つくがく de SS
4時限目 Part1



クリスマスに向けて家庭科の授業の一環としてクリスマスパーティーを行うことになった一行・・・
そして、パーティーの日は訪れた・・・
12/25
ツクール学園、体育館
会場では、みんなが衣チームの作ったクリスマス羽織を着こんでいる
氷菓子茜薙ひがね・せな「うむ、暖房器具があるとはいえ、やはり、このように羽織るものがないと若干寒いな・・・」
中倉新八「もう少し厚手のものを買ってきた方がよかったでござるかな?」
ライリス「いや、これでも十分暖かいよ。」
新八「ならば良いのでござるが・・・」
天然蛍あましか・けい「ところで、みんな、料理を食べないの?」
一同「え!?」
と、なぜかまだ始まってもいないのに、シャンパン(瓶ごと)と七面鳥(一尾)を持っているけい
一同「ちょっと待て・・・まだ始まってないぞ!」
ササ「え〜〜〜!?」
・・・と、違う場所からも驚きの声が・・・
芹沢慶治「・・・自由過ぎるのも困りものだな・・・」
やれやれ・・・といった風に首を振る慶治
茜薙せな「と、言うかけい・・・お前、それ、1人分じゃないからな・・・」
よもや1人でシャンパンを瓶ごと開け、七面鳥を一尾食べる気ではあるまいな?と茜薙せな
けい「違うの!?」
一同「当たり前だ!!」
まさかのボケに一同総突っ込み
キララ「・・・まだ、始まっていないのに・・・(汗)」
・
・・
・・・
気を取り直して・・・
キララ「・・・では、これよりクリスマスパーティーを始めます。みなさん、シャンパンは行きわたってます
 か?」
会場を見渡しキララが言う。
キララ「では、乾杯の音頭を生徒を代表して竜一さんにやってもらいます」
竜一「何!?」
愛「ご指名だね。・・・竜一君に任せるよ。」
突然の指名にビックリ・・・そして、みんなの視線が竜一に集まる・・・ここはリーダーシップを発揮する場所
だ・・・と竜一は張り切る。
竜一「よ、よし、今日は記憶が無くなるまで飲み明かすぞ!!乾杯」
一同「・・・乾杯・・・」
カラランッ
※シャンパンで記憶が飛ぶまで飲むって・・・取り返しのつかない飲み方だな・・・
と、いうわけで、乾杯も終わり、一同は食事に飛びつく
レイン「ところで、フィルはどの料理を作ったの?」
フィル「オレ!?・・・オレはこのいちごのショートケーキを作っていたけど」
レイン「ふ〜〜ん。」
と、いうわけで、ショートケーキを取りに行くレイン。
司「・・・あれ!?そういえば、ここにさっきまでチョコバナナが無かったか!?」
忽然と消えたチョコバナナ・・・
セナ「チョコバナナと言えばリズじゃない?」
司「あ、そうか・・・」
リズ「あれ〜〜〜!?チョコいちごがいつの間にか売り切れてる!?・・・と、言うか、チョコバナナも1本も無い
 のはどういうこと!?」
犯人だと思しきリズ・・・だが・・・どうも違うらしい
セナ、司「・・・」
そして、リズはそのままファインがチョコいちごを自分の皿に取ってあるのを見てそそくさとファインのもとへ
リズ「ファイン〜〜チョコいちごの独り占めはダメだからね!」
ファイン「ふぁえ!?」
独り占めも何もつい先ほど最後の数個を自分の皿に取ったばかりのファイン・・・
茜薙せな「む!?事件か!?」
そして、茜薙せな、この事件に挑む・・・と、そんな時・・・
慶治「先ほどから何を騒いでいるんだ?お前たちは・・・」
芹沢先生、チョコバナナ二刀流(つまるところ、両手にチョコバナナ)で参上
一同「・・・あれ!?・・・先生・・・?」
そして、一行はジロ〜〜〜〜っと芹沢先生を睨む
慶治「・・・何だ!?このチョコバナナは私の戦利品だぞ!」
リズ「芹沢先生・・・先生の自分の取り皿ってどれですか?」
慶治「・・・私の物を横取りしようとは・・・不届き者め!」
と、チョコバナナを2本とも、片手で持ち、チョコいちごを山のように乗っけていた皿を空いた手で取る。
司「・・・先生こそ・・・チョコいちごの独り占めは・・・どうなのかと・・・」
アンタの方が不届き者だ!と一同は思う
慶治「・・・」
実は甘党な芹沢慶治であった・・・このまま彼はチョコいちごを自分だけで平らげてしまうのか・・・それとも・・・


続

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