B.B.B. 激闘編
44の馬鹿 〜第3部隊の急襲! 中編〜



月夜の狩人、第3部隊・禄存ろくそん……怒零湖ドレイコ工業へ急襲す!それに対抗すべく馬鹿一行も出陣!
今回も退けることが出来るのか!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
馬脱まぬけがタラゼドと死合っている最中、奴柱どじはというと……オルフェイスと死合っていた
オルフェイス「真人蒼刃しんじんそうは死霊しにだま!」
ドドドドッ
迫る4つの蒼き剣閃……
奴柱どじ「フン……風刃亂流斬ふうじんらんりゅうざん!」
ババシュアアアッ
それに対し、風の刃を乱れ撃ちして防ぐ奴柱どじ
オルフェイス「ほぉう……少しは出来るようだな……」
奴柱どじ「下手なお世辞はやめろ!」
オルフェイス「フッ……真人蒼刃しんじんそうは死霊しにだま!」
ドドドドンッ
先ほどよりも威力を高めて4つの剣閃を放つオルフェイス
奴柱どじ「そぉい!風刃亂流斬ふうじんらんりゅうざん」
ギャギャウウウッ
こちらも同じく先ほどよりも威力を高めて風の刃を乱れ撃ちする奴柱どじ
奴柱どじ、オルフェイス「ちぃ……」
奴柱どじ「どうやら、考えることは一緒か……」
オルフェイス「ぬかせぇ!真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!」
ズドムッ
収束された蒼きオーラの刃を横薙ぎとして一気に開放するオルフェイス
奴柱どじ風刃礫圧斬ふうじんれきあつざん!」
ドオオオンッ
それを風のオーラで弾き飛ばし押し返そうとする奴柱どじ
オルフェイス「その程度でぇ!!」
ギャウンッ
だがしかし、風のオーラは切り裂かれ、そのまま奴柱どじに剣閃が迫る
奴柱どじ「おおっとぉ……」
チュインッ
先ほどの攻撃によって威力が殺がれていたせいか割と簡単に回避する奴柱どじ
奴柱どじ「おりゃあ!!」
オルフェイス「ぬん!」
ギインッ
そしてそのまま飛び込んできた奴柱どじを受けるオルフェイス
奴柱どじ「ヘヘッ……こうして懐に飛び込んでしまえばさっきの技は撃てまい!」
オルフェイス「フン、愚か者が!ならば死ぬがいい!!真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!」
奴柱どじ「ちっ……飆獅燼踊ひょうしじんよう!」
バッドヒュオアアッ
咄嗟に距離を取る……と同時に無数の風の刃を繰り出す奴柱どじ
オルフェイス「遅いッ!」
奴柱どじ「のはそっちだぜ!!」
収束された蒼き剣閃が奴柱どじを斬り裂く……かと思われたが無数の風の刃の方が威力が高く、そのまま風の刃の
直撃を受けるオルフェイス「ぬ……ぐおおああああ!!!?」
……オルフェイス、敗北す!!
そして、一方……奴柱どじ馬脱まぬけが死合っている頃、狗訴くそもまた死合っているわけで……
プロキオン「はっ!真人蒼刃しんじんそうは死霊しにだま!」
ドドドドッ
狗訴くそに蒼き剣閃が4つ走る
狗訴くそ氷砕魔覇閃ひょうさいまはせん!」
ガキイインッ
だが、その剣閃は狗訴くそに届く前に氷付けとなる
プロキオン「……面白い手品だが……いつまでもそんなものが通用すると思うなよ!」
ゴゴゴゴゴゴッ
プロキオンの刃に気が集まる
狗訴くそ「安心しろ!俺の手品はそれだけじゃねぇってんだ!」
プロキオン「ぬん!真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい」
ズドムッ
収束された蒼きオーラが一気に横薙ぎとして解き放たれる
狗訴くそ「ぬおああ!氷砕突羅閃ひょうさいとつらせん!」
ドッ
冷気の波動を刃に纏わせ突撃する狗訴くそ
プロキオン「バカが……自ら死に至るか!?」
ドッ
プロキオン「な……にぃ!?」
収束された蒼き剣閃を突き破り、さらにプロキオンに迫る狗訴くそ
プロキオン「ぬうう!!」
ギャギッ
そのまま刀を両手で持って受けるプロキオン
ザザザザッ
しかし、圧されてしまう
狗訴くそ「言っただろ。俺の手品はあれだけじゃねぇって……」
プロキオン「ぬ……ぬぬぬ……」
バキバキバキバキッ
圧されつつ、さらに徐々に凍り付いていく
プロキオン「ぬあ〜〜〜!!なめるなぁああ!!真人蒼刃しんじんそうは咒界じゅかい!」
ドズンッ
組み合った状態のまま収束された蒼き剣閃を解き放つ
狗訴くそ「うおう!?」
それには流石に狗訴くそも弾き飛ばされ、体勢を崩す
プロキオン「フッ……禄存ろくそん相手によく戦った……だが、ここまでだ!真人蒼刃しんじんそうは紅怨くおん」
ドゴアアアアアッ
蒼きオーラを収束して、球状にしたものを刺突の勢いに乗せて解き放つ
狗訴くそ「ハッ!冱狼潰智ころうかいち!」
ズオオオオオアアッ
対する狗訴くそも冷気の波動を収束して巨大な氷を作り、プロキオンに投げつける
ドッ……ギャウンンッ
プロキオン「んがはああ!!?」
プロキオンも狗訴くその前に堕つ……残るは……


続

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