朱い宇宙そらの侍・新章ノイエ
第5幕 〜されど烏丸は暁にワラう!〜



烏丸帝国、ついに安子一行に宣戦布告!それを受け取った一行は決戦の地……先の戦いで前の烏丸が終焉を
迎えた場所へと赴く……
※そういえば具体的な場所って指定されてないんだねぇ……(おいおい……)
烏丸・アマツ「来たか……」
珠数恒次たます・こうじ「おう!来てやったぜ!烏丸帝国総帥クローン!!」
烏丸「うふふふ、僕が本当にクローンだって言う証拠はどこにあるのかな?」
日宗三月ひむね・みつき「……そんなこと、どうだっていいじゃない……」
切綱きりつな安子「……おかしい……」
三月みつき「あ?何が?」
安子「……烏丸の他に気配が無い……」
綱國丸鬼こうこく・まき「それって……どういう!?」
国田正貫まさぬき「……まさか、烏丸1人で我々全員を相手にしようと……?」
烏丸「うふふ、そうだよ……不満かい?」
正入まさいり五郎「……たいした自信ですね……」
烏丸「おや?生きていたのかい?……部下の報告も結構あてにならないものだねぇ……うふふふ」
正入道流まさいり・みちる「うんうん、世の中ウソだらけ……ごまかしで出来ているよ〜なもんだよん♪」
一同「あのなぁ……」
五郎(……みなさん、相手は超神鉄の刀を持っています……変神鉄ではひとたまりもありませんので、
 くれぐれも直にあれを受けるということはしないでください)
一同(分かってる!)
五郎(……そして……烏丸に一瞬でもいいですので隙を作らせてください……そのときこそが勝負の
 分かれ目……)
恒次こうじ(超神鉄破壊の……勝算ってこと?)
五郎(ええ、そうです)
道流みちる「う〜〜〜、とにかく、行っくよ〜〜ん♪」
ゴギャッ
と、いきなり飛び出す道流みちる
恒次こうじ「あ、おいおい……」
烏丸「うふふふ……500年も生きてきたそんな君には死というプレゼントをあげよう……」
道流みちる「そんなのまだいらな〜〜〜い♪」
ドゴッガガガッ
殴る、殴る……
三月みつき「はっ!襲刃しゅうじん煌軌きらめき!」
バヒュッ
道流みちるに気をとられている隙に背後から閃光の剣閃が走る
烏丸「おおっと、やるじゃないか……」
ゴバシュッ
左手をかざしてそれを受ける烏丸
三月みつき「な……!?」
恒次こうじ「どいてろ!三月みつきぃ!海衝割かいのしょうかつ!」
ズドオオオアッ
烏丸の頭上から一刀両断を放つ恒次こうじ!
烏丸「あはははは……」
ガッ
だが、それも烏丸が左手で受ける
丸鬼まき「そこです!蒼き調べメロディエ・ヴロウ!」
ドドッ
両手が塞がった所で十文字に斬り裂きにかかる
烏丸「ははははははははは……」
バッ
一同「くっ……」
ダダッ
すぐさま回避、それに伴い一行も散る
※そんなこと……出来るのかなぁ?(おいおい)
正貫まさぬき「フム、いい距離です。お嬢様……四連の舞歌姫クアルティーナ・アリオーソ!!」
ドドッババスッ
X字に切りかかりさらに拳でも2回攻撃を繰り出す
烏丸「ハハッ……なかなかいい連携じゃないか……」
安子「まだ、終ってないですよ!」
ズガギイイッ
そして安子が2刀をもってして斬りかかる
烏丸「ふん……」
ギリギリギリギリッ
それを受ける烏丸
安子(……ここです!)
道流みちる「はいは〜〜い!」
ゴアッ
さらに背後から道流みちるが迫る
烏丸「無駄だよ……」
ドゴアアアアアッ
烏丸「な……なにぃい!!?」
だが、道流みちるが拳撃を繰り出した相手は安子、そのまま咄嗟のことに対応できず圧される烏丸
烏丸「くっ……こいつ……」
バッ
すぐさま後退する烏丸……
五郎「このときを待っていました……」
いつのまにか烏丸の背後を取っていた五郎が動く
五郎「神鉄を鍛える腕を持つということがどういうことか……思い知ってもらいましょう!!」
ゴアッ
一点を狙って超神鉄に殴りかかる五郎
烏丸「あはははははははは……最高だよ!君は!」
ぱっ
咄嗟に刀を手放す烏丸
五郎「ぬっ!?」
ヒュドゴガッ
ポイントはずらされ、拳撃はハズレ……さらに烏丸のケリが炸裂する
五郎「ぐ……がは!!?」
ドギャアアアッ
そのまま弾き飛ばされる五郎
一同「五郎さん!?」
チャッ
刀を再び手にとる烏丸
烏丸「うふふふ……こいつを作った刀鍛冶だからこそ、こいつを破壊できるってことはお見通しさ……」
恒次こうじ(そうか……神鉄を自在に扱えるということは……破壊も自由自在ということか!)
※ってか今気が付いたの!!?
烏丸「さぁ!次はどうする?うふふ……」
烏丸……強し!!


続

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