B.B.B. 激闘編
64の馬鹿 〜迫り来る黄水晶シトリン! 前編〜



某所、月夜の魔獣本部・五行相克
*「木の部隊……さっそく仕掛けてきたようじゃないか……」
オリビン「ああ、水の部隊・シトリン……」
シトリン「戦わずして帰って来た……と聞いたが?」
オリビン「……殺す価値が無いと判断したのでね……」
シトリン「そうかい……それよりもだ……この資料……確かなんだろうな?」
馬鹿一行について調査した資料を手に持ちながらシトリンが言う
オリビン「ああ……出向いたついでに確かめてきたからな……」
シトリン「……そうか……」
オリビン「何か?」
シトリン「いや……」
シトリン(……やっと……見つけたぜ!!)
・
・・
・・・
暫くして……
*「……ペリドット……シトリンがドコに行ったか知らんか?」
ペリドット「やぁ、クリスタル……何だい?なぜ水の部隊の長が木の部隊である俺にそんなことを聞く?」
クリスタル「……オリビンと会話した後に姿をくらましたらしいからな……お前なら何か知っているかと
 ……いや、悪い、邪魔したな……」
去っていこうとすると……
ペリドット「……ひょっとしたら……コイツに死合いにいったのかもね……」
先ほどの資料を手に持ち、振りながら語る
クリスタル「……勝手な行動を……」
そして……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
馬鹿「はふ〜〜、今日も1日……終わった終わった……」
ひや信子「でも、まだ1日は長いんだよダ〜リンッ!」
抱きっ
馬鹿「おいおい……長いってあのな……」
※1日は長いって……何をする気なんですか!?信子さん!?
ザムッ
シトリン「見つけたぜ!!馬鹿!!」
馬鹿「お……お前は……朱人章チュー・レンチャン……!?」
※9連壮って……役マンですか!?
シトリン「フッ……その名は月夜の魔獣に入ったときに捨てた……今の俺の名は、月夜の魔獣、水の部隊が
 1人、シトリン!!」
偽馬鹿「……馬鹿の知り合い!?」
狗訴くそ「……確か……小学校時代にそんなヤツいたような……」
※ちなみにいつだったかの同窓会には出席していません。
馬鹿「……で、何をしにきたんだ!?シトリン……?」
シトリン「決まっているだろ……貴様との因縁を断ちに来たんだよ……」
ズラッ
抜刀するシトリン
馬鹿「……フッ……いいだろう……俺も有耶無耶うやむやになっていた貴様との因縁を断ちたいと思っていたから
 な……下がってろ……信子」
信子「うん」
スラリッ
信子を下がらせて馬鹿も抜刀する
凌霄花しのぎ・そうか(因縁……って何があったんですの?)
狗訴くそ(……まぁ、昔の話だけど……いや、馬鹿に直接聞いてくれ……)
霄花そうか(……分かりました)
シトリン「オリビンから聞いた話だと真の『力』も使えないそうだが……よくそんなんで闇夜の狩人を屠れた
 もんだぜ……」
馬鹿「フッ……」
コオオオオオッ
馬鹿、ブーストしてみせる
シトリン「な……何!?」
馬鹿「いつまでも同じだと思っていると痛い目を見るってことだ……」
シトリン「面白い!!そうこなくては殺し甲斐が無いというもの!」
コオオオオオッ
シトリンもブーストし、飛び掛る
馬鹿、シトリン「はあああ!!」
ギンッガギギンッ
馬鹿(……これが……ブーストか……軽い……刀が自分の体の一部であるかのように……)
馬鹿「はああ!」
ドウウンッ
シトリン「ぬう!?」
ザザザッ
馬鹿に弾き飛ばされるシトリン
シトリン「ヘッ……いつブーストできるようになったか知らんが……初めてのわりにはなかなかどうして
 使いこなせているみたいじゃねぇか……」
馬鹿「そいつはどうも……」
シトリン「だから……手加減なしで行くぜ!!」
……馬鹿VSシトリン……2人の過去何があったのか!?……そして……2人の死合の行方は!?


続

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