B.B.B. 激闘編
58の馬鹿 〜无疆むきょうなる殺戮者スローター! 前編〜



闇夜の狩人を辛くも壊滅に追い込んだ馬鹿一行……と、そんな折、无疆むきょうともがらに新たなる動きが……!?
今回はそんな激闘伝説!
*「破滅の因子の活性反応が見られた件についてだが……」
*「遂に全宇宙滅亡のときが来たということか!?」
*「いや……活性反応は今は無い……」
*「……では……どういう!?」
*「おそらく……何かしらの条件により一時的に活性化したかと思われます……」
一同「……」
*「次の手は打ってあります……」
*「ほう?」
*「何でも……破滅の因子に恨みをもつものを入手したとのことで……」
*「なるほど……」
*「……次こそは……无疆むきょうともがらに勝利を!……そして、全宇宙に平安を!!」
・
・・
・・・
そして……无疆むきょうともがらの刺客がまたやってくる……
一方……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業
木美きび椎造「お〜〜し、今日も1日死なない程度に頑張れよ!!」
一同(今日は一体……どんなアブない授業になるんだ……)
※ああ、『慣れる』ってすごいね……
椎造「おい!そこの宇宙人!」
初雪そゆきカズラ「……」
じ〜っと窓の外を見上げているカズラ
椎造「おい!今はJ2のHR俺様の時間!そんな大切な時間に宇宙と交信してるんじゃねぇ!」
ブオウンッ
ビームソードが火を吹きカズラに迫る
一同「ちょ、先生!」
ばしっ
カズラ「……」
だが、しかし、振り向かずに素手で止められる
椎造「な……何ぃ!?まさか……Iフィールド!!?」
一同「なんでやねん!!!」
カズラ「……来る……」
椎造「は!?」
そして視線を落とすカズラ
カズラ「……敵が来る……」
椎造「何チェンゲのゴウみたいなセリフ言ってやがる!!」
金盞花こがね・せんか「先生、宇宙人に地球人のネタが分かるとは思えません……よって今のは偶然だと思われます」
椎造「うるさいわ!!」
そして……グラウンドに現れる1人の影…………
一同「なんだアイツ……」
椎造「あ、あいつはぁ……間違いない、かつて伝説の殺戮者スローターと呼ばれた漢……滅宮めつみや大胡ッ!!フッ、ここで
 あったが100年目……ヤツを倒せば俺の格が上がるってもんよっ!」
ダッ
と、いきなり飛び出す椎造
一同「あ、おい……」
ダダンッ
椎造「滅宮めつみや大胡……貴様を倒して俺は更なる高みを目指す!!」
※なんかすごいこと言ってます……
滅宮めつみや大胡「どけ……ザコが……貴様も破滅の因子に組するか!?」
馬鹿「何!?……」
ひや信子「何?どうしたの?ダーリン」
抱きっ
※さも当然のように抱きつく信子……
偽馬鹿「破滅の因子だと……!?」
馬鹿「……なぁ……まさか……アレは……」
信子が抱きついたままカズラに話しかける馬鹿
カズラ「……そう。あれは……滅宮めつみや大胡と呼ばれる個体を无疆むきょうともがら……アレフ−02ツーが取り込んだもの
 ……全てはあなたを斃すため……」
狗訴「ってぇことは……ヤベぇんじゃねぇのか……あの先生……」
馬鹿「くっ……分かってる!」
ダダンッ
馬鹿も、飛び出す……
※え!?飛び降りたんですか!?
椎造「どけ!馬鹿……貴様に俺の覇道の邪魔はさせん!!」
馬鹿、椎造とアレフ−02ツーの間に割り込む
馬鹿「先生!アレは大胡であって大胡でない……大胡の姿をした侵略者だ!……そして、俺を狙っている
 ……だから、俺が斃す!!」
椎造「はぁ!?何を言い出す……貴様……大胡と言えばなぁ……裏の世界では有名な殺戮者スローターだったん
 だぞ……最も、5年前に姿を晦まして以来誰も見ていなかったがな……そんな伝説が目の前に転がって
 いるんだ……こんな機会、逃すわけにはいかんッ!」
ドッ
馬鹿「だから……」
ズドガシャッ
馬鹿「ぐおは!?」
馬鹿を弾き飛ばして大胡と死合う椎造
椎造「行くぞ!!大胡!!」
大胡「愚かな……貴様……无疆むきょうともがらに刃向うか……」
ガギインッ
組み合う両者……
そして、今、ここに、无疆むきょうともがらの新たな刺客、アレフ−02ツーとの死合が始まる……


続

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