B.B.B. 激闘編
12の馬鹿 〜嘘阿呆の挑戦状! 後編〜



馬鹿に新たなるライバル登場……阿呆がどんなヤツか知らずに嘘阿呆と名乗ったその漢は……今、馬鹿に
死合を挑む!
天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学・真剣道部部室
馬鹿「……」
嘘阿呆「……」
両者、にらみ合ったまま動かない……
藻零離愁もれ・りしゅう「ひゃひゃひゃひゃ……動くに動けないか……」
馬鹿(コイツも……できる!!)
嘘阿呆(離愁師匠りしゅうセンセイ……馬鹿ヤツは……出来ます!偽馬鹿が苦戦を強いられるのは確かな
 様だな……)
※嘘阿呆……お前も離愁りしゅうに剣を習っているのかよ!……ってか離愁りしゅう……お前2つの学校を掛け持っている
 のか!?と、いうか、離愁りしゅうがここに居ることに関して何か疑問はないのですか!?
馬鹿「おりゃあ!!!」
嘘阿呆「どおりゃあ!!」
先に動いたのは馬鹿……光のオーラを刃に纏わせ斬撃を繰り出す……も、炎を纏った刃で受けられる
嘘阿呆「燃えろ!!火流線壱牙かりゅうせんいつが!」
ゴウンッ
馬鹿「フンッ!光破一文字こうはいちもんじ」
バチュインッ
光の刃が炎の刃を掻き消す
嘘阿呆「ぬぅ!?」
馬鹿「そこで光破二文字こうはにもんじ」
ズババッ
すぐさま左右への横薙ぎが入る
嘘阿呆「うおおお!!?」
バッ
咄嗟に退く嘘阿呆……
馬鹿「どうした!?これしきを返せないようじゃ偽馬鹿には遠く及ばん!!」
嘘阿呆「忠告ありがとさんよぉ……これはお礼だぜぇ!火流十字牙かりゅうじゅうじが!」
ボボッ
炎を纏った刃で十文字に斬りかかる
馬鹿「おおっとぉ……」
軽々回避しつつ攻撃態勢を維持する馬鹿
※刃に炎を纏わせて刀が溶けたり曲がったりという熱変形をしないんですかね?(それを聞いちゃだめよん♪)
馬鹿「光破十文字こうはじゅうもんじ!」
嘘阿呆「ハッ!火流十字牙かりゅうじゅうじが!」
ドドッ両者同じように十文字斬りを繰り出しそのまま組み合う
馬鹿「ぬううう〜〜」
嘘阿呆「ちいいぃい……」
バッ
そして距離を置いたと思ったら
嘘阿呆「でやああ!!火流貫焼牙かりゅうかんしょうが!」
ボッ
炎のオーラを纏った刃で貫きにかかる
馬鹿「そんな程度で……」
スッ
半身をずらしてかるく回避する馬鹿
嘘阿呆「まぁ〜〜だ終わっちゃいねぇ!!」
ギュンッ
急反転して連撃を繰り出す嘘阿呆
嘘阿呆「火流焦連牙かりゅうしょうれんが!」
ドドドドドッ
そのまま何度も炎の刃を繰り出す
馬鹿「……光破井文字こうはじょうもんじ」
ズババシュバッ
十文字斬りを2度繰り出してそれを受ける馬鹿
嘘阿呆「ぬ……ぬうう〜〜〜」
ザザッ
再び距離を置く両者
馬鹿「なるほど……奥義を使うに値するヤツのようだな……」
嘘阿呆「ヘッ!少しは俺の力を思い知ったか!!」
馬鹿「ああ、だから……全力で貴様を叩き潰す!!」
嘘阿呆「やってみろぉおお!!!」
ズゴゴゴゴゴゴッ
両者、殺気が高まる……
馬鹿「ぬん!瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
キュオアアアアアッ
光を収束して一刀両断
嘘阿呆「はっ!爍蠍球砕しゃっかつきゅうさい!」
ドゴオアアアアッ
炎のオーラを収束させて巨大な火の玉を作り、それを馬鹿に投げつける
嘘阿呆「燃え尽きろ〜〜」
馬鹿「なめるなぁあ!!!」
バチュインンッ
炎の玉が斬り裂かれ……多少の威力が殺がれた斬撃が嘘阿呆に直撃する
ボタボタッ……
出血する嘘阿呆
嘘阿呆「ぐ……ぐぐぐ……馬鹿がここまで力をつけているとは……この嘘阿呆の眼を持ってしても
 見ぬけんだわ……この銅鑼握中学の嘘阿呆一生の不覚!」
※アンタ海のリハクですか!?
馬鹿「さて、トドメをくれて……」
離愁りしゅう「2人とも!そこまでじゃ!!」
馬鹿、嘘阿呆「は!?」
離愁りしゅう「ひゃはっ……さすが馬鹿……嘘阿呆にここまで傷を負わせるとはたいしたもんじゃわい」
馬鹿「……離愁師匠りしゅうセンセイ……?」
嘘阿呆「なにぃ!?」
離愁りしゅう「ここは儂に免じて今回はここまでじゃ……」
嘘阿呆「ちょ、離愁師匠りしゅうセンセイ……なんで敵の師匠なんかやってるんですか!?」
馬鹿「な……何だと!?」
離愁りしゅう「ひゃひゃひゃひゃ……そのほうが面白そうだったからに決まっとる」
一同「なんじゃそりゃあ!!」
……と、言うわけで離愁りしゅうのカミングアウトで今回のバトルは終わる……
※どんな終わり方だぁ!


END

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