B.B.B. 激闘編
108の馬鹿 〜動き出したH・T その3〜



H・T遂に動き出す!……怒零湖ドレイコ工業に現れたH・Tは馬鹿と死合う……も、遊んでいた……そして、
疾風と供にH・Tは去り……と、そのとき、また新たな人影が……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
ダダッ
一同「だ……」
四又よまた百合「みなさん……すみませんが、至急威隻いせき研究所まで来ていただけませんか?」
風信子「アナタは……確か受付嬢の……」
百合「……話は研究所で……」
・
・・
・・・
と、言うわけで一行は威隻いせき研究所へと飛ぶ
天四斗あまよと威隻いせき研究所
馬鹿「威隻いせき博士……」
威隻法腱いせき・はっけん「おお、馬鹿か……」
馬鹿「何かあったんですか?」
法腱はっけん「……大変なことになってしまった……」
偽馬鹿「大変なこと!?」
二宮紫苑しおん「LODが盗まれてしまったのです」
一同「エルオーディー!?」
凌霄花しのぎ・そうか「何ですの?それ?」
法腱はっけん「カオサイトβとコスモサイトを組み合わせて作り出すことが出来る闇の力を大幅に引き出すことの出来る
 物質のことだ……」
一同「んなっ!?」
紫苑しおん「賊は大胆にも倉庫の壁をぶち破り、LODを掻っ攫うと颯爽と逃げ去っていったんです」
偽馬鹿「は、はぁ……」
嘘阿呆「……あれ?倉庫の管理官だか言う三枝さえぐささんは?」
一同「いま、おしおきの真っ最中です」
馬鹿一同「さいですか……」
法腱はっけん「……しかし、困ったことになった……相手は確実に歴史の墓場のことを知っている……」
馬鹿(それって自費出版した本が原因なんじゃね?)
信子(ダーリン、冴えてる〜)
霄花そうか(いやいや、冴えてなくたってソレくらい分かります)
法腱はっけん「やはりガルーダ王朝に興味を持ったということか……いや、しかし……」
一同「ガルーダ王朝?」
法腱はっけん「歴史の墓場……その遺跡の殆どはガルーダ王朝と呼ばれる王朝文明の遺産だ。錬金術アルケミーが発達した文明で
 現代の科学とは比べ物にならないような高度な技術でこの世界にオーパーツをいくつか残した文明だ……」
金盞花こがね・せんか錬金術アルケミーと科学……が発展?」
法腱はっけん「さらにガルーダ王朝では宇宙の誕生やその構造についても研究しており、また、天界や魔界の神々と
 いったことについても調べあげ神に認められても過言ではない文明だったと言われている」
偽馬鹿「神……に!?」
法腱はっけん「う〜〜む……」
と、考え込む法腱はっけん
馬鹿「……あの、博士……ちょっといいですかね?」
法腱はっけん「ん?何だ?」
馬鹿「実は……」
先ほどあった戦いのことについて法腱はっけんに話してみる……
法腱はっけん「な……何!?」
一矢はじめや睡蓮「神器を持った刺客……?」
偽馬鹿「カオサイトについても知っていたみたいだし、それに、シトリン脱獄の手助けをしたのもどうやらヤツ
 みたいなんです」
法腱はっけん「で、その神器は!?」
一同「はい!?」
※神器のことしか頭にないのかよ!
馬鹿「えっと……たしか……ゲンカランキだとか何とか……」
タタッ
と、そのとき紫苑しおん、書庫へ走り、暫くの後、カオスプレートを抱えて戻ってくる。
紫苑しおん「博士、これを……」
法腱はっけん「うむ」
コオオッ
手をかざして記憶を読み取る
法腱はっけん巌華爛曦げんからんき……天界の神が1人。夷鷙甦イシスの神器か……」
一同「イシスゥ!?」
曼珠沙華まんじゅ・さか「……エジプトを代表する神の1人。冥界の神、オシリスの妻で、ホルスの母親でもある」
法腱はっけん「ん〜〜、まぁ、そうなんだがな……これによれば、『あらゆる魔術の真の母体にて死者の守護者。
 あらゆる金属に永遠の輝きを約束する女神で、夫を冥府から呼び戻し、血の交わりをせず子を身篭った』
 とある」
ひや信子「何か聖母マリアみたいだね」
盞花せんか「いんや……違うかもしれないよん」
一同「え!?」
盞花せんかはなぜそう思ったのか……は、次回で明らかに……なるかも、かもかも。(ええ!?)
※……ところで、三枝さえぐささんはどんなおしおきをされているんでしょうか……?

前の話へ 戻る 次の話へ