天四斗（あまよと）商店街で突如月夜の魔獣に襲われた馬鹿一行……と、そこに天四斗（あまよと）の治安を守る朔の夜叉が登場し、
一行は場所を変えて死合うことに……
天四斗（あまよと）、ルーンα建設予定地
ザッザガガガガガガガッ
馬鹿の剣圧に負け、飛ばされる一行
パイロープ（ぬ……ぬぅ……）
ディマントイド（……ヘッ……）
馬鹿「どうした！？てめぇら！？……次行くぜ！」
ドッ
と踏み込む馬鹿
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「フン！火螢陰殺（かけいおんさつ）・焼（しょう）」
ゴバウアアッ
意志を持ったかのような炎の剣閃が馬鹿に迫る
馬鹿「炎なんてな嘘阿呆の剣で見飽きたぜ！光破一文字（こうはいちもんじ）！」
バキュインッ
光の剣閃でそれらを薙ぎ払う馬鹿
馬鹿「うおう！」
ドッ
そしてそのまま切り込む
アルマンディン「ちっ……」
ギンッ
パイロープ、ディマントイド「火螢陰殺（かけいおんさつ）・焼（しょう）」
ゴゴオウッ
パイロープが馬鹿の刃を受け、回避した２人が左右から炎の剣閃を放つ
アルマンディン「燃え尽きろ！馬鹿！！」
馬鹿「のはてめぇの方だ！」
ダンッ
地面を蹴って跳躍、そのまま回避する
アルマンディン「なっ！？」
ゴバウアアアッ
炎に包まれるアルマンディン
ザッ
馬鹿「１人撃破か……？」
アルマンディン「なめるなよ……我ら火の部隊に炎が通じるとでも思っているのか！？」
ボッ
炎の中より飛び出してくるアルマンディン（でもちょっと焦げてます……）
馬鹿「ぬ！？」
アルマンディン「火螢陽刃（かけいみょうは）・灼（しゃく）」
馬鹿「ぬん！光破十文字（こうはじゅうもんじ）」
ドアッガガッ
炎を纏った刃が馬鹿に迫り、馬鹿は十文字斬りで応戦する！
アルマンディン「ぬううう……」
馬鹿「うおおおおお！！」
ギリギリギリギリギリ……
組み合ったまま両者は動かず……
風信子（ダーリン？）
ディマントイド（……動くべきか！？）
パイロープ（いや……しかし……）
アルマンディン「ハッ」
ザダンッザザザザザザッ
先に距離を取ったのはアルマンディンの方……
パイロープ、ディマントイド「アルマンディン……」
アルマンディン「行くぜ！」
ゴオオウッ
邪気が高まる
馬鹿「ならば……こちらも！」
キイイインッ
馬鹿の刀、その刃の輝きが増す
パイロープ（この場に及んでさらにブーストだと！？）
アルマンディン、ディマントイド、パイロープ「ハッ！火螢陰殺（かけいおんさつ）・灰（かい）！」
ドゴウッ
白く輝く炎の剣閃が触れるものを焼き尽くす
馬鹿「瑩龍輝刃（えいりゅうきじん）！」
ドキュオオアアアアッ
光を収束した刃で一刀両断にかかる馬鹿
馬鹿、アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「ぬおおおおあああ！！！」
ガカアアアアッ
２つの技（性格には１対３だが……）がぶつかり合い……
キラリッ
馬鹿（ぬ！？）
ザヴァッ
一同「なっ！？」
突如飛来した１つの刀が炎と光を斬り裂く
アルマンディン「なっ……炯刻（けいこく）！？」
バッ
火の部隊は一斉に刃が飛んで来た方向を振り向く
ガーネット「……ここまでだ……下がれ……」
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「ガーネット様……」
ザッザッザッザッザッザッザッ……
火の部隊、隊長、ガーネット見参
ザッ
地面に突き刺さった炯刻（けいこく）を引き抜き、馬鹿に突きつける
ガーネット「今回はここまでだ……」
馬鹿「何ぃ？」
ガーネット「……五行七振（ごぎょうななふり）が１つ、炯刻（けいこく）の前では光も炎も無意味だ……それでも、やるかね？」
馬鹿「……」
ジャリッ
ガーネット「フフフフ……」
そして踵を返すガーネット
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「ガーネット様……」
ガーネット「行くぞ……」
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「はっ……」
・
・・
・・・
……そして……この死合は終わった……
信子「ダーリン、帰ろうっ」
抱きっ
馬鹿「ちょっ……」


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