B.B.B. 激闘編
35の馬鹿 〜激闘!銅露大附どろだいふ! 中編〜



銅露大附どろだいふで始まった馬鹿一行VS闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊……と、その最中、无疆むきょうともがらの刺客も降臨し、戦局は
三つ巴へと移行……
天四斗、銅露大附どろだいふ
偽馬鹿、嘘阿呆がアレフ−01ワンと戦っている間、狗訴くそ奴柱どじ馬脱まぬけはというと……
レグルス、アンタレス、コカブ「陽明蒼刃ようめいそうは一閃いっせん」
ドドドキュオアッ
蒼き剣閃が狗訴くそらに襲い掛かるが……
狗訴くそ「何度も同じ手が通用すると思うなよ!」
バヒュアッ
迫る蒼き剣閃を軽々と回避する3人
レグルス「ぬぅ……なめるなよ!ガキどもが!」
次の攻撃に移ろうかと思ったそのとき……
狗訴くそ氷砕飛刀閃ひょうさいひとうせん奴柱どじ風刃一閃斬ふうじんいっせんざん馬脱まぬけ雷電戟穿爪らいでんげきせんそう」
ドギュオアアアッ
風、氷、雷の剣閃がレグルスらに向かって襲い掛かる
レグルス、アンタレス、コカブ「フン、陽明蒼刃ようめいそうはハ翼ひよく」
ドドッ
だが、それは蒼き左右の剣閃によって相殺される
アンタレス「貴様らと我等では互角のようだな……」
奴柱どじ「だったら何だってんだ!?」
コカブ「だからこそ、戦闘経験を積んだ我々の方が上になるという計算だ!」
レグルス「……よってとっとと死ね!!」
ドキュオアッ
狗訴くそに襲い掛かる蒼き剣閃
狗訴くそ「おっとぉ!風刃礫圧斬ふうじんれきあつざん!」
ズドアアアッ
蒼き剣閃を回避しつつ風のオーラでレグルスを弾き飛ばす
レグルス「ぬ!?……ぐぐぐ……」
ザザザザッ
狗訴くそ「互角なのはさっきの技同士だろうが!」
レグルス「ぬぅうう……」
レグルス(……どういう……!?)
奴柱どじ馬脱まぬけ「つまり……お前たちの技はもう見切ったってこった!」
……狗訴くそら一行……反撃、開始!
アンタレス「何だと!?」
奴柱どじ馬脱まぬけ「うおおお!!」
ドガギンッ
瞬時に斬り込む奴柱どじ馬脱まぬけ
コカブ「ぬ……ぐぐぐ……」
狗訴くそ「はあっ!」
ギインンッ
レグルス「ぬうう……」
飛び込んでくる刃を受けるレグルス
レグルス(馬鹿な……今まで手を抜いていたとでも……!?あるいは……まだ全力で戦っていなかったと
 でも言うのか!?)
ギリギリギリギリ
狗訴くそ「とっとと終わらせるぞ!」
奴柱どじ馬脱まぬけ「おうよ!」
ババッ
そして距離を置く3人
ゴゴゴゴゴゴゴッ
殺気を吊り上げ……
レグルス「フン……戯言をおお……こちらも一気にケリをつけるぞ!」
アンタレス、コカブ「承知……」
ドドドドドドッ
そしてこちらの3人も邪気が増幅し……・
レグルス、アンタレス、コカブ「陽明蒼刃ようめいそうは禍槌まがつひ」
ドギュオアアアアッ
蒼きオーラを刀に纏わせ一気に振り下ろし敵を両断する
狗訴くそ冱狼鎗凍ころうそうとう!」
バキバキバキバキバキッ
奴柱どじ飆獅燼踊ひょうしじんよう!」
ゴヒュオアアアアッ
馬脱まぬけ霆虎刺縛ていこしばく!」
ギュギョオオオンッ
レグルス、アンタレス、コカブ「な……何!?」
突如地面から氷の槍が突き出し、技もろともレグルスを氷に包み込む狗訴くそ、無数の風の刃で瞬時に技を掻き消し
アンタレスをも斬り刻む奴柱どじ、雷のオーラを纏った刃で技をぶち抜きそのままコカブへと突貫する馬脱まぬけ
狗訴くそ奴柱どじ馬脱まぬけ「ぬぅおおああああ!!!!」
……勝負は……簡単に……決まった……?
レグルス、アンタレス、コカブ「ぐ……ごうああああ!!!?」
ドドドドオオオオンンッ
そしてそのまま弾き飛ばされる3人
狗訴くそ奴柱どじ馬脱まぬけ「どうよ!!」
レグルス「ぐ……ぐぐぐ……」
アンタレス「バカな……」
コカブ「こんな……ことが!!?」
3人ともそのまに刀を突き刺し跪く
狗訴くそ「ざっとこんなもんか……?」
ジキッ
狗訴くそ奴柱どじ馬脱まぬけ「それとも……まだやるか!?」
刀を突きつけて3人が言う……
レグルス、アンタレス、コカブ「……ぬ……ぬぅうう……」
……闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊……残るは隊長のカノープスだけだ!


続

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