B.B.B. 激闘編
39の馬鹿 〜悪夢の海上都市! 前編〜



闇夜の狩人……第2部隊が巨門こもん……馬鹿一行を潰しに馬鹿へ果たし状を送る……さてさて、
一体どうなることやら……
日本海上、しのぎ財閥の豪華客船ロイヤル・リョウ
狗訴くそ「……もっと普通な艦は……無かったの?」
凌霄花しのぎ・そうか「……普通といいましても……普段はコレで世界一周旅行などを楽しむのですが……」
※さすが財閥嬢スケールが違う!!
水瓶すいへい栄司「何かご不満でも?」
狗訴くそ「……いや、普通に旅行に行くのならコレでも問題ないと思うんだけど……今回は敵のアジトみたいな
 場所に行くんだから……もし、なんらかの被害があって艦に傷でも……と思うと……」
栄司「フム。なるほど……確かに……それは考えてはいませんでしたね……」
※おいおい……
霄花そうか「ええ、お父様のことですからちょっとでも傷をつけたら修理どころか新しく作り直すとも言いかねません
 し……」
偽馬鹿「フッ……だったら近場で泊めて救命ボートみてぇなモンで近づけばいいんじゃね?」
英司「なるほど、それは名案ですな……」
ひや信子「ダーリン、死合頑張ってね!」
抱きっ
馬鹿「……」
……しかも結局信子は付いてくることに……
・
・・
・・・
海上都市、シー・ファクトリアル
フォーマルハウト「リゲル、コロカロリ、フェルカド……準備は出来ているな?」
リゲル、コロカロリ、フェルカド「はっ……」
フォーマルハウト「……」
ザムッ
馬鹿「来てやったぜ!!闇夜の狩人ッ!!」
馬鹿一行到着(信子と霄花そうかも……一応)
フォーマルハウト「フッ……来たか……」
※あれ?……そういえば闇夜の狩人って結構紳士的な組織なんですねぇ……
フォーマルハウト「……では、早速だが……死んでもらおうか!」
ドッ
一気に飛び掛る巨門こもん部隊
嘘阿呆「おし!作戦通りに行くぜ!」
一同「おう!」
バッ
奴柱、馬脱を信子と霄花そうかの護衛に回し残りの4人で飛び掛る
※あれ!?英司執事さんは!?……艦で待機ですか!?
とりあえずまずは嘘阿呆VSフェルカド
嘘阿呆「火流線壱牙かりゅうせんいつが!」
ゴウッ
炎の剣閃がフェルカドを襲うが……
フェルカド「陰精蒼刃おんせいそうは屍穿しせん」
ゴギャウンッ
蒼きオーラを纏った刃の刺突が炎を貫き嘘阿呆に迫る
嘘阿呆「うお!?」
ギインッ
咄嗟にそれを受ける嘘阿呆
フェルカド「貪狼どんろうと同じ風にかかると痛い目に逢うぜ!」
嘘阿呆「ハッ……俺は生憎お前ら闇夜の狩人と闘うのは初めてなんでな……」
ギャインッ
そのまま刀を捌き、距離を置く嘘阿呆
嘘阿呆「火流貫焼牙かりゅうかんしょうが!」
ゴアッ
フェルカド「陰精蒼刃おんせいそうは屍穿しせん」
ドウンッ
互いに刺突の一撃を放ち激突し……
ズブシュウゥッ
刺突がズレ、そのまま双方に傷を負わせつつすれ違う
嘘阿呆「ちっ……」
ギュルンッ
フェルカド「……陰精蒼刃おんせいそうは貫歿かんぼつ」
ドウウンッ
すぐさま反転し刺突の体勢から蒼き剣閃を放つフェルカド
嘘阿呆「ぬおおおああ!!火流焦連牙かりゅうしょうれんが!」
ババシュアアアッ
炎を纏った刃にて何度も切り裂き相殺する
嘘阿呆「……やるなぁ……テメェ……」
フェルカド「そういう貴様もだ……刀の狂人に教授されたその剣腕……一筋縄ではいかんようだな……」
嘘阿呆「ヘッ……そりゃどうも……だったら次はどうだ!」
フェルカド「フン、貴様に次など無い!陰精蒼刃おんせいそうは貫歿かんぼつ陰精蒼刃おんせいそうは貫歿かんぼつ陰精蒼刃おんせいそうは貫歿かんぼつ陰精蒼刃おんせいそうは貫歿かんぼつ!」
ドンドンドンドンッ
嘘阿呆「ち……ちいいっ……」
何度も迫り来る刺突の剣閃……
嘘阿呆「ハッ!次が無いのはてめぇの方だろうが!爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい!」
ドギュオアアアアッ
炎のオーラを収束させて巨大な火の玉を作り、フェルカドへ投げつける
フェルカド「ぬ……ぬおおあああ!!!?」
ボジュウウウッ
……フェルカド……敗北!?


続

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