B.B.B. 激闘編
27の馬鹿 〜闇夜の狩人の始動 その2〜



突如怒零湖ドレイコ工業のグラウンドにやってきて行き倒れていたのは……犯罪組織、闇夜の狩人に追われているらしい
人物……
かくて、西日本を牛耳る裏の組織、闇夜の狩人との長き死合の幕が上がる……?
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・保健室
*「はっ!?」
木美きび椎造「ああ?気がついたかこのヤロー!!」
一同「どうしてそんな喧嘩腰なんですか!?」
椎造「んなモン厄介なものをここに招き入れたからに決まっているだろう!!闇夜の狩人だぞ!闇夜の狩人!
 貴様らは暗黒街にいないからそんな呑気なことがいえるんだ!!」
おおとり仙花「……先生は仮にも教師なんですから不穏な発言はあまりしないほうがいいと……」
凌霄花しのぎ・そうか「それで、話は戻りますが……」
*「……あ、はい」
※Q:あれ!?救急車を呼んだんじゃなかったの!?……
 A:保健室で事足りたみたいです。まぁ、過労かなんかでしょう。(おいおい!)
*「天四斗あまよと宇宙開発センターを知っていますか?」
椎造「おう、なんか爆発、炎上したあの施設な……」
*「……私はそこの研究主任をしていた大江戸新東京にときと申すもので……」
椎造「新東京にときサンよぉ、体調が良くなったら即刻出て行ってもらおうか!?」
狗訴「……話くらい聞きましょうよ……」
椎造「ああ?!てめぇら……話聞いて協力しようってんだろ!?ダメだダメだ!そんなゴタゴタに関わりあう
 暇なんぞ無いんだよ!」
馬鹿「それは先生だけでしょ?」
椎造「……」
にらみ合う2人
霄花そうか「……話を続けてくれませんか?」
大江戸新東京にとき「は、はい。我が研究所は表向きは宇宙開発なのですが、どうやら裏では闇夜の狩人のための
 研究を行っていたようなのです」
曼珠沙華「なんで推定?」
新東京にとき「……今となっては確かめる術が無いからです。……そこで、人工衛星を用いたレーザー迎撃
 システムなるものを開発していたのです」
沙華「表向きはミサイルの迎撃システムか何か……と、言うことですね?」
新東京にとき「はい。……そのプログラムの起動パスワード……のヒントが『アルケミスト』らしく……私は
 そのために追われているのです」
沙華「なぜヒントなの?」
新東京にとき「……パスワード本体を知る人物は殺されました……ですから、事実上パスワードは紛失したことに
 なりますが……ヒントを知っているだけでも私は……」
椎造「まぁ、確かにそうだろうなぁ……」
偽馬鹿「ところでアルケミストって何だ?」
金盞花こがね・せんか「アルケミスト……漢字で書くと錬金術師となり、炎の〜とか鋼の〜とかアトラスの〜とか言うと分かり
 易いと思うけどな……」
一同(分かりやすいのかな〜〜!?)
偽馬鹿「……いや、要するにどんな職業なわけ!?」
盞花せんか「そうねぇ……理解、分解、再構築って言ってもわかんないと思うからここは簡単にホムンクルスと
 現代科学を超えた超兵器の2つってとこかな?」
一同(何故にそこで武装錬金!?)
※だいたいそれは『職業』の説明になってないし!
・
・・
・・・
そのころ……
某所、暗黒街
*「……ヤツにつけた盗聴器のおかげで情報を得ることは出来たが……」
*「すでにパスワードは紛失か……」
何やら今までの会話を聞いていたご様子……
*「フン、まぁいい……そこまで分かればあとは消すだけでよかろう……」
一同「し、しかし、カノープス様……」
カノープス「……話が広まり、もし誰かがパスワードを解析しようものなら終わりだ……だからこそ……
 今、殺す!」
*「……分かりました」
カノープス「フム。相手は手負いに等しいザコ1匹……1人で十分だろ……お前、行って来い」
*「はっ、御意に……」
ザッザッザッザッ
カノープス(……しかし……あの声……そして、我らを知るあいつは……まさか……)
……そして……怒零湖ドレイコ工業に闇夜の狩人の魔手が伸びる……!?まぁ、馬鹿一行がいることだし、何とか
なると思うけどねぇ……


続

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