B.B.B. 学園編
89の馬鹿 〜世にも惑亂わくらんな『保健』〜



怒零湖ドレイコ工業トンでも授業シリーズ……30までもう少し!……な29段!
天四斗あまよと怒零湖ドレイコ工業・J2
はざま黒姫「はい、分かった。みんな……BJは単行本未収録作品がまだあり、これは纏めると1巻作れそうな
 ボリュームなの……つまり、BJ全17巻ってのもひょっとしたらそのうち全18巻になるかもしれない
 わ〜〜」
一同「……」
黒姫「……というか、OVA版BJのコミック3巻以降がとっとと発売されないかしら、すごく楽しみにして
 いるのに……」
金盞花こがね・せんか「DVDとか買わないんですか?」
黒姫「だって高いじゃん……」
一同「さいですか……」
黒姫「あと、アニメ版も……3巻まで出しといてあと音沙汰無しってどういうこと!?」
馬鹿(……今日の授業はなんだか愚痴が多いなぁ……)
偽馬鹿(……何か製作者の愚痴も多少なりとも混ざっているような……そんな気が……)
一同(……)
パンッと手を叩き
黒姫「さ、では今日は待ちに待った強化手術の実技の練習よ〜〜」
一同「ちょ、マテ!!」
生徒「あの、先生……その手術って……勿論……」
黒姫「この中の誰かよ……動物実験なんて動物が可哀相だと思わない?きっと動物保護団体の連中から苦情が
 わんさかくるわよ……犬だったら……」
一同「寒ッ……」
生徒「いやいや、生徒を人体実験にするってのも問題大有りだろうが!!」
黒姫「あら?人間保護団体なんてあるとでも思っているの!?」
一同「人間の場合は保護団体じゃねぇだろ!!」
黒姫「今日の強化手術は初歩の初歩……性格反転手術♪」
一同「……」
黒姫「女の子の体になってめくるめく秘密の花園を試して見たい……なんて思う人いない!?」
男子生徒の一部「うっく……なんだかすごくグっとくるものが……」
黒姫「他にもみなから男勝り……なんて思われている女子、性格反転手術をして見返して見たいと……」
女子生徒の一部「余計なお世話だ!!」
生徒「……ち、ちなみに先生……手術って……やっぱり……その……」
黒姫「ん?」
ゴソゴソっと白衣を探り……
黒姫「大丈夫、このおクスリ一本で一発OK、別に斬ったり貼ったりしないわよ」
アヤしげな液体の詰まった注射器を取り出し笑顔で言う……
一同「……」
黒姫「さぁさぁ!誰かいない!?いないんだったら先生が勝手に決めちゃうぞ♪」
一同「せせせせ……先生!!あの・・戻ることも可能なんですよね?」
黒姫「ん〜〜、多分」
一同「多分って何ですか!?多分って……」
黒姫「だってこれ使うの初めてなんだもん♪」
一同「『初めてなんだもん♪』じゃねぇ!!いやです!却下です!!だったらまず先生が使ってください!」
キラキラと眼を輝かす先生
黒姫「……おお!」
一同(えええ!!?まさかマジで使う気じゃ!?)
黒姫「う〜〜ふふ……そうねぇ……じゃあ……早速」
ぐおっ
注射器を片手に左袖を捲くり上げ……
生徒「わ〜〜〜!わ〜〜!!ちょ、ちょっと冗談です……冗談ですって!!」
止めに入る生徒1人
黒姫「えい!」
ぷすっ
生徒「!!!?」
黒姫「んふふふ……そんなアヤしげなおクスリ自分に試すわけないでしょ!」
一同「マテコラ!!」
カカッ
そして生徒から閃光が……
馬鹿「うっく……一体どういう原理なんだ!?」
・
・・
・・・
生徒「……どわぁ!!!何か胸にふくらみがぁ……」
黒姫「良かったわね〜〜黒波砌哉せいやクン……いや砌奈せいなちゃん。実験はペルフェクティオよ!」
黒波砌奈せいな「イヤだぁ!!今すぐ元に戻してくれぇ!!」
黒姫「あら?これで気兼ねなく女子更衣室に入れるし、女湯にも入れるのよ……何を嫌がるの!?」
砌奈せいな「……いやいやいや……それとこれとは別問題だぁ!!」
……その後、死ぬまで人体実験の被験者になるなら戻してあげてもいいわよ……と迫られたのだが……
砌奈せいな「いやぁあ!!!」
一同(南無〜〜〜)


END

前の話へ 戻る 次の話へ