B.B.B. 激闘編
124の馬鹿 〜黒き力に手を染めて!〜



怒零湖ドレイコ工業へ黒帝団急襲す!……撃退のために立ち向かった馬鹿一行は……まぁ、とりあえず割とアッサリ
と撃破し、最初の激突は終わったのだが……
某所、黎夜宮れいやきゅう
坂牙羅星斗らせいと「くそっ!くそっ!くそっ!」
鏈属帆卯鎌れんぞくほ・うかま「随分と荒れているな……」
羅星斗らせいと「ああ!?てめぇも負けたんだろうが!何をサラっとしてやがる!!」
朱人章チュー・レンチャン「馬鹿め!!あと1歩ってところでえええ!!!」
H・T「お帰り、諸君……」
羅星斗らせいと「『お帰り、諸君』じゃねぇぞ!!」
ピクッ
H・T「……ほう?随分と偉そうな口を利くな?」
ゴゴゴゴゴゴッ
無言の威圧
羅星斗らせいと「す、すみません、H・T様……」
點才馬区段間てんさいば・くだんま「……さて……」
H・T「分かっているよ……LODコレを使いたいんだろ?」
ズラっとLODを取り出すH・T
零零奈那子ななこ「……」
人章レンチャン「しかしだな……LODを使っても結果がこれじゃあなぁ……」
H・T「フム……やはり素手では無理があったみたいだな……」
人章レンチャン「おい!!」
H・T「そうカリカリするな……要は武器があれば馬鹿を凌駕できるってことだ……」
人章レンチャン「……はぁ?」
H・T「LODを使ってみた感想はどうだ?素晴らしい力だったであろう?」
人章レンチャン「……まぁ……確かにな……」
奈那子ななこ「う〜〜ん、でも、イタイのはちょっと……」
いつの間にかLODを配り終えている奈那子ななこ……
卯鎌うかま「……ところで、人体に悪影響は無いのだろうな?」
H・T「今更疑うのか?」
卯鎌うかま「……念の為だ……」
照桑乗てりくわ・じょう「用心深いこった……」
H・T「だったら……人章レンチャンよ……何か異常は?」
人章レンチャン「あ?……ねぇよンなモン……」
H・T「……そういう事だ……」
卯鎌うかま「……」
LODを握りなおす卯鎌うかま
奈那子ななこ「じゃ、じゃ……行くよ……」
※何か奈那子ななこが仕切ってます……
奈那子ななこ「せ〜〜の……」
ザクッ
一同、LODを取り込む
一同「ぐ……ぐうああああ!!!!?」
と、その次の瞬間、全身に激痛が走り……
奈那子ななこ「ああ〜〜ん……ダ・メ♪」
※何か奈那子ななこサンがトリップしているんですけど……『イタイのはちょっと……』って言ってませんでした
 か!?……ねぇ!?(……きっとこ〜〜なることがイヤだったんでしょう……)←オイオイ
・
・・
・・・
そして、暫く経つと……
卯鎌うかま「……ほう?……確かに体中から力が漲るのを感じるな……」
区段間くだんま「あ……ああ」
じょう「うおおおおお!!!今の俺は何だって出来る……そんな気がするぜ!!」
羅星斗らせいと「おう!今の俺なら劣化ウラン弾だって握りつぶせる自信があるぜ!」
※その根拠のない自信はどこから出てくるんだ!?
奈那子ななこ「ふっふっふっふ〜〜〜……」
H・T「……さて、LODの力が馴染むまで各自鍛錬でもしてきてもらおうか……」
一同「おう!」
ババッ
そして5人は去っていき……
人章レンチャン「ちょ、ちょっと待て……俺は!?」
H・T「そうだったな……お前に武器を……だったか……」
人章レンチャン「ああ、早く渡してくれよ……」
H・T「……」
沈黙
人章レンチャン(ヤバイ……怒らせた!!?)
人章レンチャン「……いや、あの……俺にとっておきな武器を……渡してくれませんか!?」
急遽訂正する人章レンチャン
H・T「ん?……ああ、すまんな……ちょっと今手持ちが無くてな……」
人章レンチャン「へ!?」
H・T「と、言うわけだから……暫く待っている間に体を鍛えておけ……」
人章レンチャン「は……はぁ!?」
H・T「と、言うわけだ……下がっていいぞ……」
人章レンチャン「はっ……」
人章レンチャン(っていつまで待てばいいんだ!?)
……こうして、LODの力を取り込んだ黒帝団……彼らと馬鹿一行とが再び死合う日は……そう遠くは
無いぞ……多分……
一同(次に逢う時は……絶対に勝つ!!!)


END

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