B.B.B. 激闘編
109の馬鹿 〜動き出したH・T その4〜



H・Tついに動き出す!そして、威隻いせき研究所に賊が忍び込んだ!?……馬鹿一行はすぐさま威隻いせき研究所へと
向かい……
天四斗あまよと威隻いせき研究所
威隻法腱いせき・はっけん夷鷙甦イシスの力に、歴史の墓場に関する知識を持った漢か……」
一矢はじめや睡蓮「博士……」
法腱はっけん「ああ、これは……」
ひや信子「そういえば……盗まれたLODの数は……?」
法腱はっけん「ん?6つだが……」
紫陽花「そんなの聞いてどうするのよ……」
信子「え、敵の数は6人かなぁ〜〜って……」
一同「……」
偽馬鹿「そういえば……さっきの話だけど……」
一同「ん?」
嘘阿呆「ああ、ちょっと気になっていたんだけど……」
凌霄花しのぎ・そうか「……聖母マリアと夷鷙甦イシスの違い……でしょう?」
偽馬鹿「そう、それ」
金盞花こがね・せんか「ああ、アレね……それは……つまり、マリアは処女で懐妊したってなことになっているけど、
 夷鷙甦イシスはそんな文献がなさそうだから違うんじゃないかな〜〜って」
一同「……」
※何だそりゃ!?
法腱はっけん「さて……」
偽馬鹿「……博士……LODや神に対抗するにはどうすれば……」
馬鹿「偽馬鹿?何を!?」
偽馬鹿「……H・T……ヤツは強い……」
嘘阿呆「ええ、ここから先は……人間の戦いじゃねぇ……」
盞花せんか「……じゃ、手を退く?」
偽馬鹿、嘘阿呆「そんなこと……できるかってんだ!」
二宮紫苑しおん「博士……」
法腱はっけん「……ふぅ……神に対抗するにはやはり神しか無いがな……」
信子「じゃ、ダーリンが闘えばいいんじゃない?」
馬鹿「ふぇ?!」
一同「おいおい」
狗訴くそ「いくらなんでも全てを馬鹿に任せるのは酷じゃねえか?」
信子「……」
偽馬鹿「博士!神の力の手に入れ方を教えてくれ!!」
嘘阿呆「博士!!」
馬鹿以外、懇願!
法腱はっけん「……やれやれ……」
睡蓮「本来神の力と言うものは易々と手を出していいものでは無いのですよ……」
嘘阿呆「それでもだ!」
偽馬鹿「おうよ!馬鹿と肩を並べて闘えるのは俺たちだけなんだ!!」
狗訴くそ「ヤツが……いや、この場合ヤツらか……とにかく、H・Tの連中が馬鹿ばかりを狙うとは考え
 らねねぇし……」
嘘阿呆「馬鹿ばかり矢面に立たせるわけにはいかんだろ!!」
信子「カズラさんが居たり……」
一同「いやいやいや、あの人は別格!!」
※信子さん……折角のシリアスなシーンを一気に台無しに……アンタは凄い!!
法腱はっけん「……ふむ……そこまで言うのなら……二宮君……」
紫苑しおん「はい。博士……」
法腱はっけん「三枝君……のおしおきはもう終わったと伝えて手ごろなカオスプレートを持ってきてくれんか……」
紫苑しおん「分かりました」
タタタッ
そして紫苑しおんは書庫へと消える……
数分後……
紫苑しおん「博士……持ってきました……」
法腱はっけん「うむ」
一同(あれ?三枝さえぐささんは!?)
法腱はっけん「……お前ら……最後にもう一度だけ確認するぞ……神の力は易々と手を出していい代物では無い
 ……もしかすると、手に入れる前に死ぬかもしれんぞ……それでも……行くんだな?」
一同「……」
しばし沈黙の後……
偽馬鹿「当たり前だ!!」
法腱はっけん「……分かった……」
コトッと机の上にカオスプレートをおく法腱はっけん
法腱はっけん「……このカオスプレートで、風の女神の居城、風の祠へ行くことが出来る……」
信子「居城なのに祠なんですね……」
一同「おいおい、何に突っ込んでいるんだ、お前は……」
嘘阿呆「おっし!早速行こうぜ!」
一同「いきなりかよ!?」
偽馬鹿「全は一……じゃなかった善は急げ……こういうことはぱっぱとやるのが重要なんだぜ?」
ヴオムッ
一同「わああああ!!!?」
一行、意を決してカオスプレートに手をかざし……風の祠へと飛ぶ……
紫苑しおん「……あれ?馬鹿……も行く必要ってあったんでしょうか?」
法腱はっけん「……ま、いいんじゃないの?」
おいおい、そんなんでいいのか!?……


続

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