B.B.B. 学園編
152の馬鹿 〜世にも炳乎へいこなゴルフ!〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズその43……ゴルフ編
天四斗あまよと天四斗あまよとゴルフ場
台力抜君たいりき・ばつぐん「おっしゃ……てめぇら……今日は絶好のゴルフ日和だ……みんな、存分にアイアンで敵を
 殴り殺せ!」
一同「それゴルフじゃねぇ!!」
抜君ばつぐん「てめぇら、ゴルフをやったことあるか!?……まぁ、ないだろうなぁ……ゴルフなんて会社員が
 接待でしかやらないからなぁ……」
生徒「いや、それすごい偏見だと思います……」
抜君ばつぐん「いいか、ゴルフとはッ!片手だけに手袋をはめて行うスポーツである!」
一同「あっているけど何か違う気がします!」
がぁっと吠える一行を無視して……話を進める抜君ばつぐん
抜君ばつぐん「さて……てめぇら……台力たいりき流ゴルフ2段の俺が誰でも簡単に飛距離を伸ばす方法を教えてやろう!」
金盞花こがね・せんか「チャーシューメンとかいうアレですか!?」
抜君ばつぐん「はぁ!?何を言い出す……チャーシューメンだろうが、塩ラーメンだろうが、そんなもので飛距離を
 伸ばせると思うか!?いいか……肝心なのは心構えだ……今から見せるからよぉく見ておけ!」
と、いうわけでお手本を見せる抜君ばつぐん……
まずはぐっとクラブを握る。
抜君ばつぐん「『プラァ〜〜』と叫んで気合を高める……」
ズゴゴゴゴッ
馬鹿(いや、殺気だってるんだけど……)
抜君ばつぐん「『ズマァ〜〜〜』と叫ぶと同時にクラブを振り上げ」
ぐおおっとクラブを振り上げる抜君ばつぐん
抜君ばつぐん「そして、同時にネオイーグル号にプラズマエネルギーを送る感じで……」
盞花せんか「ちょっと待ってください……」
抜君ばつぐん「『サンダァ〜〜〜〜アアア〜〜〜!』と叫びつつ敵を撃砕する!」
だが、無視して話を続ける抜君ばつぐん
ズバゴオオンッ
ボールが蒼き電光を纏いつつはるかかなたへと飛んでい行く
抜君ばつぐん「どうだ!?チャーシューメンなんかよりはるかに飛距離が増すぞ〜〜〜」
一同「……人間技じゃねぇ……」
抜君ばつぐん「更に、これよりも飛距離を伸ばしたい場合は『ストナァ〜〜ア』と『サァ〜〜〜〜ンッ』と『シャインッ』
 で区切るといいぞ」
盞花せんか「……なぜにゲッターなんですか……」
初雪そゆきカズラ「……わかった……」
ぐおおおおおおっ
一同「わ〜〜〜、わ〜〜〜!カズラ!違う!!違うから!!ストナーサンシャインなんて出さなくていいから!」
カズラ「……残念」
一同(残念って……カズラ……)
抜君ばつぐん「なお、シャインスパークはゴロが悪いから使うなよ……真シャインスパークならまぁ、なんとかなるが
 ……だが、間違っても自分が飛んでいくなよ!」
一同「本当にシャインスパークを撃つんじゃないんだから!!」
盞花せんか「先生、サンダーボンバーやプラズマノヴァはどうなんでしょうか?」
と、そんな中、盞花せんか、質問タイム
抜君ばつぐん「ぬぅ……プラズマノヴァはともかく、サイダーボンバーはゴロが悪そうだな……」
一同「いや、それはいいから……もう、ゲッターから離れてください……」
・
・・
・・・
で、暫くたって……
抜君ばつぐん「更に……台力たいりき流ゴルフの奥義を見せてやろうじゃねぇか……」
馬鹿「奥義って……」
ひや信子(どんなんだろうね?ダーリン?)
馬鹿(……また、トンでもない技なんだろうなぁ……)
抜君ばつぐん「……よく見ておけ……これがゴルフの1つの到達点……」
ぐくおっ
目一杯クラブを振り上げると同時に片足も上げる
抜君ばつぐん台力たいりき流ゴルフ、奥義ッ!!ホールメイクアンドインワンッ!」
ズドゴアアアアッ
ズドオオンンッ
凄まじい威力でボールを打ちだし……そして、地面に穴をあけて無理やりホールインワンをでっちあげる
抜君ばつぐん「どうよ……これぞゴルフの1つの到達点……どんな状況でもたった1ショットでホールインワンを
 行う究極の……」
一同「そりゃイカサマだぁあ!!!!」
馬鹿「大体、本当のホールじゃない場所に入れても仕方ないだろ……」
抜君ばつぐん「ああ?この俺がルールだ!文句あるか!?」
一同「ありまくりだぁ!!!」
※と、いうか、そんな技を使っていたら……ゴルフ場から強制退却されると思うんだが……
……と、いうわけで、例の如くゴルフの授業もトンでもな展開に進んでいくのであった……


END

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