B.B.B. 激闘編
29の馬鹿 〜闇夜の狩人の始動 その4〜



西日本の裏の世界を支配する組織、闇夜の狩人……彼らはある漢の口封じに怒零湖ドレイコ工業へとやってきたのだ
が、そこに木美きび椎造の命(?)により馬鹿一行が立ちはだかる
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
コカブ「さて、とっとと斃してヤツを殺して、パスワードの解析に励むとするか……」
レグルス「お前が仕切るな!」
アンタレス「……仲間割れしている場合ではないと思うんだけどな……」
レグルス「分かってる!」
偽馬鹿、嘘阿呆「馬鹿、お前1人じゃキツいだろ、俺たちも参加するぜ!」
馬鹿「おう、じゃ、任せるぜ!」
※狗訴ら3人はどうするんでしょう!?
6人「ぬおおあああ!!」
ゴギャインッ
そして再びの激突……
・
・・
・・・
一方そのころ、高校内部では……
怒零湖ドレイコ工業・第一情報室
曼珠沙華まんじゅ・さか「……で、ここで何をしようっていうの?」
金盞花こがね・せんか「決まってるじゃん、そのシステムをこっちで破壊するのさ」
紫陽花「いや、あの、それはいくらなんでも……」
大江戸新東京にとき「いくらなんでも、無理じゃ……」
盞花せんか「餅は餅屋って昔から言うでしょう……部長、いつものお願いします」
部長「OK。今日はどこに?」
盞花せんか「はい、システムのホストの場所は?……IPアドレスでお願いね」
新東京にとき「……」
ボソボソとIPアドレスを語る新東京にとき
部長「ふぅむ……なるほどね……」
カタカタカタッ
部長「ま、こんなもんかな!?」
割とお手軽に侵入をこなすパソコン部部長
※それ、ハッキングな・・
新東京にとき「ウソだろ!?」
部長「あちらさんも結構アマイねぇ……重要な情報なら情報独立網スタンドアローンにしとけばいいってもんだ」
盞花せんか「さんきゅ〜。部長、じゃ、後はこっちの番だ。パスワードが分かればシステムの破壊が出来るんでしょ?」
新東京にとき「え?……あ、ああ……」
※今度はクラッキングする気かいッ!
盞花せんか「で、そのヒントが『アルケミスト』だって言ってたよな?」
新東京にとき「ああ……」
ひや信子「分かった!錬金術からの連想ゲームだね!」
おおとり仙花「そんな単純なものかなぁ!?」
凌霄花しのぎ・そうか「……第一、辞書にのっているような言葉を使用するのはパスワードとして不適格だと思います」
盞花せんか「ま、確かにそれが第一条件だよね……同じように誕生日とかも不可」
沙華さか「……じゃ、錬金術の構築式とかが関係あったり?」
盞花せんか「無理無理、アレは絵とか記号とか使われているから、まず違うと思う……」
陽花「じゃ、やっぱり手詰まりなんじゃ!?」
盞花せんか「いや、ヒントがアルケミスト……なんだからきっと何かこれが重要な手がかりだと思うんだよねん」
仙花「重要な手がかりといってもねぇ……」
沙華さか「……歴代の錬金術師の名前は辞書には載っていない……のでは!?」
盞花せんか「……」
信子「金に変換しようとした技術だよねぇ?」
陽花「じゃさ、金(Au)に変換ってことでKDDIってのどう?」
盞花せんか「パスワードとしては短すぎる。……7桁8桁ってのが普通よ」
※ダメ出ししてないで少しは考えているんでしょうか?盞花せんかさん……
信子「あ〜〜、ねぇねぇ、ひょっとしてさぁ……」
何かひらめいた信子……ぼそぼそっと話してみる
一同「んな馬鹿なぁ……そんなこと……」
盞花せんか「……いや、しかし、それはあるかもしれない……」
一同「え!!?」
盞花せんか「なるほど……そういう考えもあるのか……」
と、早速打ち込みだす盞花せんか
『Walk kiri』と入力しエンター……普通に入ることに成功!
一同「……ウソだろ!!?」
盞花せんか「『アルケミスト』……これは本来の意味の錬金術師とは全く異なる。『歩け』と『ミスト』で区切ること
 ……つまり、『ウォークキリ』……がパスワードだったってわけよ!……さ、ぱっぱとシステムを破壊
 して終わりにするわよ!」
一同「オ〜〜!」
……と、言うわけでこっちはカタがつきそうだが……グラウンドの方は……?


続

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