B.B.B. 激闘編
71の馬鹿 〜血塗られた初恋! その4〜



馬鹿の前にやって来たのは4年半前に失踪した馬鹿の初恋の相手紫羅欄花しあみ・らんかにして无疆むきょうともがら
の刺客アレフ−03スリー!……容姿、言動に惑わされた馬鹿(と、シトリン)は欄花らんかに叩きのめされてしまい
……今、信子が立ち上がる!!
ひや信子「ええ〜〜いい!てやぁ!!」
ゴウンッブウウンッ
ジルコニウム合金製のフライパンで襲い掛かる信子
※ってか信子さん、いつもそれ持ち歩いているんですか!?
紫羅欄花しあみ・らんか(ええい……邪魔な……しかし……なぜ……なぜだ!?なぜ……この女は……)
・
・・
・・・
一方、馬鹿は……
*(……やれやれ……手助けは1度きり……って言ったんだけどな……)
スピカとの戦いで一度は敗れた時の真っ黒な……空間(?)
馬鹿(……お前は……誰だよ!?……)
*(だから……言っただろ……お前自身で気づけと……そして、呼べと!)
馬鹿(気づけ!?……呼べ!?)
*(……仕方あるまい……お前が気づき、そして呼べるようになるまで俺はお前に名を明かさんし……
 全てを貸すわけにもいかん)
馬鹿(だから、どういうことだよ!?)
*(……そのうち分かる……全てにおいて、急かす事はよくないことだぞ?)
馬鹿(……)
*(まぁ、いい……今回もまた……ほんの少しだけ力を貸してやる……)
馬鹿(あ、おい!待てよ!!)
コアアアアアアッ
欄花らんか、信子「うん!?」
そのとき、馬鹿の刀が一際光り輝き
馬鹿「……」
バアンッ
欄花らんか「なっ……何だと!?」
馬鹿を呪縛していた波動が吹き飛ぶ
馬鹿「……退いてろ、信子……すぐ終わらせる」
信子「え……うん」
欄花らんか「貴様……なぜ……呪縛をとく事ができた!?……ま……まさか……破滅の因子……活性化
 !?……そんな……馬鹿な……だが……この波動……!?」
馬鹿「ごちゃごちゃうるせぇ!アレフ−03スリー!!欄花らんかを弄んだ貴様は絶対に許さんぞ!!!」
欄花らんか「黙れ!こっちこそ……全宇宙を消滅させる貴様の力……許すわけにはいかんのだ!!」
ドオオオオオオオオッ
両者……殺気が増幅し……
欄花らんか「うおおおああああ!!!17メルセンヌ・セヴンティーン!!」
ズドオオッムッ
『数』データを圧縮した波動で玄武を具現化させて解き放つ欄花らんか……
馬鹿「ハッ!瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
ゴキュアアッ
対する馬鹿も光のオーラを収束させて龍を具現化し、解き放つ
馬鹿、欄花らんか「はああああああ!!!」
バアッシュッ
と、その直後、シトリンを呪縛していた波動も解ける
シトリン「はっ!?……何!?」
欄花らんか「……ありがとう……馬鹿……これで……私は解放される……」
馬鹿「……欄花らんか……お前……本当の……!?」
シトリン「何!?欄花らんか……」
ダッ
起き上がるシトリン……だが、ダメージが大きすぎるせいかろくに動くことは出来ない……
欄花らんか「……ごめんね……馬鹿……そして……おめでとう……」
馬鹿「は!?」
欄花らんか「……私の分まで……幸せに……生きてね……」
信子のほうを見てそう語る欄花らんか
信子「……分かった……約束するよ」
欄花らんか「……そうだ……最後に……あなたの……名前……を……」
サラサラッ
崩壊していく欄花らんか
信子「……信子……風信子……」
欄花らんか「……そう……さようなら……馬鹿……信子……」
スウウウ〜〜〜
そして……欄花らんかはアレフ−03スリーと供に消滅してしまった……
シトリン「ら、欄花らんか欄花らんかぁああああ!!」
馬鹿「……」
シトリン「馬鹿!!!貴様との因縁はこれで終わりなんかじゃねぇ……今日が……貴様との因縁の新たな
 始まりだ!!覚えておけ!馬鹿!!!」
馬鹿とシトリン……この2人の因縁は……まだ始まったばかりだ!


END

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