B.B.B. 激闘編
11の馬鹿 〜嘘阿呆の挑戦状! 前編〜



天四斗あまよと銅鑼言ドラゴン中学・真剣道部部室
藻零離愁もれ・りしゅう「ひゃひゃひゃ……馬鹿、手紙を預かっておるぞい!」
馬鹿「へ!?手紙!?」
これは1通の手紙から始まった……馬鹿の新たなるライバルの物語……そう、その漢の名は……
馬鹿「……『軽く斃してやるからかかって来な……』フン、面白い!!」
離愁りしゅうはどこからそんな手紙を預かってきたんだ!?
グシャッと手紙を握りつぶす馬鹿だが……
馬鹿「……ところで誰からだっけ!?」
と、とりあえずもう一度手紙を元に戻して差出人の名前を見てみるのだが……
一同「……敗れてますね……」
馬鹿「……だが……阿呆……と何とか読めるが……」
阿呆「はいはい、何か呼びました!?」
馬鹿「とりあえず、問答無用!!」
ズドゴカッ
阿呆「へほぐ!!?なななな……何でぇえ!!?」
弾き飛ばされる阿呆
馬鹿「……まぁ、阿呆はこんなまどろっこしいことをするとは思えんし……となれば……偽馬鹿の仕業
 か!?」
離愁りしゅう「ひゃっひゃっひゃ……果たし状とはなかなかなるじゃないか……」
そして、数分後……
*「貴様が馬鹿か!!」
突如漢がやってくる
馬鹿「……何だてめぇは!?」
*「フッ……果たし状にあった嘘阿呆だ!馬鹿!貴様に死合を申し込む!!」
馬鹿「嘘……阿呆!!?……その制服……銅鑼握ドラーク中学のものか!?」
嘘阿呆「ほぉう……よく知っているなぁ……だったら話は早い!馬鹿!俺と死合え!!」
※文脈がめちゃくちゃです!!
馬鹿「阿呆の偽物とは……拍子抜ける相手だぜ……」
嘘阿呆「……え!?……」
馬鹿「てめぇも物好きだな……あんなザコにも劣るようなヤロウの名を騙るとはな……」
嘘阿呆「……ちょ、待って……阿呆って……そんな弱いの!?」
馬鹿「もう、弱いのなんのって……あ〜〜、今お前が踏んづけてるヤツが阿呆ね……」
阿呆「う……ううう……」
嘘阿呆「うそん!!あまりにも弱すぎて気づけなかったぜ!!」
阿呆「……い、いいから……どいて……」
嘘阿呆「ええい!俺様としたことがこんなフザけたヤツの名前を名乗るとはぁ〜〜〜くそっ……せめて嘘狗訴くそ
 にでもしておくべきだったか……」
ブツブツと独り言を言う嘘阿呆
馬鹿「どうした?嘘阿呆とやら……死合うんじゃなかったのか!?」
スラッと抜刀し準備万端な馬鹿……
嘘阿呆「チョット待ってろ!馬鹿……まずは俺様の名誉のため、阿呆!貴様を消す!!」
阿呆「え!?……ちょ……何でさ!!?」
嘘阿呆「貴様さえ居なければ貴様みたいな雑魚の名を騙ったという悪評が着える!だから安心して俺に消されろ」
阿呆「じょ、冗談じゃねぇ!消されてたまるかってんだ!!はああああ〜〜〜!」
刀を構えて唸る阿呆
嘘阿呆(うわっ……隙だらけ〜〜)
阿呆「喰らえ!我が秘剣!!黄光刹斬おうこうせつざん!!!」
ドッ
一足飛びにかかる阿呆
嘘阿呆「む!?」
コケッ
阿呆「のはう!!?」
だが何も無いような場所で躓きそのまま転倒する阿呆
ドサッ
嘘阿呆「……」
阿呆「……」
嘘阿呆「……燃えろ!火流線壱牙かりゅうせんいつが!」
ドボアアアアッ
炎のオーラを刃に纏わせ、それを阿呆に飛ばす
阿呆「どわっちゃ〜〜〜〜!!はっちゃっちゃっちゃっちゃ……」
嘘阿呆「消えうせろ!クズが!!!」
阿呆「だだだ……誰か!水ぅうう!!!」
狗訴くそ「水は無いけど氷ならあるぞ……」
阿呆「何でもいいから……早くぅ!!」
狗訴くそ「OK。氷砕飛刀閃ひょうさいひとうせん!」
ガキ〜〜ン
阿呆「ほぐ!!?」
冷気の波動で斬り付けられ、氷付けになる阿呆
一同「……こんなオブジェじゃ誰も見向きしないな……」
嘘阿呆「……ええい!馬鹿!そんなことはどうだっていい!!とっとと俺と死合え!!」
馬鹿「ヘッ……いいだろう……軽く地獄を見せてやるぜ!!!」
と、いうわけで……馬鹿VS嘘阿呆……激突す!!


続

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