B.B.B. 激闘編
65の馬鹿 〜迫る黄水晶シトリン! 後編〜



馬鹿の小学校時代の級友……朱人章チュー・レンチャン……彼は月夜の魔獣に入り、水の部隊の1人
として馬鹿に迫る……はたして、2人の過去に何があったのか!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
シトリン「行くぜ馬鹿!」
グオオオオオッ
シトリンの邪気が増し……
シトリン「水辰陰殺すいしんおんさつ」
水のオーラを纏った剣閃が馬鹿に迫る
馬鹿「フンッ……そんなものっ光破一文字こうはいちもんじ」
キュゴガッ
光の剣閃で相殺する馬鹿
馬鹿「ハッ!光破二文字こうはにもんじ」
ドドッ
そしてすぐさま間合いを詰めて左右に斬りかかる
シトリン「うおお!水辰陽刃すいしんみょうはちん」
ゴギャウウアアアッ
水のオーラを刃に纏わせ馬鹿を切りつけると同時に地面にめり込ませる
馬鹿、シトリン「ぬううああああ!!!」
ドオオオオオンッ
馬鹿、シトリン「ぐっ……」
ザザザザザザッ
2つの技がぶつかり合い、その衝撃で双方弾き飛ばされる。
※地面にめり込ませる技を喰らって弾き飛ばされたのなら馬鹿は地面にめり込んでいくんじゃ?
馬鹿「やるな……」
シトリン「フッ……」
シトリン(やはり貴様には元々剣の才能があったと言うわけか……くそっ……気にいらねぇ……この俺
 が苦行の果てに身につけたブーストを……いとも簡単に……)
馬鹿(これも因縁……か……あの事件から……もう何年になる……いや……大体……俺たちが
 争ったところであの因縁を断ち切ることは……出来やしない……それなのに……死合う俺たちは……
 馬鹿なのか……)
距離を取ったまま動かぬ2人
シトリン「ハッ!水辰陰殺すいしんおんさつ!」
ドッ
馬鹿に迫る水の剣閃
馬鹿「そんなものでぇ……」
チュイッ
回避しつつシトリンの懐に飛び込む
シトリン「うおおおお!!!」
馬鹿「はああああ!!」
ズドアアアアアッ
突進+斬撃を行った馬鹿の方がただ斬撃を行ったシトリンを凌駕するのは自明の理……そのままシトリンは
弾き飛ばされる
シトリン「ぬ……ぐうう!!?」
ザザザザザッ
馬鹿「シトリン!!!」
キララッドドウウンッ
馬鹿「はっ!」
と、そのとき、遠方から2つの水の剣閃が迫り、咄嗟に回避する馬鹿
クリスタル「そこまでだ!シトリン!」
シトリン「ク……クリスタル様!?」
クリスタル、登場
クリスタル「シトリン……勝手な行動は許さんぞ?」
シトリン「す……すみません……ですが……」
クリスタル「黙れ!死にたいか!?」
ズゴゴゴゴッ
シトリン「ひっ……」
殺気を放つクリスタルに思わず怯むシトリン
クリスタル「……お前が馬鹿か……闇夜の狩人を壊滅に追い込んだと聞いたが……」
馬鹿「……」
刀を構えなおす馬鹿
クリスタル「……今回は挨拶だけだ……いずれ……手合わせ願おうか……フフフ……行くぞ!」
シトリン「は……はっ……」
ザッ
そして、2人は帰っていく……
馬鹿「……ふぅ、とりあえず凌げたな……」
ひや信子「ダーリンッ帰ろっ♪」
抱きっ
馬鹿「おいおい、まだ納刀してないんだってば……」
・
・・
・・・
一方……
シトリン「……クリスタル様……どちらへ!?」
クリスタル「……ついでに物資の補給をな……」
津川殺人鍛冶
クリスタル「……大に中……」
津川まさる「クリスタル様……ですね?」
津川あたる「待っておりました」
クリスタル「注文の品は?」
まさる「はい……五行七振ごぎょうななふり黒死蝶こくしちょう……完成しております」
7振りの形状の異なる刀と、折りたたみ式の黒き手裏剣
クリスタル「……うむ。……また頼む」
まさるあたる「はっ……」
……月夜の魔獣も……戦闘準備が整った!?
※ってか今まで整ってなかったのかよ!ってな突っ込み……


END

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