B.B.B. 激闘編
28の馬鹿 〜闇夜の狩人の始動 その3〜



闇夜の狩人、大江戸新東京にときを抹殺しに怒零湖ドレイコ工業へと迫る……そのとき一行は!?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・保健室
木美きび椎造「はぁ〜〜、メンドウなことになったもんだぜ……」
一同「だから、本人の前で大声で言わないで下さい……」
大江戸新東京にとき「……すまない……私がこんな場所で行き倒れたせいで……」
※ってか何でそんな場所に行き倒れたんだ!?(そいつぁ聞いちゃおしまいよ!)
椎造「……はぁ〜〜、ってぇことだ……お前ら、グラウンドに出てろ!」
と、馬鹿一行を見ながら話す椎造
一同「はい!?」
椎造「ああ?十中八九闇夜の狩人がここに来るから迎え撃って来いってんだ!」
偽馬鹿「……関わるのがイヤだったんじゃないんですか!?」
椎造「おう!当たり前よ!だがもう手遅れなんだよ!このっ」
グイッといきなり新東京にときの襟元をつかむ
紫陽花「ちょ、何してるんですか!」
そして襟元から何かを取り出し、握り潰す
椎造「発信機……いや、盗聴器か!?……とにかく、ヤツらが来るのはもう確定済みだ……ならばなぁ
 俺の庭を荒らさないように迎え撃つってのが流儀だろう!」
一同(やっぱ支配してんのね……この学校……)
馬鹿「……まぁ、その組織とやらが出張ってくるんなら斃すまでだがな……」
ひや信子「ダーリン、頑張ってね!」
狗訴くそ「じゃ、行きますか……」
一同「おう!」
と、言うわけで6人はグラウンドへ出る
※こっちに来るのは1人だからあまりにも戦力差がひどいんじゃないかって!?……フッ……ご安心を
 戦うのは1人だ!(だから、そうじゃなくて……)
ザムッ
*「ここ……か……」
偽馬鹿「早速お出ましのようだな……」
*「何だ!?貴様ら……」
狗訴くそ「闇夜の狩人……の連中でいいんだな?」
*「フンッ……だったらどうした!?」
馬鹿「悪いがな……帰ってもらうぜ」
スラっと抜刀
*「生兵法はケガの元……まして闇夜の狩人に歯向かう愚か者は死ぬだけだ!貪狼どんろう部隊、レグルス!参る!」
ギンッ
飛び掛るレグルス、それを受けたのは馬鹿
レグルス「ぬぅ!?」
馬鹿「闇夜の狩人の剣なんてのはこんなものか!?」
レグルス「言わせておけばぁ!」
ザッ
距離を置くレグルス
レグルス(しかし……明らかに素人剣法の動きではない……)
レグルス「ならば我らが宿星、受けてみるがいい!陽明蒼刃ようめいそうは一閃いっせん」
ズバウッ
蒼き閃光が馬鹿に迫る
馬鹿「光破一文字こうはいちもんじ」
キュガッ
馬鹿も光の一閃を放って相殺
レグルス「なっ……」
馬鹿「そこだっ!」
ギュゴアッ
間合いを詰めて斬りかかる馬鹿
レグルス「ちちぃいっ……」
バッ
辛うじてそれを回避し、また距離を取るレグルス
レグルス(ぬぅ……ガキだと思って見くびっていたが……アレは実戦経験のある手練れだ!)
馬鹿「おおっとっ!」
キュドガアアッ
突如蒼き閃光が走り、馬鹿がそれを回避する
レグルス「!!?」
*「梃子摺っているようじゃないの……レグルス……」
レグルス「アンタレス!お前……」
颯爽と登場したるは闇夜の狩人、貪狼どんろう部隊の1人、アンタレスを名乗る男
アンタレス「カノープス様からの命令でね……どうも、この一件は厄介らしいね」
レグルス「フンッ……だが、そうだとしても、俺がヤツらをしとめ、さらにアイツを抹殺すればいいことだ!」
*「だが、そのヤツらの1人に既に梃子摺っているようじゃないか……」
レグルス「コカブ……貴様まで俺を愚弄するか!」
コカブ……と名乗る漢も颯爽登場
コカブ「ちなみに、この流でいくとカノープス様も登場しそうだけどしないよ」
レグルス、アンタレス「誰に説明してるんだ!?」
馬鹿「……お話は終わったか!?」
コカブ「お前たちの方こそだ……」
……と、言うわけで死合は仕切りなおしに……


続

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