B.B.B. 激闘編
45の馬鹿 〜第3部隊の強襲! 後編〜



怒零湖ドレイコ工業に急襲した闇夜の狩人、第3部隊・禄存ろくそん……馬鹿一行はすかさず応戦し……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
馬鹿「ハッ!光破十文字こうはじゅうもんじ」
ギュンッドドッ
間合いを詰めて十文字斬りを繰り出す馬鹿
アルクトゥルス「フン……真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!!」
ズドウウウッ
だが、それは収束された蒼き剣閃に弾かれてしまう
アルクトゥルス「フッ……馬鹿……貴様の力はこんなものではないはずだろう!?」
馬鹿「……当然ッ!」
ダムッ
飛ばされつつもすぐさま体勢を立て直し飛び掛る馬鹿
アルクトゥルス「……ムダな足掻きを……真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい」
ドッ
馬鹿「光破井文字こうはじょうもんじ!」
ドドドドッ
今度は、収束された蒼き剣閃が2度の十文字斬りに相殺される
アルクトゥルス「フン……」
ギンッ
そして、そのまま組み合う2人
アルクトゥルス「組み合ったところで貴様に勝ち目はない!!真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!」
ドッ
馬鹿「おおっとぉ!!」
ザザザザッ
解き放たれし蒼き剣閃をいち早く察知し距離を取る馬鹿
アルクトゥルス「まだ終わってはいないわ!真人蒼刃しんじんそうは紅怨くおん!」
ゴギャウウンッ
そして馬鹿の隙を突いて蒼きオーラを収束して、球状にしたものを刺突の勢いに乗せて解き放つ
馬鹿「うおおお!!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
ドンッ
光を収束した刃にて一刀両断!
アルクトゥルス「ぬうあ!!真人蒼刃しんじんそうは紅怨くおん!」
ズドムッ
そして、間髪入れずに刺突の体勢から収束させた蒼きオーラの球体を解き放つ
馬鹿「そんなものぉおお!!!」
バチュインンッ
辛うじて回避してそのまま光のオーラを纏って斬りかかる
馬鹿「ハッ!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
キュゴッ
アルクトゥルス「くっ……真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!」
ズドムッ
真人蒼刃しんじんそうは紅怨くおんを発動するだけの時間がないと踏んで咄嗟に蒼き剣閃にて応戦するアルクトゥルス
馬鹿、アルクトゥルス「ぬうううう!!!」
ギリギリギリギリギリッ
そのまま組み合ったまま動かぬ両者……
馬鹿「ハッ!」
ザムッ
ダダンッ
だが、すぐに距離を取る馬鹿
アルクトゥルス「フン……そろそろ死んでもらおうか……真人蒼刃しんじんそうは朽命くちるみこと」
ドゴアアアアアッ
蒼きオーラを存分に高め、刃に纏わせて刃を巨大化させての一刀両断!
アルクトゥルス「我が間合いから逃れることは不可能だ!!」
馬鹿「ヘッ……瑩龍耀臨えいりゅうようりん!」
キュイイイインッ
光のオーラを収束、具現化された龍を解き放って応戦する馬鹿
アルクトゥルス「そんなもので間合いから逃れられると思うなぁ!!!」
馬鹿「そっちこそ……この龍をタダの龍だと思うなよ!!」
ズドムッ
グオオアアアアンッ
そして2つの技が激突し、大爆発が巻き起こる
一同「ば……馬鹿!?」
偽馬鹿、嘘阿呆「はっ!?何ぃ!?」
そして爆音に目を覚ます2人
※ってか今まで寝ていたのかよ!!……おいおい、よほど深い眠りだったのか……!?
・
・・
・・・
煙が晴れると……そこには……
アルクトゥルス「……フ……フフフ……なるほどな……それが……貴様の力……か!?」
ドタッ
まずアルクトゥルスが現れ、そのまま地に伏せる
狗訴「……馬鹿……は!?」
馬鹿「はぁ……はぁ……はぁ……ちぃっとヤバかったか!?」
馬鹿も続いて……それほどダメージを受けずに現れる……
一同「馬鹿……」
ズズン!!
と、安息も束の間……そこにはスピカ参上す!
※いつのまに現れたんですか!?……
一同「スピカ……!?」
スピカ「フフン?」
不適な笑みを漏らすスピカ
カアッ
……蒼き閃光の後、そこに残されたのは禄存ろくそん部隊と……スピカと、馬鹿一行
スピカ「フフフ……これで斗魁とかいも残すところあと1つとなったわけだ……やるな、お前ら……フフフ……
 我らがアジトにお前らを招待できる日が来ることを……楽しみに待っているぜ!!ハハハ……ハァ〜〜
 ッハッハッハッハ!!!」
……スピカ、高笑いとともに消ゆ……そして……ただ一行は黙ってそれを見守るしか出来なかった……


END

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