B.B.B. 激闘編
60の馬鹿 〜月夜の魔獣…見参す!〜



西の『闇夜の狩人』と並び称される組織……東の『月夜の魔獣』……今回はそんな月夜の魔獣が表立って
登場するお話……
暗黒街……
*「……闇夜の狩人……壊滅か……」
*「……そうか……闇夜の狩人がな……」
*「木の部隊……」
ザッ
1人の漢の言葉に……1人の漢がやってくる
*「はっ、月夜の魔獣、木の部隊が長、ペリドット、参上仕りました」
*「……闇夜の狩人を屠ったという6人……そやつらにアプローチしてこい」
ペリドット「はっ……御意に……」
・
・・
・・・
一方
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
※馬鹿一行は晴れて2年に進級しました。その件については学園編を参照するといいかと……
木美きび椎造「あ〜〜、では、今日も死なない程度に頑張れ……」
そんな椎造のいつものお決まりのセリフが流れる中……馬鹿はグラウンドを眺めていると……
椎造「おう、馬鹿……俺の話の最中で窓の外を眺めるとはいい度胸じゃねぇか……」
馬鹿「うおっ!?なんだ……ありゃ!?」
椎造「てめぇ、俺の話を聞け……」
ガタッ
一同もグラウンドをのぞき込む
椎造「おい、てめぇら……」
……そして、グラウンドにいるのは……
ドドンッ
嘘阿呆「……何だ?あいつら!?」
黒服が数人……
狗訴「まさか……闇夜の狩人の残党か……もしくは……先生の手下が!?」
椎造「ああ!?なんだって俺の手下がこの学校に攻めてこにゃならんだ!?大体あいつらはなぁ……」
一同「いや、分からないから……」
椎造が語り出すとき、一同はあっさりと話の腰を折る……
*「そのどちらでもないぜ……」
と、そんな中、1人の男が語り出す
狗訴「じゃあ……?」
※あれ?グランドと教室って……『語る』じゃなく『叫ぶ』じゃないと聞こえないと思うんですが……
*「我ら、西日本の裏世界を牛耳る闇夜の狩人と並び称される……東日本の裏社会を牛耳る月夜の魔獣!」
信子「じゃ、ツキマだね」
一同(略称はいいから……)
※じゃ、朔の夜叉はどう略すのかな!?
*「我が名は月夜の魔獣、木の部隊のオリビン!闇夜の狩人を屠ったその力……見せてもらおう!」
スラッ
抜刀するオリビン
馬鹿「ヘッ……いいだろう……見せてやるぜ!」
ダンッ
馬鹿もグラウンドへと飛び降り、そのまま抜刀して、対峙……
馬鹿「おりゃああ!!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
キュゴアアアッ
そして、イキナリの大盤振る舞い
オリビン「フッ」
スカアアアアッ
だが、呆気なく回避されてしまう
オリビン「どうした!?貴様の力はこの程度か!?……ただ、力任せでは俺には勝てんぞ?」
馬鹿「なっ!?」
馬鹿(コイツ……スピカと同じようなことを!?)
馬鹿「てめぇ……何だってんだ!?『力』がどうのと……ワケの分からないことを……」
オリビン「!!?……そうか……お前ら……真の『力』とやらが何か分からず……そして闇夜の狩人を
 斃したのか……?フフ……」
一同「あ!?何!?」
狗訴(まさか……あのときの馬鹿の……?)
オリビン「……よかろう……ならば真の『力』……とくと見よ!」
コオオオオオオオッ
オリビンの持つ刀が輝きだし、辺りに殺気が放出される
一同「ぐ……こ……これは……」
スピカとであった頃のように動けない一同
オリビン「ハハハ……貴様ら……殺す価値もないわ!!」
ツカツカツカツカッ
そのまま去っていくオリビン
馬鹿「ま……待てよ!!」
オリビン「……我ら、月夜の魔獣と戦いたくば真の『力』を手に入れてからにするんだな……」
一同「真の……『力』……」
※いやいや、別に戦いたくは……ってか闇夜と月夜が双璧を成すって言葉あきらかにおかしいと思うんだけど
 ……月夜の魔獣にはスピカクラスがうじゃうじゃいるってことだろ!?
真の『力』……それは一体!?


END

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