B.B.B. 激闘編
34の馬鹿 〜激闘!銅露大附どろだいふ! 前編〜



銅露大附どろだいふでの闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊VS馬鹿一行……なかなか進展せぬ死合の最中、无疆むきょうともがらの刺客が突如
降臨する……カノープスとアレフ−01ワンの2つを相手にしなくてはならなかったそのとき、偽馬鹿と嘘阿呆
が登場し事態は三つ巴戦へと移行する……?
天四斗あまよと銅露大附どろだいふ
アレフ−01ワン19レピュニット・ナインティーン!」
ドドドドドンッ
『数』データを圧縮し、無数の波動の刃として偽馬鹿と嘘阿呆に打ち出す
偽馬鹿「ちっ!真空滅斬しんくうとうめつざん!」
嘘阿呆「火流焦連牙かりゅうしょうれんが!」
ズドゴアアアアッ
真空の刃を無数に放って相殺し、炎の刃で何度も斬りかかる
偽馬鹿、嘘阿呆「どうだぁ!!」
シュオオオオ〜〜
アレフ−01ワン「……」
動じない……と、言うより効いていない様子
偽馬鹿「チッ……」
嘘阿呆「何なんだ!?アイツは!」
※……そういえば……アレフ−00との死合時には偽馬鹿、嘘阿呆はいなかったんだねぇ……
アレフ−01ワン「……23レピュニット・トゥエンティースリー!」
ギョガアッ
『数』データを圧縮し波動を作り、それらをあわせた剣閃を放つ
偽馬鹿「真空滅斬しんくうとうめつざん!」
嘘阿呆「火流焦連牙かりゅうしょうれんが!」
ゴドギャギャギャッ
アレフ−01ワン「ムダだ……そのような技如きでは止められん」
偽馬鹿、嘘阿呆「ちいいっ……」
ズドオオオオオオオッ
回避間に合わず、弾き飛ばされる2人
偽馬鹿(くそっ……強ぇ……)
嘘阿呆(ええ……確かに……)
偽馬鹿(こいつぁバラバラに戦っていても不利なだけだな……)
嘘阿呆(……ならば……)
偽馬鹿、嘘阿呆「いくぜ!!アレフ−01ワン!!」
ゴゴゴゴゴゴッ
偽馬鹿と嘘阿呆の殺気が吊り上がる
アレフ−01ワン(……破滅の因子に組する愚か者が……だが、何故剣気が上がる!?……これも破滅の因子が
 もたらす力か!?)
アレフ−01ワン「だが……貴様らがいくら足掻いたところで私は斃せん!23レピュニット・トゥエンティースリー!」
ドギャギャギャギャギャギャギャッ
迫る『数』の剣閃……
偽馬鹿、嘘阿呆「霄爍猛閃そうしゃくもうせん」
ズバアアアッッ
アレフ−01ワン「何!?」
炎を纏った真空の刃が波動のドリルを斬り裂き、そのままアレフ−01ワンへと迫る
アレフ−01ワン「ぬ……ぬおおおおおお!!!!」
今度は先ほどとは逆に弾き飛ばされることになるアレフ−01ワン
偽馬鹿、嘘阿呆「ふん!!霄爍猛衝そうしゃくもうしょう!!」
さらにアレフ−01ワンの怯んだ隙をついて炎と真空を纏った刃でX字に斬りかかる
ドバアアッ
アレフ−01ワン「ご……おおおああ!!?」
見事にX字に斬りつけられるアレフ−01ワン
アレフ−01ワン(馬鹿な……我等无疆むきょうともがらの計算が……また狂ったのか!?……何故……こうまで梃子摺る
 ……破滅の因子を持たぬただの人間風情に!!?)
偽馬鹿「ちっ……もう一息か……」
嘘阿呆「……だったらぱっぱとカタを着けるぜ!」
偽馬鹿「フン……言われなくともだ!!」
ズオオオオオッ
真空と炎のオーラが刀を纏う
アレフ−01ワン「……破滅の因子に組する愚か者どもに死を!」
ドドドドドドドドドッ
アレフ−01ワンの殺気が増大し……
アレフ−01ワン「ぬぅん!メルセンヌ・スリー!」
ドッ
『数』データを圧縮した波動で虎を具現化し、偽馬鹿、嘘阿呆へと襲い掛かる
偽馬鹿、嘘阿呆「霄爍猛燬そうしゃくもうき!」
炎と真空のオーラが絡み合い、飛龍を具現化し、応戦する
ドッ
アレフ−01ワン「な……に!?」
虎が飛龍に打ち負け、そのまま飛龍がアレフ−01ワンに迫る
アレフ−01ワン「う……うおおおあああああ!!!!!」
ズドムッ
偽馬鹿、嘘阿呆「どうでぃ!!!はぁ……はぁ……」
アレフ−01ワン「……破滅の因子が生きつづける限り……我等无疆むきょうともがらは何度でもお前たちを排除しにやって
 来る……何度でも……なぁ!!!」
ボシュアアアアアアッ
アレフ−01ワンそう言い残し、消滅する……
偽馬鹿「フン……だったら何度でも叩きのめすまでだ!」
嘘阿呆「二度と排除する気がおこらないようになぁ!」
……アレフ−01ワンとの死合はとりあえず終結……


続

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