B.B.B. 激闘編
154の馬鹿 〜黎き悪夢ブラック・オーメンは唐突に その4〜



歴史の墓場、黒の墓標にて始まった黒帝団VS馬鹿一行最終決戦……馬鹿一行は無事に黒帝団を撃破して帰る
ことができるのか!?
歴史の墓場、黒の墓標
零零奈那子ななこ「てぇえい!」
奴柱どじ「うおおお!!」
ガアアアッ
ドンッ
パイルバンカーと2匹の風の獅子とがぶつかりあい、そのまま双方が弾き飛ばされる
奈那子ななこ「ぐっ……」
奴柱どじ「チッ」
ザザザザッ
距離を置く両雄
奈那子ななこ闇の銃身ブラックバレル光媒つ灯火エーテルライト!」
バッ
爆弾と共に閃光弾も投げつける奈那子ななこ
奴柱どじ「そんなもので止められると思うな……」
ゴヒュオオアアッ
樹塗甦ウェヌスの巻き起こす風にて迫る闇の銃身ブラックバレル光媒つ灯火エーテルライトを全て弾き飛ばす奴柱どじ
カカアッ
ズドンドンドンドンドンッ
閃光と共に爆音があたりに響き渡り
樹塗甦ウェヌス(上だ!)
奴柱どじ「ぬぅ!?」
奈那子ななこ「おおおお!神祖の姫ファウンダーエンプレス!」
ゴギャウアアアッ
闇の銃身ブラックバレル光媒つ灯火エーテルライトは囮に、上空から3回貫きにかかる
奴柱どじ(くっ……間に合わない……ならば……)
コオオオオッ
更にブーストレベルを吊り上げ……刃に樹塗甦ウェヌスの紋章が浮かび上がり……奴柱どじを風の結界が覆う
ガカアアアッ
奈那子ななこ「なっ!?」
風の結界がパイルバンカーを防ぐ
奈那子ななこ「ええい!」
ガンガンッ
3回の貫きもなんのその……結界を突破することはできなかった
奴柱どじ飆獅刹滅ひょうしせつめつ」
ゴガウッ
追いうちの風の2匹の獅子
奈那子ななこ「くっ……厄介な結界だこと……」
バヒュアッ
ザダンダンダンッ
風の2匹の獅子を回避して距離を置く奈那子ななこ
奈那子ななこ「でも、なめないでよねっ」
ダッ
一足飛びにかかる奈那子ななこ
奈那子ななこ「はっ!大理石の幻覚マーブルファンタズム!」
ゴガキッ
奴柱どじ「なっ!?」
風の結界が見る見るうちに大理石に封じ込められていく
奈那子ななこ「消えろ〜〜〜!」
ドッ
そして、その大理石を一撃で破壊する貫きを繰り出す奈那子ななこ
奴柱どじ飆獅刹滅ひょうしせつめつ(ひょうしせつめつ)!」
ゴドガアアアアッ
奈那子ななこ「はあああ!」
奴柱どじ「うおおおおお!!」
ズグオオオオオッ
2つの技の衝突により爆発が巻き起こる
奴柱どじ「くっ……」
奈那子ななこ「ちいっ……これでもダメっての!?」
ザザザザザッ
双方、再び距離を置く
樹塗甦ウェヌス(……人の身で物質を作りかえる能力を持つ……か……ちょっとびっくりしたな……)
奴柱どじ(これも、あいつの能力ってか?)
樹塗甦ウェヌス(……第七聖典セヴンアポカリプスの能力……と言うべきか……)
奴柱どじ(神器を相手に死合うということは……こういうことか……)
樹塗甦ウェヌス(でも、安心しなさい……あっちには神器が……こっちには神が……)
奴柱どじ(……ああ、神と神器とじゃあどう考えても神の方が格が上だしな!)
樹塗甦ウェヌス(……そういうことでもないのだけど……)
※要は使う人次第ってことです。
チキッ
刀を構えなおす奴柱どじ……一方……
奈那子ななこ大理石の幻覚マーブルファンタズムでも……となると……残る手段は……闇の銃身ブラックバレルも残り少ないし……これが最後の
 一撃になる……か……)
ガシャッ
第七聖典セヴンアポカリプスを構えなおす奈那子ななこ
奈那子ななこ「いくわよ……」
バラッ
ありったけの闇の銃身ブラックバレルをばらまく奈那子ななこ
奴柱どじ「そんなもので……斃せると思うなっ!」
ザダンッ
回避と共に間合いを侵食する奴柱どじ
樹塗甦ウェヌス(これは……罠!?)
奴柱どじ(だとしても……)
奈那子ななこ闇夜の襲撃血罠ナイトオンザブラッドライアー!」
ゴギャウウンッ
そして、奴柱どじに一撃が迫る
奴柱どじ霾華蠱雕ばいかこちょう!」
ズギョオオアアアッ
風のによって鹿の角と鷲の頭を持つ虎のような獣を具現化させ解き放つ
奈那子ななこ「ぐ……くう……こ……の風……は!?」
奴柱どじ「終わりだ!」
ズドオムッ
かくて……風の蠱雕こちょう奈那子ななこを弾き飛ばし……LOD紋章を打ち砕く……


続

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