B.B.B. 激闘編
165の馬鹿 〜新たな神話はひらかれて〜



世界を護ったとされた神、四星天剣は邪神であり、世界を保っていただけであった……
今まで信じられてきた神話は間違いであり……そして、世界崩壊の危機は訪れたのだが……その危機は
2人の愛で退けられた……
……これはそんな世界の後日談エピローグ
天四斗あまよと威隻いせき研究所
四又よまた百合「博士、発見しました!!これです」
威隻法腱いせき・はっけん「むぅ……これか……」
それは……朽ち果てたカオスプレート
法腱はっけん「ネゲート神話……ノワール神話の真実にして……その内容に人々が悲嘆し否定した神話……」
人は……はるか昔に真実に達した……だが、それを信じることのできなかった人はそれを破壊し、歪んだ
神話を信じた……
法腱はっけん「……これは……残さねばならんな……」
法腱はっけんは新たな真実を残すべく躍起になっていた……
だが、彼はまだ知らない……彼のその好奇心が……後に猫を殺……あ、いや、我が身を滅ぼすことになろう
とは……
・
・・
・・・
一方……
歴史の墓場、黒の墓標
*「……深淵王アビスロード……四星天剣……毘留帝主ビルタス……」
黒の墓標に1柱の神が……いた……
*「世界に牙を剥いた悪い子は……しかし、世界を護る礎となる……」
その神は……名前を鵺帛主ヤヌスと言った……この、鵺帛主ヤヌス世界の創造神にして……光と闇のバランサー
鵺帛主ヤヌス「……まだ、終わりの時には早いけど……しかし……その時は……来る」
ふおっ
そこへ4柱の神が……
*「ここにいらっしゃいましたか……鵺帛主ヤヌス様……」
鵺帛主ヤヌス「……ああ、君たちか……すまないね……」
*「いえ……」
鵺帛主ヤヌス「……用も済んだし戻るよ……」
*「はい……鵺帛主ヤヌス様……」
……鵺帛主ヤヌスの言う終わりの時……それは……Eighterにて明らかになるのだが、今はまだその時では
無い。
……
そして……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
馬鹿「……え!?」
ひや信子「どうしたの!?ダーリン♪」
抱きっ
いつものように馬鹿に抱きつく信子……そして、馬鹿の眼前には……巌華爛曦げんからんきが……
馬鹿「……これ……は!?」
*(お前には知っておいてほしいことがあったからな……)
馬鹿「な……んだ!?」
*(我が名は夷鷙甦イシス……巌華爛曦げんからんきを手に取るがいい……)
馬鹿「夷鷙甦イシス……?」
何故、夷鷙甦イシスが馬鹿の前に現れたのか……それは……ともかく、巌華爛曦げんからんきを手に取ってみる馬鹿
コオオオオッ
馬鹿「……くっ……これ……はぁ!?」
馬鹿に流れ込むは……H・Tの記憶……
夷鷙甦イシス(……H・Tは……お前の兄……)
馬鹿「な……にぃ!!?」
夷鷙甦イシス(故に……自分が毎日を生き延びてきたことに……お前が平和に生きていたことに憤りを感じたの
 だ……)
馬鹿「……そ……れは……」
いつだったか、朔の夜叉などが調べ上げた馬鹿の兄は天四斗あまよとにいる……その情報は……実はこれのことだった
のだ……
馬鹿「……兄さん……」
夷鷙甦イシス(馬鹿よ……その刀と……我が力は暫くお前に貸してやる……兄が生きていた……その証を
 忘れるな……)
馬鹿(……ああ、分かった……)
と、いうわけで四星天剣の力を無くした馬鹿はちゃっかり夷鷙甦イシスの力を手にしたのであった……
・
・・
・・・
一方……
初雪そゆきカズラ「……世界は今日も平和……」
カズラはカズラで今日も、この世界の動きを観察している……
……そう、古き神話は終わりを告げ……そして、新しい伝説がいま、幕を上げる……
カズラ「と、いうわけで、激闘編はこれで終わりだけど、学園編はネタと作者のやる気が続く限り終わりません。
 ……きっと……すぐやる気がなくなると思うけど……」
……かくて、世界は今日も平和……


本当にEND

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