B.B.B. 激闘編
140の馬鹿 〜雪辱リベンジ!…黒帝団! その2〜



LODの使い方を会得した黒帝団……ついに動き出す!……かくて朔の夜叉設立者が見守る中、馬鹿一行との
雪辱戦が始まったのだった……
天四斗あまよと、郊外・ルクシオール建設予定地
照桑乗てりくわ・じょう「フフフ……この前はカリはこの場で返させてもらうよ」
馬脱まぬけ「ハッ……頭脳派だが肉体労働が不得手なヤツが何を言う……」
じょう「フン……」
冱壊豺犇ヴァナルガンドを手にするじょう
紺凝禰唖コンコルディア(あれは……第一聖天・布上利瑠フェンリルの神器!?)
馬脱まぬけ(神器!?)
紺凝禰唖コンコルディア(気をつけなさい……神器の力を甘く見ると命取りになるわ)
馬脱まぬけ(……分かった……)
じょう「フフフ……この俺がLODの力を会得し、さらにこの冱壊豺犇ヴァナルガンドを駆使する事で作り上げた人間のデータ
 すらにも干渉するコンピューターウィルス……受けてみよ!!」
馬脱まぬけ「それ、既にコンピューターウィルスじゃねぇ!!」
※最もなツッコミだ……
じょう「うっさいわ!!I rub you!」
ゴバウッ
と叫びつつ冱壊豺犇ヴァナルガンドを振り下ろす
馬脱まぬけ「はっ!」
ゴゴオオウウッ
回避、と同時に馬脱まぬけがいた場所が燃え出す
馬脱まぬけ(……布上利瑠フェンリルの神器って言うからてっきり氷系の技だと思ったが……)
紺凝禰唖コンコルディア(彼の能力……ですね)
じょう「ハッ!I rub you!」
馬脱まぬけ「うおおおお!!」
コオオオオオオオオッ
一気に3段階までブーストレベルを上げて迫るもはやコンピューターウィルスとは言えない代物を斬り払う
ザムッ
じょう「ぬ……う!?」
馬脱まぬけ「ぬん!!霆虎刺縛ていこしばく!」
チュゴオオオアアッ
雷のオーラを纏った刃で刺突に掛かる馬脱まぬけ
じょう「フン、ファイアウォール」
ドゴオアアアアッ
馬脱まぬけ「な……何ぃ!?」
突如炎の壁が立ちはだかり馬脱まぬけの刺突を防ぐ
紺凝禰唖コンコルディア(回避ッ!)
馬脱まぬけ「ちいっ……」
ザザザッ
咄嗟に退いて距離を取ろうとする馬脱まぬけだが……
じょう「逃さんよ!レインデイ」
ドゴガアアアアアッ
その進行方向に岩塊が降り注ぐ
馬脱まぬけ「ち……ちいぃいい……」
ガギャギャギャギャギャギャギャッ
岩に雷は通じないので全て斬り払う馬脱まぬけ
じょう「フハハ!!どうした!?それで終わりか!?」
馬脱まぬけ「ほざけ!霆虎吼鳴ていここうめい!」
チュギャアアアアッ
雷のオーラで具現化した虎を解き放つ
じょう「無駄なことを……レインデイ!」
ゴガガガガガガガッ
冱壊豺犇ヴァナルガンドを振り下ろすと同時に雷の虎に無数の岩塊が降り注ぐ
馬脱まぬけ「甘いぜ!」
ヒュオッ
だが、奥義はオトリ、そのまま一足飛びに掛かる馬脱まぬけだが……
紺凝禰唖コンコルディア(後ろ!)
馬脱まぬけ「ぬ……お!?」
ドギャオアアアアッ
背後からの攻撃を辛うじて回避……
馬脱まぬけ「な……にぃ!?」
そう、背後にもじょうがいたのだ……
じょう「フフフ……言い忘れていたがな、パソコンでできることは俺にもできるようになったのだよ……
 すなわち、コピー&ペースト……もな……」
馬脱まぬけ「くそっ……常識ハズレな……」
じょう「フフンフン……」
ギョルギョルギョル……
さらにコピー&ペーストを繰り返すじょう
馬脱まぬけ「ぬ……ぬぅ……」
紺凝禰唖コンコルディア(……さすがに神器までは複製できていないみたいね)
馬脱まぬけ(……いや、複製されているんだけど……)
紺凝禰唖コンコルディア(あれはあくまで形だけ……神器をかたどったレプリカに過ぎないわ)
馬脱まぬけ(なるほど……つまり……本物の神器を持っているヤツを狙えばいいというわけか……)
※え!?見た目が同じで本物をどう見分けるかって!?そりゃ勿論、神器特有の『神気』を探るんですよ。
じょう一同「さぁ……そろそろ死んでもらおうか!!」
すっ……
馬脱まぬけ「……」
と、目を瞑る馬脱まぬけ……
じょう「死ぬ気か……よかろう……ならば、ここで終わりにしてやろうではないか!」
……馬脱まぬけは無事にオリジナルを見分け、じょうを斃す事が出来るのか!?


続

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