朱い宇宙そらの侍・新章ノイエ
第3幕 〜試作型プロト超神鉄強奪さる!〜



烏丸との戦いの事後処理でやってきたという切子の姉にあたる安子……彼女の言うには烏丸帝国は健在、
現在も虎視眈々と地球を狙っているという……そして、一行は打倒烏丸帝国のために立ち上がる……
天四斗あまよと正入まさいり商店
正入道流まさいり・みちる「……どぉ?」
正入まさいり五郎「……出来ました……私の長年の研究の結果……ついに……完成したのです。……真神鉄
 を超える神鉄……超神鉄が!」
道流みちる「やったぁ……」
五郎「しかし、これはまだ試作品プロトタイプ……実用段階にはまだ早い代物……」
ガタッ
五郎「……おや?お客ですかな?」
道流みちる「囲まれて〜る」
モニターを見ながら道流みちるが言う
五郎「……黒装束の団体!?……まさか狙いはこの超神鉄か!?……仕方がありません……迎撃と
 行きますか……」
道流みちる「お〜〜!」
※何故分かるんですか?
・
・・
・・・
ガラガラガラガラッ……
商店のシャッターが開くと同時に
*「シャアアアアア!!」
ゴドギャアアアッ
道流みちる「飛んで飛んで飛んで飛んで〜〜〜火に入る火に入る火に入る夏の虫ぃ〜〜〜♪」
飛び掛る一団を道流みちるが一蹴する
五郎「……お引取り願えますかな?今なら無傷で帰ることが出来ますよ?」
チキッ
超神鉄の刀を構えて五郎が言う
*「フン、烏丸帝国のため……その刀を我らがいただく!」
五郎(ちっ……やはり連中の狙いはコレですか……しかし、烏丸帝国とは……)
五郎「仕方ありません……ケガで済むと思わないことですな……」
ドガギンッゴギャアアアッ
……烏丸帝国VS正入父娘まさいり親子……激突!
道流みちる「弱い〜〜弱い〜〜こんなのじゃあつまらな〜い♪」
ドゴッゴギャギャギャギャギャッ
並み居る敵を悉く撃砕する道流みちる
五郎「伊達に500年生きていませんよ!」
ズバスッドギャアアアッ
同じく悉く迫る敵を撃砕する五郎
*「ぶ……部隊長……コイツら……」
*「ええい、怯むな!貴様らそれでも栄えある烏丸帝国の一兵か!?」
*「し……しかし……」
*(フン……だが、あの娘……侮れん……さすがは『神鉄手甲の麗暴姫ジェノサイド・クィーン』)
*「ならば……」
パチンッ
指を鳴らすと共に5〜6人の黒装束が道流みちるへと飛び掛る
道流みちる「撃滅だ!大切にしよう自分の命……字余りぃ〜♪」
※何ゴエ風な川柳詠ってるの!?
ドゴゴッガガッ
殴り、砕き、刳り、弾き飛ばす道流みちる……が……
ガシイイッ
道流みちる「え!!?」
動けぬ程の傷を与えたはずの黒装束によって束縛される道流みちる
道流みちる「くっ……な……何……動かない……動かな〜〜い」
ぎぎぎぎぎぎっ
尚も動こうとするが動くこと叶わず……
五郎「はっ……道流みちる!」
ギンッギギンッ
*「フフフ……人間ならば戦闘不能のダメージだが、ヒューマノイドはそうでもない……形勢逆転だな?」
チキッ
刀を突きつける黒装束の棟梁
五郎「……フッ……動きを封じたくらいでは形勢逆転とはいきませんよ……」
*「フッフッフ……だがな……烏丸帝国の液体金属ヒューマノイドには高性能爆弾を有しており、任務失敗
 の際は自爆する機能が備わっている……たとえ貴様らが神鉄でも完全に破壊しきれなくとも……修復には
 時間がかかるだろう?」
五郎「……くっ……貴様ら……」
*「さて……超神鉄の刀……渡してもらおうか?うん?」
五郎「……」
すっ……ドスッ
超神鉄製の刀を地面に突き刺す
五郎「それです……」
*「フフン……これか……」
スラリッ
地面に突き刺さった刀を手にする黒装束
*「……では……コレはお礼だ!」
ズドムッ
五郎「ぐ……お!?」
峰打ちが五郎に直撃、そのまま道流みちるの方へ弾き飛ばされ
*「あばよ!貴様は古今随一の鍛冶屋だったぜ!!」
五郎「う……うおおおおお!!!!」
カッ
ボOOOOOOOOOMB!!!!
道流みちると衝突した瞬間にヒューマノイドによる爆発が巻き起こる
*「……任務完了……これより帰還する……」
ヒュオアッバババッ
……そして黒装束は何事も無かったかのように消え去り
・
・・
・・・
五郎「……ぐ……ぐぐぐ……」
道流みちる「あは〜〜〜」
傷だらけではあるが動けないことはない2人
五郎「……なるほど、私としたことが……ヤツらの爆弾がいかに強力であれ……神鉄のバリアで多少の
 防御が出来ることを忘れていましたか……」
道流みちる「……取られちゃったぁ……」
五郎「……ですが……まだ……」
※神鉄のバリアって竜闘気ドラゴニックオーラみたいに全身を守れるんですかね?

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