B.B.B. 激闘編
15の馬鹿 〜阿呆の脱走寸劇! その3〜



阿呆、馬鹿研究所を脱走……そして偽馬鹿研究所に転がり込んだ阿呆は馬鹿に復讐をするため偽馬鹿の走狗に
成り果てる……果たして……
天四斗あまよと、馬鹿研究所
馬鹿「ふぁ〜〜、阿呆が居ないと人体実験も出来やしないな〜〜〜」
狗訴くそ「ええ、全く肝心なときに居ないんですからねぇ……」
何と!いつの間にか狗訴くそが馬鹿の助手になっていた……
奴柱どじ馬脱まぬけを助手にしなかったのはすぐ喧嘩を始めて研究どころじゃなくなるからです。
狗訴くそ「馬鹿さん……レーダーに反応が……」
馬鹿「ぬ!?」
阿呆「うおおあああああ〜〜〜〜!!!馬鹿ぁ!!!!今日こそこの俺様が貴様を殺すうぅうう!!!」
ドドドドドドドッ
凄まじいスピードで走ってくる阿呆
馬鹿「……阿呆か……それにしても何だ!?あのフザけた巫女装束みたいなものは!?」
狗訴くそ「……ま、阿呆だからな……」
馬鹿「まぁ、丁度いい!実験動物も来たところだ……アレとアレの起動テストを行う」
狗訴くそ「OKです!馬鹿!」
ガチャガチャッ
起動スイッチを押す2人
馬鹿「HMR−012ルナ・ライム起動!」
狗訴くそHMR−013ルナ・オレンジ起動!」
どどぉおお〜〜〜ん
いつだったかR−1に出場させたメイドロボの改良型2機を起動する……
※ちなみに今回はR−1に出場させるためではないので人間サイズに仕上がってます。……と、いうか、むしろ
 あの話ではR−1に出場させるためにR−1規定のサイズで作っただけなのです……ううむ、馬鹿って……
馬鹿「ビームフライパン!」
狗訴くそ「ビームレードル!」
どおおんっ
ビームで出来たフライパンとおたまを装備する
※ちなみにこのメイドロボは遠隔操作タイプです。
阿呆「馬鹿!この偽馬鹿から貰った……何だっけ!?……ええい!とにかくこのパワードスーツで貴様を
 斃すぅ!」
馬鹿「何だ……お前偽馬鹿の走狗になったのか……だったら容赦はしないぜ……」
狗訴くそ「といやあ!!!」
ブオンッ
ビームのおたまが阿呆に迫る
阿呆「のほう!!?」
馬鹿「そこでフライパンブーメラン」
ブンッ
ビームのフライパンを思いっきり阿呆に投げつける
ズドガギイインッ
阿呆「のはあ!!?」
ザザザザッ
圧される阿呆……だけどあんまりダメージは受けてないっぽい
阿呆「なんだ!?この程度か……だったら……こっちから行くぞ。はあああ!!天に針天井!地に地雷原!
 眼にもの見せよ最終奥義!チェンジ!!流星誇張拳んん!!!」
ゴバアアアアッ
思いっきり跳躍し、そのまま殴りかかる
※うわぁ……何!?この技の名前!?まさに『誇張』拳……
馬鹿、狗訴くそ「そんなフザけた技があたると思うか!!」
ひょいっ……
ドゴガアアアッ
軽がる回避……と同時に地面にめり込む阿呆
阿呆「え……えぇぇえええ!!?」
馬鹿「そこでビームフライパン!」
ズドゴアアアアアアッ
渾身の一撃が阿呆に入る
阿呆「わあああ!!!?」
そしてさらに埋まる阿呆……
・
・・
・・・
一方そのころ……
天四斗あまよと、偽馬鹿研究所
偽馬鹿「ふむふむ、概ね順調に動作しているじゃねぇか……」
ITインパルスから送られてきたデータを解析している偽馬鹿
偽馬鹿「……はっ……しまったあぁあああ!!馬鹿研究所に送り込んだんだから発信機を付けて置けばヤツ
 の居場所が分かって乗り込めたのにぃい!!くそっ……この銅鑼握ドラークの偽馬鹿一生の不覚!」
※アンタも海のリハクか!?
偽馬鹿「くっ……まぁいい、阿呆が帰ってきたら聞けばいいことか……」
と、言うことで再びデータ解析を開始する偽馬鹿
偽馬鹿「しかしまぁ……馬鹿の科学力も恐るるに足らずだな……この程度で俺のITインパルスを破壊する
 ことなんて出来んぞ!フフフ……ハッハッハッハッハ!!」
高笑いする偽馬鹿……さてさて……馬鹿の科学力は偽馬鹿の科学力を超えることが出来ないのか!?
それとも……まだ何か隠しているのか……


続

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