#3
梓與鷹（よたか）が殺人事件を起こした！？容疑者として署に連行された與鷹（よたか）だが真犯人は天宮裕（ゆたか）では無いかと考える
中川邦武（ほうむ）「……すると……負けた腹いせに殺人を起こして名を貶めようとした……」
梓與鷹（よたか）「……ああ……そうだ……」
邦武（ほうむ）「馬鹿なことを！」
バムッ
警官「中川警部……ウラが取れました……確かに、犯行時刻、梓氏は依頼人（クライアント）と逢っており、
　犯行は不可能です」
突如やっていた警官がそう語る
邦武（ほうむ）「ぬ……ぬぅう……」
・
・・
・・・
その頃の天宮裕（ゆたか）はと言うと……
天四斗（あまよと）、某所
天宮裕（ゆたか）「ハッハッハッハッハ！！！どうよ！拳帝！與鷹（よたか）キサマがいかに強かろうと官憲の前には無力なのよ！！
　ハハハハハハ！！フハハハハハ！！！」
與鷹（よたか）逮捕のニュース報道を聞きながら笑う裕（ゆたか）
裕（ゆたか）「しっかしつまらねぇ……逮捕されちまったらもう復讐できねぇじゃねぇか！與鷹（よたか）の野郎……ちっとは
　抵抗して逃走でもしやがれってんだ！！」
忌々しげに毒づく裕（ゆたか）……もし、與鷹（よたか）が抵抗し、逃げたのなら、更に追い打ちをかけようと画策していたのだが
これで、計画が水泡に帰してしまった……
※まぁ、疾（やま）しいことがある人が逃げ出すんであって、與鷹（よたか）は別に疾（やま）しいことは何もやってないわけで、逃げない
　のですよ……これが、與鷹（よたか）クオリティー
裕（ゆたか）「……くそっ」
天宮としても與鷹（よたか）が逮捕されている間は殺人を起こさないつもりらしい……
・
・・
・・・
で場所は変わって……
天四斗（あまよと）、Eighter本部
雨水朧（おぼろ）「あ〜〜あ、どうすんのかしらねぇ……リーダー……」
白拍子かんな「……行ってきます！」
そこへ颯爽と登場したかんなは……超運で全てを理解し、すっくと立ち上がる
朧（おぼろ）「行くって……やっぱり富山県警……？」
かんな「そうですよ……」
百鬼あろえ「お土産よろしくね〜〜」
一同「サツに行ってどんな土産を持ってくるんだよ！！」
かんな「……分かりました、リーダーの無罪っていうお土産を持ってきますから期待して待っていてください
　ね」
一同「……」
恋する乙女は怖いのです……笑顔でそう告げつつもその背後に何かドス黒いオーラを悟ったEighter一行は
ちょっとだけビビるのであった……

#4
<富山、富山県警
警官「なななっ……ななっ……中川警部！！たたたた……大変です！！！」
邦武（ほうむ）「どうした！？」
何を慌てているんだ！？お前は……少しは落ち着きを持て……と中川警部……
警官「運の女神様がご立腹です！！」
一同「ンなっ……にぃッ！！？」
だが、運の女神ご立腹の知らせに盛大に恐れ慄（おのの）く……相手は世界の回転すら担うという神のような存在……
そんな神に祟られて生きていけるわけがない……
かんな「リーダー、大丈夫ですか？」
與鷹（よたか）「ああ、とんだ災難だ……」
かんな「……天宮さんも悪知恵が働いているらしく、リーダーが逮捕されている間は犯行を行わないみたい
　ですねぇ……」
與鷹（よたか）「……まぁ、それ位は……するだろうな……」
ダンッ
一同「ヒッ！」
机の上に写真を置くかんな
邦武（ほうむ）「なっ！？これ……はぁ！？」
それは、アトランティスでプリントアウトした、與鷹（よたか）を名乗り、道場破りを行った漢の写真であった……
かんな「……リーダーの釈放を要求します」
一同「いい……いえっさぁ〜〜〜！！」
ババッ
と、言うわけで……証拠不十分として、神蓋（しんがい）流八極拳道場襲撃事件で逮捕されていた與鷹（よたか）は釈放される……
当然、そのニュースを聞き、裕（ゆたか）は動き出す
かんな「……で、少し頼みたいことがあるんですが……」
一同「……は、はい、何なりと！！」
かんなに傅（かしず）く富山県警であった……
・
・・
・・・
その頃……裕（ゆたか）は次のターゲットを決め、復讐を開始……
天四斗（あまよと）、巖（がん）流島拳道場
裕（ゆたか）「うおおお〜〜りゃあああ！！！」
ドゴンッ
＊「な……何事である！？」
＊「師範……マントで全身を隠した漢が……攻め入ってきています」
＊「むぅ……神蓋（しんがい）流八極拳を潰したというあの漢か……」
＊「いかがします！？師範……」
＊「蝦原（えびわら）源三郎氏は我が友でありよきライバルであった……この勝負……退くわけには……」
與鷹（よたか）「待ってください」
＊「うん！？」
かんな、與鷹（よたか）登場
＊「貴方は……」
與鷹（よたか）「ここは俺にまかせてくれませんかね？……必ず蝦原（えびわら）氏の仇は取って見せます」
＊「何を言うか！？余所者が勝手に入り込むことでは無いわ！」
かんな「でも、あなたの実力ではあのものを斃（たお）す事は難しいですよ……」
＊「運の……女神殿！？」
與鷹（よたか）「……俺にとっても……あいつに引導を渡さなければならないのだ……頼む！！」
＊「……そこまで……言うのならば……」
與鷹（よたか）「……勝手言ってすみませんねぇ……」
一方、道場では……
裕（ゆたか）「おらぁ！とっとと出て来い！！師範よ！この双狼拳（そうろうけん）の梓與鷹（よたか）様がキサマをあの世に送ってやるわ！」
與鷹（よたか）「騒々しいな……」
※かんながOCTUで與鷹（よたか）を師範とソックリに特殊メイクを行っています
裕（ゆたか）「来たか！」
與鷹（よたか）「巖（がん）流島拳、師範、沢村藤一郎……お相手いたそう……」
裕（ゆたか）「ハッ！地獄を見せてやるわぁ！！！」
ドッ
一足飛びかかる裕（ゆたか）……次回……ついに裕（ゆたか）に引導が渡される！？


続