B.B.B. 激闘編
153の馬鹿 〜黎き悪夢ブラック・オーメンは唐突に その3〜



歴史の墓場、黒の墓標で始まった黒帝団との最終決戦……各々はそれぞれの敵を撃破すべく死合っている
歴史の墓場、黒の墓標
照桑乗てりくわ・じょう「ぐっ……くぅ……」
ザザザザッ
吹き飛ばされつつも体勢を立て直すじょう
じょう(ファイアウォールがなければ……ヤバかったぜ……だが……)
じょう「それが貴様の全力か……だったら……」
グゴゴゴゴゴゴッ
馬脱まぬけ「な……何だ!?」
見る見るうちにじょうの体が黒く染まっていく
紺凝禰唖コンコルディア(全身をLODでコーティング……いや、違うな……全身の組織をLODに組み替えている……
 のか!?)
馬脱まぬけ「な……!?」
じょう「改造コードを使えば、俺は無敵よ!」
ひゅおあっ
馬脱まぬけ「消えっ!?」
紺凝禰唖コンコルディア(後ろ!)
じょう「ハッ!」
馬脱まぬけ「くっ!」
ギイインッ
突如背後を取ったじょうを辛うじて受ける馬脱まぬけ
じょう「フッ……そろそろ死んでもらおうか……」
バッ
ズズズズッ
距離を置いたじょうはそのまま『改造コード』を使用したじょうを量産し……
じょう「雷光大熊猫パンダ」
パリッ
冱壊豺犇ヴァナルガンドに雷を纏わせ一気に襲い繰る
馬脱まぬけ「う……おおおおお!!!曄酋耳りゅうようしゅうじ!!」
チュゴオアアアアアアッ
紺凝禰唖コンコルディアの力を借り、体長の3倍はある尻尾を持つ虎のような獣を雷の氣で具現化し、解き放つ
じょう一同「ハッ……改造コードを使用した俺にそんなものぉ……」
ズバギャアアアアッ
だが、酋耳しゅうじの尻尾がじょうを薙ぎ払う
じょう「お……おごええああ!!?」
馬脱まぬけ「これで……終わりだぁ!!」
ガッ
雷の氣を纏った刃がじょうの右手のLODの紋章を叩く
じょう「お……おごごごごああああ!!!?」
・
・・
・・・
と、決着がついたようなところで、話の視点を変えまして……
零零奈那子ななこ「今日こそはこの第七聖典セヴンアポカリプスの錆と化してもらうわ……」
奴柱どじ「……それは遠慮させてもらう」
ゴッ
一足飛びにかかる奴柱どじ
奈那子ななこ「残念だけどあなたの意思は関係ないの……朱い月ヴァーミリオンムーン」
ギャガンッ
三日月を描くように刺突を繰り出す奈那子ななこ
奴柱どじ飆獅咆咬ひょうしほうこう!」
ゴヒュアアッ
風の氣で具現化した獅子の爪でそれを受ける奴柱どじ
奈那子ななこ「はい、ここで闇の銃身ブラックバレル」
ひゅおっ
黒い筒状の爆弾を奴柱どじに投げつける……のだが
奴柱どじ「無駄だ!」
ゴヒュッ
風の氣がそれを弾き飛ばす
ズゴムウウウンッ
奈那子ななこ「やるじゃないのっ……はっ」
ババッ
距離を置く奈那子ななこ
奈那子ななこ「でも、ここからが本番よっ!千年城サウザントフォート!」
ゴアッ
相手を四散させる一撃を繰り出す奈那子ななこ……
奴柱どじ「ぬん!飆獅刹滅ひょうしせつめつ!!」
ゴアアッ
対して、風のオーラで具現化した2匹の獅子を左右から襲わせる奴柱どじ
奈那子ななこ「無駄だよっ!」
バシュアアアッ
だが、風の獅子は第七聖典セヴンアポカリプスの一撃によって四散され、そのまま奴柱どじに杭が迫る
奴柱どじ「だが、甘い」
スカッ
しかし、突撃は虚しく回避され……
奈那子ななこ「まだよっ!」
バラッ
すぐさま闇の銃身ブラックバレルをばらまく奈那子ななこ
奴柱どじ「くっ……」
ダッ
ズドムグウオオオオンッ
直ぐさまその場を離れる奴柱どじ……そして立ち上る爆煙
樹塗甦ウェヌス(なかなかの連携攻撃だ……)
奴柱どじ(……樹塗甦ウェヌス……もしや手が出せないとか言うんじゃ!?)
樹塗甦ウェヌス(まさか……あれしきのことに梃子摺る神など神ではあるまい……)
奴柱どじ「……ならば行くぞ!」
奈那子ななこ「来なさいッ!」
奴柱どじ「うおおおっ」
コオオオッ
ブーストレベルを上げる奴柱どじ
奴柱どじ飆獅刹滅ひょうしせつめつ!」
そのまま再び風の獅子を2匹解き放つ
奈那子ななこ「ふんっ……そんなものっ……千年城サウザントフォート!」
ゴギャウアアアアッ
パイルバンカーと獅子とが再び激突……果たして……勝つのは……どっちだ!?


続

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