B.B.B. 激闘編
38の馬鹿 〜暗夜地獄からの招待状〜



闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊との死合を終えて3日……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
ひや信子「ダーリン、あれからヤミカリに動きは無〜い?」
抱きっ
馬鹿「……ヤミカリって何さ!?」
信子「ヤミカリって言ったらヤミカリだよ〜〜、もう〜。何言ってるのダーリン!?」
一同「それはこっちのセリフだぁ!!」
※……まぁとりあえず信子、馬鹿から離れろや……
凌霄花しのぎ・そうか「……おそらく……闇夜の狩人を縮めた呼び方だと思いますが……」
信子「えへへ〜〜、私が夜も寝ないでダーリンのことを想いながらつけた名前なんだよ……」
一同「闇夜の狩人は!!?」
馬鹿「……まぁ、イキナリ大敗をしたんだからすぐに襲ってくる……なんてことも無いんじゃないの?」
狗訴くそ「……ふむ。そうですね……」
・
・・
・・・
そのころ……
闇夜の狩人アジト・北斗星君
スピカ「……さて、先日銅露大附どろだいふにて行われた死合だが……」
*「突如、侵入者が現れたとのことだったが……」
スピカ「それはこの際どうだっていい……」
*「しかし……」
スピカ「……ですよね?シリウス様?」
シリウス「……ああ、彼奴は馬鹿に敵対するもののようだ……すなわち我らの脅威とはなりえん」
*「……分かりました……」
シリウス「……そんなことよりだ……スピカよ……何故貪狼どんろうを始末した?」
スピカ「……『敗者には死を』……これはシリウス様が最初におっしゃったお言葉でありませんか?」
シリウス「うぬ!?」
スピカ「私はただ、それを忠実に守っただけのこと……」
シリウス「……フン……まぁいい……」
スピカとシリウスとの間に一瞬ピリピリした空気が流れる……
シリウス「今回のことはお前の愚直なるまでの忠誠心の表れと取っておこう」
スピカ「はっ……ありがたき幸せ……」
*「シリウス様、お時間でございます」
シリウスの隣に居た秘書らしき人物がささやく
シリウス「……うむ。では、私はこれにて……」
ガタンッ
シリウス、秘書とともに闇に消ゆ……
・
・・
・・・
スピカ「……さて、では会議を続ける……」
一同「はっ……」
スピカ「……今回の作戦についてだが……第2部隊、巨門こもんに任せようと思うが……異議のある
 ものは!?」
一同「……」
一同沈黙……
スピカ「よろしい。では、任せたぞ?フォーマルハウト……」
フォーマルハウト「はっ!」
スピカ「では、これにて解散とする」
一同「御意」
……そしてその場にはスピカのみが残ることとなる
スピカ「フフフ……今回は凌げるかな?……馬鹿……フフフ……フハァ〜〜〜ッハッハッハッハ!」
……その頃……馬鹿は……
・
・・
・・・
天四斗あまよと、馬鹿研究所
馬鹿「む?メールが届いているな……」
信子「……貪狼どんろうを撃破するとはよくやった……だが、今回はそうはいかん……下記の日時にお前ら6人
 全員海上都市、シー・ファクトリアルへ来い……闇夜の狩人第2部隊・巨門こもんがお前達の相手をする……」
狗訴くそ「……果たし状ですか?また……」
霄花そうか「シー・ファクトリアルですか……これはまた……結構遠い場所を選んだものですわねぇ……」
馬鹿「……ってかどうやって行けってんだ!?」
霄花そうか「ウチの艦でも貸してあげましょうか?……何でしたらヘリでもよろしいですわ」
信子「はいは〜〜い、私も行く〜〜!」
馬鹿「……観光に行くんじゃないんだから……」
狗訴くそ「とりあえずみなさんにも伝えますね」
馬鹿「おう!頼むわ……」
※ってか何で馬鹿研究所のアドレスにだけメールが届くんだ!?……いろいろ調べたんなら偽馬鹿研究所にも
 メールを遅ればいいのに……
……かくして闇夜の狩人・巨門こもんVS馬鹿一行の死合は始まるのであった……今度は敵の本拠地……では
無いけど……馬鹿一行は勝利することが出来るのか!?


続

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