B.B.B. 激闘編
10の馬鹿 〜馬鹿…捕縛さる! 後編〜



馬鹿、逮捕に死刑!?……これから先の物語はど〜なるの!?……と心配していたあなた!心配後無用!
(何のこっちゃ!?)
天四斗あまよと、商店街・路地裏
偽馬鹿「馬鹿……貴様ぁ……」
馬鹿「……フッ……」
ドタバタッベキバキッ
で、まだ喧嘩している奴柱どじ馬脱まぬけ
馬鹿「お〜〜い、お前ら……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「あ!?何……って馬鹿!?」
馬鹿「何やってんだ!?お前ら?」
奴柱どじ馬脱まぬけ「それはコイツがだなぁ……」
と喧嘩の理由を話す
馬鹿「フム。なるほど……それならばお門違いというもんだ……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「何!?」
馬鹿「なぜなら、真犯人は阿呆だからだ!」
阿呆「ちょ、ま……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「あ〜〜〜〜ほぉう!!!!」
阿呆「ま、待て待て……俺は何も……」
奴柱どじ馬脱まぬけ「問答無用!!!」
ドガスバキッ
阿呆「へぎゃ〜〜〜!!」
・
・・
・・・
ボコられている阿呆はこの際無視!
馬鹿「狗訴くそ!偽馬鹿には手を出すなよ……アレは俺が斃す相手だ!」
狗訴くそ「合点承知です!馬鹿さん!!」
偽馬鹿「フッ……2人がかりでもよかったんだぜ?!」
馬鹿「そういって負けたら2人がかりだったからなどと言うんだろ?」
偽馬鹿「ハッ!」
ズララッ
抜刀しだす2人
馬鹿、偽馬鹿「はあああ!!」
ドッ
一足飛び掛かる両者
馬鹿「光破一文字こうはいちもんじ!」
偽馬鹿「真空覇斬しんくうとうはざん!」
ズギャイインッ
光の刃と真空の刃とがぶつかり合う
馬鹿、偽馬鹿「だぁ〜〜〜りゃ!」
ドオオオオンッ
そのまま技同士がぶつかり合った衝撃ではじけ飛ぶ両者
馬鹿「やるなぁ!」
偽馬鹿「ヘッ……だがここからが本番よぉ!!」
弾き飛ばされつつも体勢を立て直す両者、そして
馬鹿「光破二文字こうはにもんじ!」
ババヒュンッ
左右に2回の斬撃を放つ馬鹿と
偽馬鹿「真空ъヮaしんくうとうげきざん!」
ドババンッ
真空の刃と剣による2回の斬撃を叩き込む偽馬鹿
馬鹿、偽馬鹿「ぬううう!!!」
ギリギリギリギリギリッ
そして、両者はそのまま組み合うことに……
馬鹿(強い……だが、それでこそ斃し甲斐があるというもの……)
偽馬鹿(ええい!やるおるわ!!この俺についてこれるなどと……)
※……まぁ、剣の師匠は同じで、力など馬鹿と偽馬鹿はほぼ互角なんだから……結果的に互角なのは当然
 か……
偽馬鹿「ならばっ……」
チャキッ
刀を構えなおす偽馬鹿
馬鹿「奥義で勝負か……いいだろう!受けてやるぁ!」
ジャキッ
馬鹿も刀を構えなおし……
両者そのまま距離を保ったまま動かない……
馬鹿「瑩龍輝刃えいりゅうきじん!」
偽馬鹿「霄凰震鐶しょうおうしんかん!」
ズドゴアアアアアアアッ
光を収束させ、偽馬鹿を両断にかかる馬鹿と真空の刃の渦に馬鹿を閉じ込めて切り刻もうとする偽馬鹿……
馬鹿、偽馬鹿「ぬうおおあああああ!!!!」
その勝敗は……
偽馬鹿「ぐ……ぐぐぐぐ……」
刀を地面に突き刺し跪く偽馬鹿
馬鹿「……ちっ……ミスったぜ……」
同じく刀を地面に突き刺しそれに寄りかかる馬鹿
偽馬鹿「フッ……馬鹿……貴様の力はそこま……」
ブシュウウウッ
偽馬鹿「ぐ……ごおお!!?」
背中から血が吹き出る偽馬鹿
偽馬鹿(馬鹿な……この俺様が……何たる不覚!!)
偽馬鹿「フン、命拾いしたなぁ……馬鹿……今回はここまでだ!!」
そう啖呵を切ると偽馬鹿は去って言った……
馬鹿「フンッ……命拾いしたのはどっちだか……」
ドサッ
そう言った直後、馬鹿もその場に倒れる
狗訴くそ「ば……馬鹿さん!!?」
馬鹿(……腕を上げてやがる……偽馬鹿……侮れん相手だ……)
……こうして次に会うときこそケリをつける!と心に誓った馬鹿と偽馬鹿であった……
※でもケリつかないと思うなぁ……(うぉい!まてこら!!)
……ちなみに……阿呆は馬鹿と偽馬鹿の死合が終わるまでボコられ続けてました……う〜〜ん、凄い
生命力だ……
阿呆「……た……助けてよ……」
ガクリッ……


END

前の話へ 戻る 次の話へ