B.B.B. 激闘編
72の馬鹿 〜柘榴石ガーネットとの邂逅であい! 前編〜



某所、月夜の魔獣本部・五行相克
クリスタル「ガーネット、ペリドット、ファイアオパール、エメラルド……今回集まってもらったのは他でも
 無い……馬鹿一行についてだ……」
ガーネット「ほう?」
クリスタル「まだ、数度しか死合っては居ないが……我らを脅かす要因であることは十分分かる」
ペリドット「……フム」
ファイアオパール「そこで、全面戦争というわけか?」
クリスタル「……いや、まだそうとは決まっていない。上からの命令では……次は火の部隊が行って来い
 ……とのことだった……」
ガーネット「木、水と来て次は火か……」
クリスタル「フン……だったらその次は金か?土か?」
エメラルド(……上は何を考えている!?……よく分からん……)
ガーネット「……まぁ、上には上なりの考えかたってモンがあるんだろうが……」
ファイアオパール「……そうだな……我々が詮索すべきことではないか……」
ガーネット「アルマンディン、パイロープ、ディマントイド……出陣命令だ!」
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「御意」
バヒュンッ
※隊長格のガーネットは出向かないんですか!?
天四斗あまよと、商店街
ザムッ
アルマンディン「……馬鹿だな……」
馬鹿「あ!?何だ!?」
(信子と買出しの途中に)突如現れた黒服ズ
ひや信子「きっとツキマだよ!ダーリン♪」
ディマントイド「ツキ……マ!?」
馬鹿「下がってろ!信子」
ザッバッ
左手で信子を下がらせ、右手を刀に添える馬鹿
馬鹿「月夜の魔獣……だな?」
パイロープ「いかにも……我ら月夜の魔獣、火の部隊……」
アルマンディン「……死合ってもらうぞ……」
馬鹿「ヘッ……」
スララッ
抜刀し、対峙する馬鹿と火の部隊
ドタバタドタバタッ
*「待て待て!」
信子「うん!?」
と、そこに……別の黒服がやってくる
*「貴様ら……我ら朔の夜叉のエリアで暴れまわることは断じて許さん!!」
一同「……」
※前回は街を破壊して大変な騒動になってしまったからねぇ……
パイロープ「朔の夜叉……」
信子「サクヤだね」
※略称を考えなくていいですから……
*「どうしてもここで死合いたいというのならば我ら木美きび椎造親衛隊……あ、違った、朔の夜叉隠密機動
 部隊全員を斃してからにしてもらおうか!」
木美きび椎造親衛隊ってアンタら……
信子「それってどっちみちここが大変なことになるってことだよね?」
一同「……」
アルマンディン「フン……ならば、場所を用意してもらおうか?朔の夜叉よ!」
*「む、いいだろう……ついてこい!!」
・
・・
・・・
そして一行は朔の夜叉の案内のもと、郊外へ……
*「ここならば、存分に死合って結構!!」
馬鹿「……何!?この『朔の夜叉多目的要塞・ルーンα設予定地』って……」
*「うむ、現在施設全体を管理するAIシステム、イザベラを開発中である」
一同「そんなことはどうでもいい!!」
*「では!さらばだ!馬鹿!それに月夜の魔獣!!」
ドダダダッ
……そして、木美きび椎造親衛隊の連中は去っていく……
一同「……」
アルマンディン「……馬鹿!!続けようぞ!」
馬鹿「おうよ!」
ジャリッ
と、言うわけでさっきの続きを開始……
ジリ……ジリジリ……
微妙に間合いを取り……
信子「ダーリン、行ッけ〜〜!!」
ドッ
それが合図になったのか偶然かは分からないがとにかく両陣、一足飛びにかかる
一同「おらああ!!!」
ガギャギイインッ
アルマンディン、パイロープ、ディマントイド「な……にぃ!?」
馬鹿の剣に圧し負け、そのまま吹き飛ばされる火の部隊一行
アルマンディン(……侮れん……)
ザダダダンッ
……この死合……どう動く!?


続

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