B.B.B. 激闘編
60の馬鹿 〜血塗られた初恋! その3〜



馬鹿の初恋の相手、紫羅欄花しあみ・らんか……神隠しにあった彼女は今や无疆むきょうともがらの刺客!……
果たして馬鹿は一度は愛した女性に対して刃を向けることが出来るのか!?
※何!?このエス○ポリス伝記!?
天四斗あまよと、商店街
紫羅欄花しあみ・らんか「ハッ!317レピュニット・スリーハンドレットアンドセヴンティーン!」
ドウンッ
『数』データを圧縮した波動の刃を2つ作ってX字を描くようにに放つ
馬鹿「そんなもので……瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
バシュウッ
光を収束させた刃で一掃……そのまま間合いをつめる
馬鹿「うおおおおお!!!」
ゴッ
欄花らんかに迫る刃……
欄花らんか「馬鹿……」
馬鹿「はっ!?」
……欄花らんかの悲しげな目と声にかつての欄花らんかを思い出し、刃を止める……
欄花らんか1031レピュニット・ワンサウザントアンドサーティーワン!!」
ズドムウウンンッ
馬鹿「ぐ……があ!?」
その隙を突き、『数』データを圧縮した波動で馬鹿を絡め取り、弾き飛ばす
馬鹿「ぐ……ぐぐ……」
圧縮された波動に絡め取られ、身動きが出来ない馬鹿
欄花らんか「あはははは……愚かだねぇ……お前は……我が斃すべき相手だと言うのに……我の容姿、言動に
 惑わされる」
馬鹿「うるせぇ!!」
ひや信子「ダーリン?」
馬鹿「信子、離れてろ!!」
信子「う……うん」
蚊帳の外……な信子
信子(ダーリン……頑張って!!)
ヒュオッ
すぐさま馬鹿の間合いに侵食し
欄花らんか「ねぇ、馬鹿……本当はね……私、朱人章チュー・レンチャンなんかよりずっとずっとあなたの
 ことが……」
馬鹿「黙れッ!!アレフ−03スリー!!貴様が欄花らんかを語るな!!……これ以上欄花らんかの声で喋るな!!虫唾が
 走る!!」
※そういえば……シトリンはどうしたんでしょうか!?
グググググッ
何とか呪縛を解こうと足掻く馬鹿……
欄花らんか「うふふふ……ムダよムダ!!」
シトリン「うおおおお!!」
ドッ
いつのまにか欄花らんかの背後を取ったシトリンが襲い掛かる
くるっ
シトリン「うっ!?」
欄花らんか「……1031レピュニット・ワンサウザントアンドサーティーワン」
ドズウウンッ
だが、欄花らんかと目が合った瞬間、気が緩み、アレフ−03スリーの技を受けてしまう
シトリン「ぐ……ぐぐぐ……ぐうううう……」
欄花らんか「あははは……あはあはあは……そうか、お前はあっちよりも欄花らんかのことを想っているのか……それ
 が仇になったな……アハハハハ!!」
シトリン「それが悪いかよ!?」
欄花らんか「フン……」
ぐっ
軽々とシトリンを持ち上げ……
欄花らんか「じゃぁ、その私への想いと供に死にな!」
ドンッ
シトリン、馬鹿「おごあああ!?」
そのまま馬鹿の方へ投げつけ……
欄花らんか「終わりだ!13メルセンヌ・サーティーン」
ズドゴアアアアアッ
『数』データを圧縮した波動で朱雀を具現化し、身動きの取れない馬鹿、シトリンに襲い掛かる
馬鹿、シトリン「う……うおおああああ!!!?」
ズドオオオオオオンッ
直撃を受け、吹き飛ぶ馬鹿、シトリン
信子「ダーリン!!ダーリン?」
すかさず駆けつける信子
信子「……よくもダーリンを!!許さないんだから!!」
キッと欄花らんかを睨む信子
欄花らんか「フン……女……貴様も破滅の因子に組するならば……死ね!13メルセンヌ・サーティーン!」
ドッ
信子に朱雀が迫るが……
信子「えええい!!」
ガインンッ
ジルコニウム合金のフライパンで叩き落す
欄花らんか「なっ!?」
信子「私とダーリンとの愛の力ぁ!なめないでぇ!!!」
どごおおおおおんっ
そのままフライパンで欄花らんかを殴り飛ばす
欄花らんか「ば……馬鹿な!!?破滅の因子を持たず……ただの……しかも女にぃい!!?」
ザザザザッ
何とか体勢を立て直す欄花らんか……
信子「ふぅうう〜〜〜!!」
信子……愛は勝つってか!?……


続

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