B.B.B. 激闘編
123の馬鹿 〜激突!黒帝団戦役 その6〜



黒帝団、怒零湖ドレイコ工業へ急襲す!……かくて馬鹿一行との衝突は始まった……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
奴柱どじ馬脱まぬけ狗訴くそ、嘘阿呆、偽馬鹿がそれぞれ敵と死合っている最中、馬鹿は宿敵、朱人章チュー・レンチャンと対峙していた……
朱人章チュー・レンチャン「フフフ……馬鹿……」
馬鹿「……本当に懲りないヤツだな……」
人章レンチャン「俺はてめぇを殺すまで何度でも黄泉帰る!!」
※それじぁ今まで死んでいたみたいだぞ……
馬鹿「……」
人章レンチャン「フフフ……馬鹿、今日の俺を今までの俺だと思って甘く見ると後悔するぞ!あの世でな!!」
馬鹿「ああ、そうかい……だったら……あの世で反省しろってんだ!」
コオオオオッ
一気に2段階ブーストする馬鹿
馬鹿「うおう!」
人章レンチャン「ハッ!」
ズドガアアッ
馬鹿、渾身の斬り下ろし……だが、それは人章レンチャンの拳によって阻まれる
馬鹿「な……何ぃ!?」
刀の腹に右の拳……
人章レンチャン「言っただろ……今日の俺は一味違うってなぁ!」
ギュゴアッ
そして左の拳が馬鹿に迫る
馬鹿「くっ……」
ザザザザッ
とっさに距離を置く馬鹿
馬鹿(どういうからくりだ!?……俺の一撃を……拳で!?)
四星天剣(簡単な話だ……ヤツはLODの力を手に入れたのさ……)
馬鹿(LOD!?)
四星天剣(……そうだ……よく見ろ……あの右手のフローライトの紋様……そして黒い気……)
馬鹿「ぬぅ!?」
今まで気付かなかった馬鹿は……やっぱり馬鹿!?……まぁ、ともかく、今更それに気がつく馬鹿……
馬鹿(……つまり、奪い去ったLODはああやって使われているってワケか!?)
四星天剣(ああ……しかし、今のところ使っているのは奴だけみたいだがな……)
馬鹿(……俺を斃すためなら何でもするってか……フン……フザけたヤロウだ!)
四星天剣(だが、LODを取り込んだヤツの力は侮れんぞ……)
馬鹿(ヘッ……)
人章レンチャン「ぬおあああ!!!」
馬鹿「はっ!」
ズドゴアアアアアアッ
迫る人章レンチャンを回避……地面に殴りかかった人章レンチャンだが、その威力は大地を割く
一同「んなぁ!!?」
その威力に一同刮目する……
馬鹿「……」
人章レンチャン「ハッハ〜〜!!どうした!?馬鹿……逃げ回っているだけじゃ俺には勝てんぞ!永遠になぁ!」
馬鹿「……いちいち五月蝿いヤツだな……」
人章レンチャン「大人しく砕け散るがいい!!うおおおあああ!!!!」
ドドドドドドドドッ
と、間髪いれずに殴りかかる
馬鹿「う……おおおおおお!!!」
コオオオオオッ
そして馬鹿は3段階目のブースト……
馬鹿「う……おおおおおおおおお!!!擾悪覇王吼じょうおはおうこう!」
ドギョオアアアアアアアアッ
青く光り輝く粒子を撒き散らしながら人章レンチャンを斬り飛ばす
馬鹿「どうだ!!」
ザザザザザザザッ
弾き飛ばされる人章レンチャン……が……
人章レンチャン「ハッ!その程度か!!?」
馬鹿「な……にぃ!?受けただと!?」
人章レンチャン「フッ……馬鹿……もはや貴様など恐るるに足らず!!」
ドッ
そして、一足飛びかかる人章レンチャン
四星天剣(フッ……勝負は既についている……)
馬鹿(は!?)
ブシュアアッ
人章レンチャン「ごはあ!!?」
先ほどの技の余力にて裂傷し、血が噴出す人章レンチャン……
人章レンチャン「ぐ……ごごごごご……」
チキッ
馬鹿「……まだやるか!人章レンチャン……」
刀を突きつける馬鹿
人章レンチャン「おのれ……おのれ馬鹿!!!」
ババッ
咄嗟に退く人章レンチャン
人章レンチャン「てめぇら!今回はここまでだ!!!」
一同「おうよ!!」
バヒュアッ
……そして風の如く逃げ去っていく黒帝団
・
・・
・・・
馬鹿「……」
偽馬鹿「……逃げた……」
嘘阿呆「……ヘッ……」
……だが、油断は禁物だ……なんたって今回はH・Tがいなかったからな……
※え!?H・Tがいるのといないのとで戦力が違ってくるの!?

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