B.B.B. 激闘編
31の馬鹿 〜闇夜に捧げる為の会合〜



天四斗あまよと、暗黒街・某所
*「ほらよ……カノープス」
カノープス「む」
1人の漢から資料を渡されるカノープス
レグルス「……カノープス様……それは!?」
*「例の6人のデータだそうだ……斗杓とひょうが調べ、纏め上げたものだ……」
レグルス「斗杓とひょう……ですか?」
*「そうだ……やれやれ……俺も斗魁とかいではなく斗杓とひょうに行きたいものだな……」
カノープス「……斗杓とひょう斗杓とひょうで大変なんだろ?だったらどっちでも構わんのではないか?」
*「フッ……」
コツコツコツコツ……
……そして資料を渡した漢は去っていく……
そう、今回は闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊と馬鹿との死合を描いたエピソード
・
・・
・・・
カノープス「ほ〜〜〜、なるほどな……」
パラパラと資料を見るカノープス
アンタレス「……カノープス様?」
カノープス「なかなかに面白い相手ではないか……」
バサッ
資料をテーブルの上に投げつける
カノープス「読んでみろ……」
コカブ「はっ……」
アンタレス「加糖蛮都ばんと・通称『馬鹿』、奏木供臣そうき・ともおみ・通称『狗訴くそ』、糠方郁あっこう・ほういく・通称『偽馬鹿』、
 木林輝義てるよし・通称『嘘阿呆』、仁川度人にかわ・たびと・通称『奴柱どじ』、貫田真一かんた・しんいち・通称『馬脱まぬけ』……」
※主要6人の本名発覚の瞬間!(何!?この瞬間視聴率ランキングみたいな言い回し……)
コカブ「カノープス様、これが何か!?」
カノープス「……さらに読んでみろ……」
コカブ「……なお、馬鹿、狗訴くそ奴柱どじ馬脱まぬけ嘉禎京氏かてい・きょうしの教え子であり、さらに6人は藻零離愁もれ・りしゅうより剣を
 習って」
一同「なっ!?」
カノープス「……分かったか?……ここ天四斗あまよとは西日本と東日本の堺、日本の中心地……そしてそこに
 陣取る第3勢力とも言える組織……朔の夜叉……」
朔の夜叉がいてこそ西日本と東日本の裏社会の軋轢は牽制されている……つまり、地味に凄い存在なんです。
朔の夜叉は……
レグルス「しかし、カノープス様……刀の狂人はともかく、こやつらは既に朔の夜叉とは……」
カノープス「……俺もそう思いたかったさ……」
アンタレス「……どういう?」
カノープス「……先日、お前らが出向いた高校……あそこには……朔の夜叉の創立者……木美きび椎造が
 いる……」
一同「んなっ!?」
一同騒然……
木美きび椎造!お前一体何やってんだよ!!
カノープス「そして、その6人だが……ヤツの生徒だ!」
一同「うおお!?」
カノープス「……だが、朔の夜叉と教師業とを分けているのは唯一の救いだな……」
レグルス「つまり、彼の教え子ではあるが、朔の夜叉の一員ではない……と!?」
カノープス「そうだ!」
※よかった〜〜、生徒は裏の世界に巻き込んでなかったんだ……
アンタレス「……では……?」
カノープス「ああ、邪魔とあれば早々に消せと……斗杓とひょうからの命令だ……」
レグルス「フン、上等だ……」
アンタレス「刀の狂人の教え子とあっては……燃える!」
カノープス「フッ……ならば、行くか……」
コカブ「……どちらへ!?」
カノープス「……銅露大附どろだいふ……」
レグルス「……あの場所ですか!?」
カノープス「既に果たし状は送ってある……あとは、行くだけだ!」
一同「御意」
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・・・
天四斗あまよと銅露大附どろだいふ・グラウンド
銅露大附どろだいふ……正式名称『銅鑼魂露嚇ドラゴンロード大学附属高校』全国にあらゆる悪を輩出せし表社会にある裏の施設……
ザムッ
カノープス「……来たか……」
レグルス、アンタレス、コカブ「フッ……」
……遂に闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊との激突の時が……
※ってかよくよく考えると4:6ですか!?……だったら前回みたいに誰か2人は見学ってことですか!?

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