つくがく de SS
課外活動の3・前篇



ツクール学園・・・そこは数々のクリエイター様によって作られたキャラが数々の伝説を作っている・・・
かもしれいない学園。
そして、これはそんなツクール学園のある日の出来事・・・
ひらり・・・と紙切れが舞う
リズ「ん?」
それは『ツクール学園スタンプラリー開催のお知らせ』

☆この度ツクール学園全域を巻き込んでスタンプラリーを開催する運びとなりました。
 制限時間内に多くのスタンプを獲得した方には景品がもらえます。
 詳しいことはツクール学園スタンプラリー実行委員会まで  ☆

リズ「面白そうじゃん・・・おっし、さっそく・・・」 と、いうわけで実行委員会本部へと足を運ぶリズ ルイン「お、リズもスタンプラリーに参加するのか?」 リズ「ルインも参加するんだ。」 他にも参加者がチラホラと見えるのだが・・・何か違和感が・・・ ルイン「スタンプラリーの概要としては、開始から2時間でどれだけのスタンプを獲得できるかを競うもの  らしいぞ。」 リズ「へぇ・・・」 ・・・ちなみに、参加者はスタンプラリー用のシートと開始から2時間たったらアラームで知らせてくれる ペンダントを受け取ることとなる。 セナ「・・・スタンプは全部で108個あるみたい」 一同(多ッ・・・) 先に説明を受けていたセナ。そして、まさかのスタンプの総量に一同唖然。 ・ ・・ ・・・ かくて、スタンプラリーは始まった・・・ 音楽室 天然蛍あましか・けい「Zzzzzz」 リズ「・・・」 とりあえず一行が音楽室へ向かうと、なぜかけいが寝ている・・・ 丁寧に机を集めてその上にカーテンを敷いて簡単なベッドを作って ルイン「・・・なぜこんなところで!?」 けい「ふぁ〜〜ああ、よく寝た・・・」 と、そんなとき、けい、起床。そのままスタンプラリーで使用するペンダントを手に取り・・・ けい「・・・ところで、俺が寝てから何分経った?」 リズ「知らないわよ!」 それはお前しか知らないだろ・・・と一行。 ルイン「・・・時計で現在時刻を見れば・・・どれだけ寝たのか分かるのでは?」 そんな中、ルインは真面目に答えるのであった・・・ けい「・・・ま、いっか・・・とりあえず今はスタンプを・・・」 リズ「スタンプ・・・どこ!?スタンプはどこ!?」 ※と、いうか、親切に教えてくれたのにスルーするんですか?けい・・・ けい「だめだよ、これは俺が買ったものなんだから・・・欲しかったら売店まで行って買ってきてね」 一同「はい!?」 一同(スタンプを『買った』!?) 一体どういうことだ!?と首をかしげる一行。まぁ、確かに売店ならスタンプの1個や2個売っているとは思う が、それをスタンプラリーに使用していいわけがないだろう・・・ズルはいかんぞ・・・と疑惑の眼差しを 向ける・・・のだが・・・ そんな一行を前に、けいはスタンプシートに切手を張っていく 司「待て待て・・・それは切手だ!」 けいの奇行にすかさず司が突っ込む。 氷菓子茜薙ひがね・せな「フム、確かに『切手』を英語に訳すと『stamp』となるが・・・」 ある意味間違っては・・・いないのか?と茜薙せなは納得しかける 一同「・・・違うから!今回に必要なのは消印の方だ(よ)!」 けい「あ、そうなの?」 一同「いや、普通スタンプラリーって言って切手を集める人いないから・・・」 呆れる一同・・・をよそに、今度は近くの机からトランペットのケースを持ってくるけい ガチャガチャッ ルイン「今度は何を・・・」 と、訝しんでいると・・・トランペットケースの中は・・・大量のマウスピース 一同「・・・」 こんなに大量のマウスピースを何に使うんだ!?と更に疑問が増える中・・・ 茜薙せな「・・・待て、このケース・・・よく見ると朱肉じゃないか・・・それにこれは・・・マウスピースに模した  スタンプ!?」 それをスタンプと朱肉と一目で看破する茜薙せな・・・そして、一行はこのスタンプラリー・・・スタンプの数も さることながら、スタンプの形も・・・謎だ・・・と思ったのであった・・・ けい「じゃ、そういうことで・・・」 ・・・本当に消印のようにスタンプを押したけいは足早に音楽室を後にする リズ「ど、どんどんいこ〜〜!」 一同「お〜〜・・・」 とりあえず一行もマウスピースに模したスタンプを押していく。全部同じものなのかと思いきや、よく見ると 違っているらしく、なるほど、これなら総数108というのも頷ける・・・ セナ「・・・そういえば・・・このスタンプラリーって制限時間内にどれだけ多くのスタンプを押せるかを競う  ものよね・・・」 ボソリとセナ。 一同「はっ!?」 ドダダダダッ それを聞いた一行は我先にと次なるスタンプを求め、音楽室から去っていく ・ ・・ ・・・ 視聴覚室 茜薙せな「・・・このスタンプを作ったヤツは何を考えているんだ!?」 ビデオテープを模した朱肉の上にブラウン管を模したスタンプ・・・そのスタンプを片手に茜薙せなは考える リズ「やっほ〜〜、茜薙せな。」 と、そこへリズ背後より声をかけてど〜〜んと背中を押してみる 茜薙せな「わうっ!?・・・リズか!?急にビックリするではないか!」 リズ「いや〜〜、後ろから駆け寄って急に声をかけたい・・・とか思わない?」 茜薙せな「・・・む、そんなことは思わないな・・・」 ※まぁ、茜薙せなは正々堂々を好むタイプですからね・・・ リズ「ところで、何かあったの?」 茜薙せな「うむ、このブラウン管を模したスタンプなんだが・・・」 ずいっとスタンプを差し出す茜薙せな リズ「このスタンプが・・・?」 茜薙せな「ご丁寧にブラウン管の球面まで再現しており非常に押しにくい」 リズ「た・・・確かに・・・」 茜薙せな「ブラウン管にも平面のものとかあるからそっちにしてくれればよかったのに、と思ってな・・・」 液晶とは違うのかな・・・とか思いつつリズは早くスタンプ押して次に行こうと思っていたのであった・・・ 茜薙せな(しかし、妙だな・・・) スタンプを一応押し終えた茜薙せなはその場でちょっと考える・・・その間にリズはスタンプをバンバン押していく 茜薙せな(実行委員会・・・あの本部とやらには説明資料とシートとペンダントはあったが、実行委員の連中は誰  1人見当たらなかった・・・だとすれば・・・この企画の主催者は一体!?) リズ「じゃ、先に行くね〜〜」 茜薙せなが考え込んでいる中、リズはスタンプを押し終え、次の場所へ・・・ 全部で108のスタンプ・・・はてさて、2時間という制限時間内に全て集められる生徒はいるのだろうか・・・ そして、主催者は誰なのか!? 続

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