B.B.B. 激闘編
162の馬鹿 〜否定されし真実が今…〜
黒帝団遂に壊滅……と、そのとき、H・Tが深淵王(を復活させる……そして、その時、四星天剣も具現化し
……さらに所在不明だったはずの擾悪天断(も出現して……
歴史の墓場、黒の墓標
馬鹿「なっ……どういう……ことだ!?」
ズオオオオッ
靡錬羽(「四星天剣!!」
偽馬鹿「うおっ!?」
いつの間にか聖風の巫女(も具現化している
紺凝禰唖(「貴様……やはり、世界を滅ぼすつもりか!?」
四星天剣「……フッ……」
嘘阿呆「……ど、どういうことだよ……四星天剣は……世界を護った神なんだろ!?」
筌聚覃(「違う……四星天剣は……邪神……」
一同「は……い!?」
樹塗甦(「はるか昔、深淵王(と死合い続け……そして、いつの間にか消えた神……」
突如事実が暴かれる……
狗訴(「馬鹿な……そんな……」
馬鹿「四星天剣!!」
四星天剣「……世界を護った神……か……それは人間が勝手に勘違いしただけにすぎない……」
嘘阿呆「……勘違い……って……」
偽馬鹿「ちょ、ちょっと待てよ……そもそも、邪神が……世界を護った神として崇められるなんて……」
波吼趨(「四星天剣は……深淵王(が滅びた後……世界を護っていた……深淵王(が再び黄泉帰る日までな」
馬鹿「なっ!?」
偽馬鹿「……だから……人は……勘違いしたってのか!?」
四星天剣「フ……ハハハハ……ハハハハ!!!『護った』だと!?……それ自体が既に間違いだ!俺は
世界を護った覚えなどない……俺が行って来たのは……この世界を『保ってきた』ことだ!」
馬脱(「……護る……保つ……?ど、どう違うんだ!?」
靡錬羽(「……なるほど……そういうことか……つまり、四星天剣は……この世界で……何かが破壊
されれば新しく作り上げ、逆に何かが増えればそれを破壊していた……つまり、保つとはそういうことだ
……常に同じ状態を維持し続ける……それは護るとは違う……」
馬鹿「……なぜ……そんなことを!?」
深淵王(「フフフ……それはな……我と四星天剣……勝った方があの世界を破壊する!……そのためだ!」
一同「な……にぃ!」
四星天剣「……勝手に壊れてもらっては困る……だからこそ俺は世界を保ってきた……そう、この時の
ためにな!」
馬鹿「ふ……ふざけるな!!四星天剣!!」
刀に力を籠める馬鹿……だが、思ったより出力が上昇しない
馬鹿「……?」
四星天剣「ハハハハハ……貴様は馬鹿だな……貴様がこれまで戦ってこれたのは偏(に我が援助があったから
こそ……それが無くなった今……貴様に我を斃せん!!」
偽馬鹿「だったら……俺達が相手になるぜ!」
コオオオオオッ
フルブーストの5人
狗訴(「娥影窮奇(!」
奴柱(「霾華蠱雕(!」
馬脱(「曄酋耳(!」
偽馬鹿「寥廓玄鶴(!」
嘘阿呆「耀靈畢方(!」
ズドゴギャアアアアアンッ
氷の窮奇(、風の蠱雕(、雷の酋耳(、久遠の玄鶴(、炎の畢方(が同時に解き放たれる
四星天剣「ハッ……第七聖天の小姑どもの技が……第八獄天たる我に通用するとでも思ったか!」
ズドゴアアアアアッ
一同「ぐ……おおおあ!!?」
気合だけで弾き飛ばされる
深淵王(「最早貴様らに破滅は止められん!大人しく消えるがいいわ!」
ヴゴムッ!
一同「!!?」
かくて、馬鹿一行は深淵王(の力により、闇へと消ゆ……
四星天剣「……さぁ……はじめようか……」
深淵王(「あの時の決着を……今こそ!!!」
ズドンッ
そして……邪神VS邪神の死合は始まった……
続
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