B.B.B. 激闘編
25の馬鹿 〜激戦を潜り抜けて…!〜



銅露大附どろだいふにて始まった馬鹿一行VS闇夜の狩人VS无疆むきょうともがら……この死合は……馬鹿一行の勝利という
形で終結し……?
天四斗あまよと銅露大附どろだいふ
さて、ここでこれまでの話を統括してみましょう……
レグルス「……カ……カノープス様……!?」
カノープス「……」
馬鹿「まだ……やるってんなら……とことん付き合ってやるぜ?」
ジキッ
刀を構えなおす馬鹿一行
アンタレス「ぐ……ぐぐぐ……」
カノープス(こんな……こんな事が……こんな事が!!?)
狗訴くそ「馬鹿……」
馬鹿「んむ?」
偽馬鹿「まぁ、あの状況じゃあこれ以上戦うなんてことは無理だろうな……」
馬鹿「……確かに……」
奴柱どじ「……じゃ、とっとと帰るか?」
馬脱まぬけ「おいおい、その前にサツにでも連絡しとこうぜ……」
嘘阿呆「うむ、確かに……」
ザムッ
と、そこに……1人の漢が……
馬鹿「むぅ!?」
カノープス、レグルス、アンタレス、コカブ「あ……あなた……様は!!?」
やって来た漢を振り向き驚く貪狼どんろう部隊の一行
馬鹿「……どうやら……もう一戦交えなきゃならないみてぇだな……」
偽馬鹿「フッ……」
スラッ
抜刀する漢……
*「フッ……」
カノープス「ス……スピカ様……なぜ……貴方様がこのような場所へ!?」
スピカ「……決まっているだろう……カノープス……」
ゴアッ
馬鹿一行「ぐっ……な……何いぃ!!?」
ビリビリビリビリビリッ
スピカの異常な殺気に馬鹿一同身動きが取れなくなる
レグルス「あ……あああ……ああああ!!!?」
スピカ「敗者に死を!洞明蒼刃どうめいそうは熄骸やみがら」
ズバシュアアアアッ
カノープス、レグルス、アンタレス、コカブ「が……ごあああああ!!!?」
蒼き剣閃が5つ、飛び交い、貪狼どんろう部隊を瞬時に斬り刻む
偽馬鹿「な……何いぃ!!?」
狗訴くそ(こいつぁ……ヤバイ……強さの桁が違う……)
嘘阿呆(あんなバケモノじみたヤツに……勝てるわけがねぇ……)
スピカ「フフフ……フハハハハ……ハァ〜〜〜ッハッハッハッハ!!」
くるり……
貪狼どんろう部隊を何食わぬ顔で始末したスピカは振り返り……
馬鹿「……」
冷や汗タラリな馬鹿一行……
スピカ「まずはよくやったと誉めておこう……」
狗訴くそ「な……に!?」
スピカ「……まさか貪狼どんろう部隊を斃すまでの力があるとは思いもんせんだわ……」
馬鹿「……だったら……」
馬鹿(ヤベェぜ……あんなヤツの気にあたっていたらたちどころにダウンしてしまう……何か……何か
 手はねぇか!?)
スピカ「フフフ……そう慌てるな……今、貴様ら全員が俺と死合っても結果は火を見るより明らかだ……
 違うか!?」
一同「ぐっ……」
スピカ「……我等闇夜の狩人は7つの部隊からなる組織だ……残り6つ……キサマラがもし斃すことが
 できれば……相手になってやろう……フフフフ……」
バチンッ
そして納刀し……
スピカ「フフ……だが……今の貴様らでは不可能だな……ハハハハ……フフフ……死にたくなければ
 もっと強くなる事だな……ハハハハ……ハァ〜〜〜ッハッハッハッハッハ」
ツカツカツカツカツカ……
スピカはその場を後にする……
・
・・
・・・
馬鹿「くは〜〜、死ぬかと思ったぜ……」
偽馬鹿「……ああ……」
狗訴くそ「……馬鹿……世の中にはまだあんな恐ろしいヤツが……」
馬鹿「言うな!だったらあいつの望み通り強くなってやろうじゃねぇか!」
偽馬鹿「おうよ!!」
奴柱どじ「……と、とりあえず……帰ろうぜ?」
馬脱まぬけ「……だな……」
……と、言うわけで一行は帰宅することに…………
馬鹿(俺たちは……勝てるんだろうか……)
……闇夜の狩人VS馬鹿一行……この死合は……まだ始まったばかりだ……


END

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