B.B.B. 学園編
144の馬鹿 〜狂瀾きょうらんの学園祭…! その1〜



天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J3
木美きび椎造「あ〜〜、お前ら……そろそろ待ちに待った3年に1度の砕展の季節がやってきたなぁ……」
生徒「今、何かオカしな漢字表記じゃなかったですか!?」
椎造「さて、怒零湖ドレイコ工業祭の出し物だが……地獄を味わうことの出来る冥土喫茶と……」
一同「ちょっと待て……のっけからオカしいだろうが!」
椎造「ああん!?文句あるかぁ?!」
ぶおんっシュベルトゲーベルで脅す椎造
生徒「……つ、続けてください」
椎造「どこまでいったか……?……そうそう、出し物だったな……次、地獄を見せる写真展……これは
 古今東西数々の修羅場の写真を展示し、世の中にはこんな地獄もあるんだなぁ……としみじみつくづく
 感じる個展であり……」
馬鹿「……どんな個展ですか!?」
椎造「他には……ちょっと趣向を変えてツンデレ執事喫茶なんてどうだろう……」
一同「ヤメテください!!」
椎造「むぅ……さすがにそれは無いか……では、冥土喫茶『貴様には地獄すら生ぬるい!』と写真展
 『これより先はお前にとっては地獄より辛い道!』のどっちがいいか……」
金盞花こがね・せんか「なぜに北斗の拳に出てくるセリフめいた店名なんですか!?」
椎造「店名の文句は俺にぃ〜〜言ぇえ〜〜えい!!」
盞花せんか「……霞拳四郎じゃないんだから……」
馬鹿「ってかその2つで決定なんですか!?」
椎造「おうともよ!!」
一同「……」
生徒(どっちもイヤなんですけど……)
生徒「……と、言うか、先生……その、冥土喫茶ってどんな喫茶店なんですか!?」
椎造「む!?説明をしていなかったか……いいか、よく聞け。まず、腕に自慢のある女子にメイド服を来て
 もらいどんな色仕掛けを使ってもかまわんからお客を席につかせるんだ……」
一同「どんな色仕掛けを使っても構わんって……おい……」
椎造「そしたらあとはこっちのモンだ……まず、お金を出させてメニューを出し、さらに水も金をとり、
 注文で一番安いヤツを選んだら地獄を見せる!……これが冥土喫茶の全容だ……」
一同「客がくるわけねぇだろ!!」
椎造「だから言っただろ……どんな色仕掛けを使っても構わんから客を見せに引き込め……と」
馬鹿「……本末転倒な気が……」
椎造「無論、喫茶店を出すなら売り上げは1番意外は認めん……それ意外は地獄を見せるぞ!!」
一同「……」
偽馬鹿(……どっちもヤなんだけど……)
馬鹿(俺もだ……)
一同(こういうときは……)
バッ
みな、カズラを見る……
初雪そゆきカズラ「……分かった」
じりじり……
椎造「な……てめぇら……卑怯だぞ……困ったときのカズラ頼みなんぞ……」
生徒「先生こと困ったことがあったらビームソードを振りかざして……どっちが卑怯だと思っているんです
 か!?」
椎造「貴様!!言わせておけば……よかろう……貴様の成績は……ごぎゃああ!!?」
ギリギリっと腕を掴まれあらぬ方向へ曲げられる椎造
椎造「ウソ……ウソです!先生は心優しいからそんなことは……しないッ!!」
ぱっ
と、咄嗟に腕を放すカズラ
椎造「くはぁ……」
生徒「じゃ、先生、こっちで決めていいですね!?」
椎造「くぅ……よかろう……おのれ……カズラ……これで終わったと思うなよ!!いつか貴様を……
 すみませんごめんなさい。何でもありません……」
カズラの殺気にビクビクする椎造
馬鹿(……東西日本裏社会のトップに殴りこみをかけた漢とは思えん……)
カズラ「……では、出し物を何にするか、決めたいと思います」
一同「おう!!」
……そして、椎造を退場させ、一行は文化祭の出し物を決めることになった……果たして……馬鹿達の
クラスはどんな出し物をするのか……そして、椎造は……また何か企んでいるのか……


続

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