Eighter -Noble Gathering-
11ther 〜未来よりの木乃伊ミイラ B〜



#3
今年で107歳だが、107歳の時に死亡したと思われるミイラの謎……事件にはオーパーツが……歴史の
墓場が関わっているのか!?……総介は事件を引き受け……そして……
天四斗あまよと、Eighter本部
枳篤からたち・あつし「アンタは……」
かみ総介「與鷹よたかはいるか!?」
事件がおきた翌日、総介は天四斗あまよとへやってきた
梓與鷹よたか「総……どうした……?」
山咲桜「昨日起こった謎の事件についてですが……」
あつし「昨日の……って言うとアレか……謎のミイラ事件……」
総介「ああ、そうだ……」
そのまま総介はズカズカとわがもの顔でEighter本部に入り込み、與鷹よたかと共にソファーにつく
総介「……與鷹よたか……これを見ろ」
バムっとテーブルに写真を置く
與鷹よたか「……これは!?」
その写真には……カオスプレートが写されていた……
與鷹よたか「これは……一体……?」
どこで撮ってきたんだ?と與鷹よたか……すぐさま総介は答える。
桜「事件現場を撮影した写真にコレがあった……」
與鷹よたか「……ってことは、事件にはオーパーツが関わっている……ってこと……なのか!?……いや、
 それは短絡的……か!?」
桜「いえ、短絡的ではないかと……」
あつし「……それは……どういう?」
白拍子かんな「……オーパーツ……歴史の墓場の技術を駆使すれば瞬時にミイラを作成することも可能……
 と、いうことですね?」
総介「ああ、そうだ」
與鷹よたか「と、なると、時間軸をゆがめるオーパーツか……あるいはエジプトの神々に関連したオーパーツ……」
総介「……」
ヴウンッ
ルシャーティー・エィユゥミス「そうなると……」
一同「うおおっ!?ビックリした……」
早速ルシャが空間スクリーンで出現。時間軸をゆがめるモノ、あるいは、エジプトの神々に関連するオーパーツに
ついて喋りだす
かんな「……ですが、これはあくまで可能性であって、もしかしたら、事件とは無関係かもしれない……
 と、いう……ことですよね?」
総介「うむ……まぁ、そうなるな……」
與鷹よたか「おいおい……総……」
ルシャーティー「……そうですか……」
残念そうなルシャ……ともかく、一行は東京都の田宮氏の家へと乗り込むことにするのであった・・

#4
東京都、田宮邸
総介「警察のものだが……」
田宮九次郎「またですか!?……何度も言いましたが……一昨日まで生きていたんです……それ以上は
 いえません!!」
頑なに突如ミイラとなったと主張する九次郎
総介「では、コレをどこで手に入れたか……教えてもらおうか!?」
ビッ
カオスプレートの写真を見せる総介
九次郎「……なっ……知りません……」
総介「……ならば鑑識に回す……貸してもらおうか……」
九次郎「ダメです!それはいけません。神様が許しません」
桜「神様!?」
九次郎「ええ、神様は厳しいのですぞ。あれを我ら以外に貸すことは神に対する冒涜です!!」
総介(ええい……埒があかん……)
かんな「……では、見るのは構いませんか?」
九次郎「見る……う〜〜ん……ま……まぁ……構いません……が……」
総介「では、早速案内してもらおうか!」
九次郎「……分かりました。それで警察が気が済むんでしたら……どうぞ……」
家の奥へと通される
九次郎「ここは神を祭る場所でして……神は光を恐れますからな……写真もご遠慮願いますね?」
総介(フザけた神だ……)
ガラッ
部屋中に神棚が飾られ、仏壇も2つ供えられている完全シンメトリーな部屋へ通される……
與鷹よたか(……何だか気味が悪いな……)
桜「……あの……お札だらけの蔵に……?」
九次郎「はい」
スタスタスタ……
蔵の方へ歩み……
九次郎「神様……少し拝借しますよ……」
ガチャリッ
お札だらけの小さな蔵の鍵をはずし、中からカオスプレートを取り出す九次郎
九次郎「……神様からの掟で近づくことは許されません」
かなり距離を置いてカオスプレートを見せる九次郎
かんな「……」
さっそくOCTUでスキャニング。
※人の目で見た物を直接オーパーツコンピューターに取り込んでいます。もちろん、表面だけじゃなく、内面
 まで正確に……(ですので、悪用はやめましょう)
かんな「……あれ!?……データが送受信できない……?」
與鷹よたか「え!?」
かんな「……データの送受信を遮る何かがこの場所に……まさか……」
辺りを見渡すかんな
かんな「リーダー、OCTUコレ持っていてください」
與鷹よたか「え……?あ……ああ」
與鷹よたかにOCTUを託すとイキナリ神滅超越者ラグナロクエクセルを展開するかんな
かんな「はっ!」
バヒュンッ
ズバアアアッ
九次郎「な……なんてことをするんですか!!ここは神様を祭る聖なる空間……」
ガラガラガラガラッ
壁が斬り崩され……中から漆黒の壁が……
一同「なっ!?……こいつは!?」
……そう……それは巨大なカオサイトの板であった……しかし……なぜ……こんな場所にこんなに
大量に!!?


続

前の話へ 戻る 次の話へ