるがいいわ!!!」
ズオオオオオッ
両者の闇が一挙に増幅し……
四星天剣「おおおお!!!擾悪紊靈吼(!」
深淵王(「ハッ!闇闢泯翳詛(」
ゴギャアアアアアアッ
一気に間合いを詰め、相手をX字に斬り裂き、蒼き光に包み込む四星天剣と……闇をまき散らしながら十文字
に斬り込み闇に包みこむ深淵王(
四星天剣、深淵王(「うおおおおあああ!!!!」
ドオオンッ
……決着は……ついた……いかに数多の邪神の融合体とはいえ、純粋なる邪神には敵わず……吹きとば
される深淵王(
深淵王(「うおおお!?」
四星天剣「俺の……勝ちだ!」
深淵王(「フッ……」
毘留帝主(「愛覺麼靈翊(!」
ズヴァシュアアアッ
深淵王(「おごおお!!!?」
四星天剣「毘留帝主(……貴様ぁああ!!!!」
だが、突如出現した毘留帝主(が深淵王(にとどめを差し、暗黒運剣(を奪い取る
四星天剣「毘留帝主(……貴様……貴様ぁ!!!」
毘留帝主(「……四星天剣……全てはこれで終わりです……」
四星天剣「ほざけ!!終わるのは貴様よ!!」
ズドムッ
そのまま、怒りに任せた四星天剣の刃は……毘留帝主(を貫き、同時に毘留帝主(は暗黒運剣(を投げ捨てる
四星天剣「毘留帝主(……貴様……なぜ……避けん……?」
毘留帝主(「あなたを捕まえるためです……」
ひゅるひゅるひゅるひゅるひゅる……
バシッ
馬鹿「……」
暗黒運剣(を手に取る馬鹿
四星天剣「……毘留帝主(!!馬鹿!!」
毘留帝主(「……馬鹿……信子……その2つの剣もて、我らを貫きなさい!」
馬鹿「はい!?」
四星天剣「さ……させんぞ!毘留帝主(……我は……貴様と心中など……」
毘留帝主(「……逃がしませんよ、四星天剣……世界を壊そうなどと……親に刃向う子供はどうなるのか
……わからせてあげます……」
馬鹿「……毘留帝主(……お前も、一緒に斃したら……」
毘留帝主(「何を躊躇っているのです!?……世界を滅ぼす気ですか!?」
馬鹿「しかし……」
信子「ダーリン……行くよ……」
馬鹿「信子……!?」
信子「2人の愛が世界を救うんだよ!」
馬鹿「いや、それはちょっと違うような……」
毘留帝主(「早く……時間がありませんよ!」
馬鹿「く……そおおお!!」
ダッ
馬鹿、信子とともに四星天剣、毘留帝主(を挟み打ち暗黒運剣(、究極運剣(が2人を貫き
四星天剣「ぐ……ぐうおおお!!!」
毘留帝主(「……共に眠りましょう……四星天剣」
ゴカアアアアアッ
馬鹿「くっ……」
・
・・
・・・
かくて、眩い閃光が収まると……目の前には四星天剣も毘留帝主(も暗黒運剣(も究極運剣(もなく……
信子「ダーリン、終わったんだ……ね……」
偽馬鹿「……ここ……は!?……」
嘘阿呆「……馬鹿……!?」
狗訴(「四星天剣……は!?」
馬鹿「お前ら……」
……すべては終わったらしい……世界は滅ぶことなく……
偽馬鹿「……馬鹿……帰ろうぜ……」
馬鹿「おう、」
信子「帰って博士に報告だね、ダーリン」
抱きっ
馬鹿「ちょ、信子……」
……世界は救われた……
世界を護ったとされた神、四星天剣は……その真実を暴かれた……
……そして……世界は……今日も続く……
完
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