B.B.B. 激闘編
16の馬鹿 〜阿呆の脱走寸劇! その4〜



阿呆、偽馬鹿の走狗となって帰って来る……そして馬鹿VS阿呆の死合が始まったのだが……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
狗訴くそ「チッ……無駄にしぶといですね……」
馬鹿「ああ、仕方ない……こっちもテストのレベルを上げるとするか……」
狗訴くそ「そうですね……」
馬鹿「おし!ルナ・ライム、ルナ・オレンジの出力レベルを5上げる!」
狗訴くそ「OK!!」
ギュオオオオオオオオオッ
さて……地面に埋まった阿呆は……
阿呆「おおおおおおどりゃああ!!!」
ドッ
自力(パワードスーツの力)で這い上がる
阿呆「馬鹿!貴様の力はここまでか!!?あっはっはっは……所詮馬鹿ごときに偽馬鹿の科学力を超える事は
 出来ないんだよ!」
馬鹿「……言ってろ……」
ギュンッ
阿呆「え!?」
イキナリライムとオレンジのスピードが上がる
阿呆「何……今の!?」
狗訴くそ「このスピードについてこられるか!?」
馬鹿「遊びはここからだぜ!阿呆!偽馬鹿!!」
阿呆「ななな……何をぉお!!」
狗訴くそ「ビームレードル!!」
ギュゴアッ
馬鹿「ビームフライパン!」
ドオオオンッ
おたまが、フライパンが阿呆に直撃する
阿呆「それは効かないと分かっているハズ……」
バキバキバキバキ
阿呆「……え!?何で!?何で何で!?」
ITインパルスにヒビが入る
馬鹿「おっしゃ!仕上げ行くぜ!」
狗訴くそ「OK馬鹿!」
馬鹿、狗訴くそ「インサニティ・アイ」
バビュイ〜〜〜ン
眼からビ〜〜ム!!
カッ
ズドオオムッ
阿呆「のはぁ〜〜〜れぇええ!!?」
キラ〜〜〜ン
ITインパルス……大破……阿呆、宇宙を逝く!
そのころの偽馬鹿は……
天四斗あまよと、偽馬鹿研究所
偽馬鹿「んな!!?……何ぃ!?何だ!?この威力!!?馬鹿……貴様謀ったな!!」
※謀ったというより最初から全力でいってなかっただけだと思われますが……
偽馬鹿「……ええい、まぁ、阿呆だからいっか……」
※偽馬鹿にも捨てられた阿呆……ああ、彼はもうどこへ行けばいいのでしょうか……
・
・・
・・・
阿呆「……はっ!?こ……ここは!!?」
狗訴くそ「ようやくお目覚めか阿呆……」
阿呆「いえっ!狗訴くそ!?……って何これ!?」
頑丈なワイヤーでぐるぐる巻きにされている阿呆
馬鹿「よう阿呆……ちょっと起動実験の最終段階を行おうと思ってな……逃げないようにしたってわけだ」
阿呆「……あの、ものすごくイヤな予感がするんですが……」
狗訴くそ「わははは!気のせいだ」
阿呆「嘘付け!!」
馬鹿、狗訴くそ「行くぞ!!!シャインスイープ!!」
キュゴアアアアッ
光を纏ったライム、オレンジが阿呆目掛けて突進する
阿呆「ちょ、ちょ、ちょ〜〜〜」
ズドゴアアアアアアアッ
そしてエネルギーの塊だけを阿呆に直撃させ、瞬時に後退する
阿呆「ほげぇあああ!!!?」
ザザザッ
狗訴くそ「馬鹿!!」
馬鹿「ああ、実験は成功だあ!!」
阿呆「……ちょ……待てお前ら……」
ぶすぶすぶすぶす……
真っ黒こげな阿呆を他所に喜びを分かち合う馬鹿と狗訴くそ……
チキッ
馬鹿「さて、阿呆……」
阿呆「わひぃ!?何で刀突きつけてるの!!?ねぇ……」
狗訴くそ「偽馬鹿の走狗としてこのままここで死ぬか……」
馬鹿「それとも再び俺たちの実験動物として寿命をちょっとでも伸ばすか……」
馬鹿、狗訴くそ「どっちがいい!?」
阿呆「んな〜〜〜」
・
・・
・・・
その後、阿呆の姿を見たものはいない……
阿呆「だから!勝手に殺すなああ!!!」
狗訴くそ「おい!阿呆!次の実験を行うからとっと来い!!」
阿呆「うひぃい……」
……結局……阿呆は馬鹿研究所のモルモットに戻った阿呆であった……
阿呆「ねぇ……誰か俺に救いの手を……頼むから……俺にぃ……」
※きっと嘉禎京氏かてい・きょうしならデザートイーグルで救いの手を差し伸べてくれるさ……
阿呆「いや、それ死ぬって!!」
……阿呆の不幸と馬鹿と偽馬鹿との因縁はまだ終わらない……


END

前の話へ 戻る 次の話へ