B.B.B. 学園編
161の馬鹿 〜我儘な女王再臨す 後編〜



突如、天蓋てんがいあだの軍事演習ということで我儘な女王ビウム再臨!かくて、カズラと死合うことになったのだが、
固定スペックのビウムはシフト万能型のカズラに勝てず散る!そして、また突如現れた天蓋てんがいあだ麦門冬湯むぎのもん・ふゆゆとの
死合が始まる……ことになるのだが……
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・グラウンド
麦門冬湯むぎのもん・ふゆゆ「んじゃっいっくよ〜〜〜」
ゴアウウッ
一同「うおお!?消えた!?」
冬湯ふゆゆ「んっふっふっふ〜〜〜、カズラぁん……あなたがいかにシフト特化でスピードを全部上げたとしても
 私のスピードには敵わないわよ……」
ギャギャギャギャギャギャッ
カズラの回りをぐるぐる高速移動する冬湯ふゆゆ
初雪そゆきカズラ「そんなことは分かってる」
冬湯ふゆゆ「だったら……」
ゴガキイイイッ
高速で繰り出される攻撃を……片手で受け止めるカズラ
冬湯ふゆゆ「んなっ!!?」
奠泥まつでいビウム「ふむ、スピードだけが特化していても他の部分が平均以下では話にならないと、そう
 言うことだな……」
冬湯ふゆゆ「聞いていてすご〜〜く悲しくなるような事実を平然と暴露しないでよっ」
生徒「……でも、何で攻撃してくる角度とか方向とかがわかったんだ!?」
と、素朴な疑問……
馬鹿「いや、それはそっち方面にシフト特化したからじゃないの?」
一同「……」
でもってアッサリと解決したのであった……
冬湯ふゆゆ「くっ……負けたわ……」
一同「速ッ!」
がっくりと項垂れる冬湯ふゆゆ
冬湯ふゆゆ「でも、これで終わったと思わないことね!軍事演習はまだ終わっていない……天蓋てんがいあだはまだいっぱい
 いるんだから!!」
馬鹿「……ってかまだ続くのか!?」
ひや信子「……授業、どうするんだろうね!?」
なんだか普通に心配を始める馬鹿一行をよそに……
カズラ「……心配いらない……全部一撃で斃す」
ゴゴゴゴゴゴゴッ
一同「わ〜お、カズラに黒いオーラが……」
カズラ、本気になる……?
冬湯ふゆゆ「豪語したわね……じゃあ、やってみなさいっ!!」
ビシィっと指を差す冬湯ふゆゆ
ビウム「残念だが軍事演習終了のお知らせだ!」
冬湯ふゆゆ「あらん!?」
だが、しかし、唐突に終わりを迎える……
ビウム「では、また逢おう……」
ズルズルズル……
かくて、ビウムは颯爽とヘンタイ交換留学生を首輪を引っ張って引きずって去っていく
冬湯ふゆゆ「うう……こんな早くに軍事演習が終わってしまうなんて……私もそろそろ帰ろうかしら……」
ガシイッ
木美きび椎造「マテぇ!」
だが、唐突に掴まれる
冬湯ふゆゆ「あの……何でしょう?」
椎造「ビウムが破壊していった俺のクラスの窓ガラスは弁償してくれるんだろうなぁ!?」
冬湯ふゆゆ「いや、それ、ビウムに聞いてください」
椎造「ああ!?今、すでにいない奴にどうやって聞けってんだ!?」
冬湯ふゆゆ「……だ、だったら、関わったカズラに……」
椎造「ほぉう、貴様は自分の生徒から金を巻き上げろと言いたいわけだ!?」
冬湯ふゆゆ「いや、そんなことは……」
馬鹿(いや、アンタ普通に巻き上げることするだろう……)
信子(カズラには敵うわけないから冬湯ふゆゆにあたってるんだねぇ、ダーリン)
冬湯ふゆゆ「か、カズラぁん……なんとかして……」
カズラ「……私には関係のないこと……」
すたすた……
無情にも去っていくカズラ
冬湯ふゆゆ「ちょ、ひどっ……カズラぁん……カズラぁん!!こうなったら、力尽くであなたを倒して逃げてやる
 んだから!」
椎造「いい度胸だ!日頃のカズラへの鬱憤……貴様で晴らしてやる!」
冬湯ふゆゆ「何!?その八つ当たり!?」
ズドゴガアアアアンッ
・
・・
・・・
かくて、不毛な死合は始まった……まぁ、結果は……椎造が勝ってしまったのですが……う〜〜ん、
やっぱり、カズラって規格外最高傑作なんですねぇ……


END

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